E-No.66
![]() | 本名:クレメンス・ロベール・アングリクス 通称:クレメンス |
- 一言メッセージ
- 「その剣が必要なのでしたら、この会員証をお受け取り下さい」
事態に理解が追いつかない。
クレメンスは、一度瞳を閉じ、ふぅ、と息をついた。
分かっている。今すぐに理解は必要無い。こういう時は御子様らしい対応を取ればいい。
自分の価値を考えれば、危険は避けるべきであり、会員証を受け取らずに帰る方がいい。
しかし、自分の使い道を考えるのならば、己の危険を顧みず、母を取り返す為に戦うべきだ。
それも、跡が残るような大きな傷を残さないよう、細心の注意を払いつつ。
美談は多いに越した事はない。
司祭が人間として優れていれば、女神は喜び恵みを与えてくれる。特に、未来に司祭になる子供が優秀な事は喜ばしい。今の生活が苦しくとも、その子供が成長する頃には生活は楽になるはずだ。
そう、市民は考える。
つまり、今の生活が苦しい事を許容してしまうのだ。
彼の故郷は、宗教という希望をちらつかせる事によって杜撰な政治への目を瞑らせる、そういう国だった。
「分かりました。僕にお手伝いできる事があるのでしたら何なりと。」
会員証を受け取り、にっこりと笑ってみせる。
女性も、にっこりと微笑み返す。
どこか、事務的な、笑み。
一人、廊下をとぼとぼと歩く。
聞いた話によれば、登録者は精霊協会に寄せられた依頼を請け負うものらしい。
剣自体は手元に戻ったが、精霊武具としての処理を受けていると説明を受けた。
大方、精霊武器をその血縁者が使用した場合の同調か何かの結果が欲しいのだろう。
ならば、その実戦試験は自分が行わなければならない。
同行した大人達と一度合流したいと思ったが、恐らくそれはそれで都合が悪いだろう。
大人達は立場として、自分を止めない訳にはいかない。
それらの考えはクレメンスの予想に過ぎなかったが、全て正しければ"自分が勝手に行動を起こし、その結果成功し、故郷は精霊協会の支援を受ける事ができるようになった"という事にしなければならないのだ。
(僕の思い違いなら嬉しいんだけど…)
ふと、自分が不貞腐れた表情をしていた事に気が付き、大袈裟にため息をつく。
「やりますよ。やればいいんでしょう」
体に合わない剣をよいしょ、と背負いなおし、少年は依頼を受けるべく事務局の窓口へと向かった。
お知らせ
- 登録状況
- 【クエスト】 継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、プロフィール登録、精霊術設定登録
- 精霊術の習得
- 具現:魔斧具現 を習得!
- スキルの鍛練
- 鍛練によって 具現 のLvが上昇! [3→4]
- メッセージ送信
- 何か [496] に 1件 のメッセージを送信!
- 装備品の強化
- 強化によって 主力 のLvが上昇! [0→1] [-100SP]
→ 攻撃 が上昇! [0→7]
→ 精度 が上昇! [0→3]
クエスト
クエスト名 | 模擬戦−精霊術未使用(HP1000) 【戦闘結果】 | |||
---|---|---|---|---|
パーティ名 | ![]() | 第66パーティ [P-No.66] | ||
メンバー | ![]() | さっちゃん [E-No.4] | ![]() | ヴァーナー [E-No.24] |
![]() | クレメンス [E-No.66] | ![]() | エスト [E-No.319] |
プロフィール

クラス | 御子さま | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
種族 | アーク・イブ | ||||||
性別 | 男性 | 年齢 | 13歳 | 身長 | 140cm | 体重 | 45kg |
少年はこの地よりずっと南の、砂漠の中のオアシスを囲む小さな国に生まれた。
宗教が盛んなその国の、高名な神官の血族の長男。
彼は幼い内から、宗教の、そして政治の道具となるべく"調整"されていた。
彼の将来と、彼の思想と、彼の言動の殆どは彼自身に委ねられておらず、彼はそれを理解した上で受け入れている。
それすらも見越して思想誘導されているのかもしれないと思いつつも、これ以上の答えが見つからない事も理解している。
全ては女神の思し召しなのだ。
目的を告げられぬ突然の旅立ち。
故郷から一歩も出たことの無かった少年は、純粋に浮かれていた。
大人達からかすかに動揺や不安の空気を感じたが、自分に気取られないよう注意している様子だったので、何も気が付いていないふりをした。
後から思えば、少しでも話を聞いておけばよかったのかもしれない。
――――――――――――――――――――
種族:アーク・イブ
褐色の肌に長い耳、体に赤い模様のあるダークエルフに似た種族。
自らの肉体を変形、変質させる事が出来る。
しかし原型が無くなるような大掛かりな変態は、純血でなおかつ訓練を受けた者にしかできない。
あまりに特異なものに肉体を変えてしまった場合、元に戻れなくなる事もある。
その能力は、現在では主に宗教儀式に用いられている。
宗教が盛んなその国の、高名な神官の血族の長男。
彼は幼い内から、宗教の、そして政治の道具となるべく"調整"されていた。
彼の将来と、彼の思想と、彼の言動の殆どは彼自身に委ねられておらず、彼はそれを理解した上で受け入れている。
それすらも見越して思想誘導されているのかもしれないと思いつつも、これ以上の答えが見つからない事も理解している。
全ては女神の思し召しなのだ。
目的を告げられぬ突然の旅立ち。
故郷から一歩も出たことの無かった少年は、純粋に浮かれていた。
大人達からかすかに動揺や不安の空気を感じたが、自分に気取られないよう注意している様子だったので、何も気が付いていないふりをした。
後から思えば、少しでも話を聞いておけばよかったのかもしれない。
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種族:アーク・イブ
褐色の肌に長い耳、体に赤い模様のあるダークエルフに似た種族。
自らの肉体を変形、変質させる事が出来る。
しかし原型が無くなるような大掛かりな変態は、純血でなおかつ訓練を受けた者にしかできない。
あまりに特異なものに肉体を変えてしまった場合、元に戻れなくなる事もある。
その能力は、現在では主に宗教儀式に用いられている。
アイコン一覧
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サブプロフィール

母は眠る。その体に温もりは無い。
ステータス
HP | 潜在P | SP | GP |
---|---|---|---|
1000 | 0 | 900 | 1,000 |
増幅 | 放出 | 治癒 | 結界 | 強化 | 操作 | 具現 | 中和 | 精製 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv4 | Lv0 | Lv0 |
精霊術
術No | 系統 | 種別 | MPコスト | 対象 拡大 | 対抗 発動 | 術名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
火 | 水 | 風 | 土 | ||||||
23 | 具現 | 魔剣具現 | 10 | 10 | 10 | 10 | × | × | 聖女の冷たい骸 |
61 | 具現 | 魔斧具現 | 30 | -- | -- | -- | × | × | |
64 | 具現 | 魔盾具現 | -- | -- | -- | 30 | × | × | 全ての力への拒絶 |
装備品
主力: 片手 | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | 総SP | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 0 | 7 | 0 | 3 | 0 | ||
スロット1 | ||||||||
スロット2 | ||||||||
スロット3 |
補助: 盾 | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | 総SP | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
スロット1 | ||||||||
スロット2 | ||||||||
スロット3 |
防具: 中鎧 | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | 総SP | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
スロット1 | ||||||||
スロット2 | ||||||||
スロット3 |
攻撃力 | 命中力 | 受け 防御力 | 受け 成功力 | 防御力 | 回避力 | |
---|---|---|---|---|---|---|
主力 | 107 | 103 | 50 | 51 | 100 | 100 |
補助 | 0 | 0 | 100 | 100 |
所持アイテム (0/25)
No | 種別 | 装備 | アイテム名 | 価値 |
---|---|---|---|---|
所持アイテムはありません |