魔剣に宿る『意思』と思われる者。
その正体は、かつて100を超える盗賊の群れをたった一人で倒したと言う古の剣聖だと言われている。
残党によって夫が狙われ、夫を庇って矢を浴びて死去。
後に彼女の魂は、持ち刀の『村正』の影に形を変えて今に至る。
彼女が受けた運命なのかそれとも刀の呪いなのか・・・、
『村正』を手にした協会登録者は、ことごとく世を去っている。
それも愛する人を庇ってとか、愛しき者に刺し貫かれるなど、大抵が『悲壮』の死に方をしている。
ルトルが十歳のとき、窮地に立たされていたところを契約して救い、後に協会で再会して正式な契約者となる。
(性格)
本人は至って前向きで、決して弱みを見せようとはせずに常に明るく話す。
ルトルを『自分の弟子』というよりは、『一人の息子』として見ている。
隠し事だけは絶対に無理、隠してもすぐ顔に出てしまう(根が正直なのとフォローは入れるが・・・。)
最近ルトルと精霊力が同調してきたおかげで、ルトル以外とも話せるようになっている。
(魔剣の銘:『継承』)
生前のフィルが使い続けてきた、数々の秘剣を使えるようになる。
ただし、覚えるのは基礎のみでそこから先は自分でとのこと。
ルトルが使っている剣技も、フィルから教わった。