- 椎夏 (E-No.12)
「うン。ありがとうダヨ。それジャ、もっとおかわりさせてもらうネ」
「ねェ、良かッたらルディさんモ今度、僕ノ部屋に遊びに来てネ。簡単ナ料理しか出来ないケド、僕もルディさんに何か作ってあげるネ」
「ガハハハハハハハッ!!!…うっ、ぐげっ!!ガホホッ、グガァ!!!!!(ぱたり)」
案の定、シュグナートは喉に詰まらせた!
「…どうせこんな事になるだろうと思った…放っておこう」
どうやら、シュグナートが喉に詰まらせても大丈夫なようだ。
「エへヘ…ルディさんの腕ヲ振るった料理ガ沢山食べられて嬉しいヨ」
「ブモモモォ!モォー」
「ふム。ほむちゃんモ美味しいって喜んでいるヨ。精霊兵も喜ブ料理が作れるなんテ、ルディさんは本当に凄いヨ」
「そ、そうね…あははは…;(精霊兵って、食事出来るの!?)」
「わァ…良かっタヨ。喜んデもらえて嬉しいナ。うン。ガイドマップがあれバ、これからハ余り迷わないデ済むヨ」
「って、釣りの本が一番良かったの!??!」
「そうナンダ。ルディさんハ釣りが好きなんダネ。しカモ、最近のヲトメにとってはカジキマグロの一本釣りハ大切な嗜みなんダネ」
「うン、約束ダヨ。今度、一緒ニ釣りに行こうネ。ノルトゼーっテ場所ガ盛んナ釣り場だカラ、そこで大丈夫カナ?」
「…そ、そうかしらね?マグロの一本釣りって、随分とワイルドなヲトメな気がするけど;」
「シュッとして、ビッとした、グッとした…まぁ、ナウい言葉ね。(しらー)
…はぁっ?げ、月刊ヒロイン…っ?!そんな雑誌が有るのね。世の中は広いわ…」
「へェ。そういう雑誌ガあるんダ。それヲ読んでいるカラ、ルディさんはかっこよくて可愛くて綺麗デ強そうなヒロインになったんダネ。ボクも読んでみたいナァ…ねぇ、この部屋ニ置いてあるノ?」
「嬉しいナ。ありがとうダヨ。うン。ボクにとってルディさんは大切ナ友達だヨ(にこにこ)
うン。食べすぎには気をつけるネ」
「…」
シュグナートは詰まらせたまま、まだ伸びている。
「…そいつには水で構わないわ。遠慮なく大量に押し込んじゃって構わないから」
「それジャ、ボクが頼んでいいカナ?葡萄酒ガ飲みたいナ」
「では、私は純米酒を…」
「妹さんトハ、見た目ハ似てないんダネ。デモ、目の色がルディさんと同じなら、きっと優しくテきれな目ヲしてるんジャないかなッテ思うヨ」
「ふム。それジャ、ルディさんの家族って皆楽しい人ばかりなんダネ。ルディさんの家族ト一緒にいるト、きっとルディさんと話をしているみたいニ楽しいんだろうネ」
「そうなんダ。デモ、それはルディさんの人徳だと思うナ。ルディさんガ優しいカラ、皆ルディさんに優しくしてくれるんダヨ、きッと」
「…そうね、多分人徳ね。触らぬ神に祟り無しって言うものね…」
ザネは白い目を向けた!
「そうなンダ。それヲ聞いて安心したヨ。でモ、ルディさんガ誰かと結婚するのハ、やっぱりなんだか悲しいヨ。ボクがルディさんト結婚出来たら良いのにナ…そしタラ、ルディさんのお嫁さんとし一緒にいられるのニ…(しゅん)」
「って、椎夏、あんたが嫁になってどうするのよ!!?;」