E-No.301
![]() | 本名:ヴァーサ・ライン 通称:らいん |
- 一言メッセージ
(‥‥参ったな?)
やはりか、と疑惑を確信へとスライドさせながら、俺は改めて抱く竜珠に意識を集中する。
けれども――精霊協会から貰い受けた紅のそれは黙して応じない。
早い話が。
魔力使役補助の物品であるからして、使えて当然の筈である発声補助と形態変化を受け付けない。
沈黙を舐めるように見つめて‥ひとつ、嘆息。
先程の戦闘で、この武具の持つ攻撃力は確かに証明された。
俺が他に有する他の2つと比べるとかなり強力であることは確かだ。
けれどあまりに攻撃に尖りすぎている。
声を掛けてきた娘と、白狼を伴う娘との共同戦線においては、手持ちの竜珠を発声用に発動させつつという形をとった。
‥同時発動しても競合は起こさないようだから支障はないものの不便なものだ。
(あまりに攻撃に鋭化された竜珠か――‥)
貰ったときの様子が頭を掠める。
受験勉強を始めるまでは知る由もなかったことであるが、この精霊協会の名の由来ともなっている精霊術はそもそも、人間が‥例え方は悪いが、俺のような魔性を相手取る為に編み出され、進歩を遂げてきたものだという。
人語を解し、話すとはいえ俺は人間ではない。
どちらかなどと言わずもがな、魔物に近い存在であるだろう。
極端な話ではあるが、現在の精霊術は知識を持っている魔物に対しても受験さえ突破すれば分け隔てなく与えられるということで――。
何かしらの防衛術策は敷いてあるのだとしても些か説得力に欠いている気がする。
過剰と思える攻撃力と、何かしら関係があるのだろうか‥?
穿ち過ぎ、だろうか。
(‥いかんいかん。折角"冒険"を求めてきたのにこうも危機回避ばかり考えていては仕様もないな)
ひとまず、自前の竜珠に念じて体を亜人のそれに押し込める。
‥此処では完全に擬態する必要はないだろう。
流石に実に重きをおく軍のそれらと較べると、どれもが豪壮華美で観ていて面白い。
同じような物見らしいヒトたちとすれ違いながら、これから訪れる"冒険"に何を差し当たり、目標に据えるか考えていると――
視界の端に、見覚えのある鮮やかな赤。
奇縁に取りとめもない思考が吹き飛ぶのは必然というものだった。
お知らせ
- 登録状況
- 【クエスト】 継続登録、戦闘設定登録、プロフィール登録、セリフ登録
- 精霊術の習得
- 放出:水冷 を習得!
- スキルの鍛練
- 鍛練によって 放出 のLvが上昇! [3→4]
- アイテムの購入
- 抽選に外れたため 水の加護 Lv1 を購入できなかった……
- 装備品の強化
- 強化によって 主力 のLvが上昇! [0→1] [-100SP]
→ 攻撃 が上昇! [0→10]
強化によって 補助 のLvが上昇! [0→1] [-100SP]
→ 攻撃 が上昇! [0→10]
強化によって 防具 のLvが上昇! [0→1] [-100SP]
→ 攻撃 が上昇! [0→10]
- 霊玉の装備
- 【主力:スロット1】 [No.26] にアイテムは存在しません……
クエスト
クエスト名 | 模擬戦−増幅・放出使用(HP1000) 【戦闘結果】 | |||
---|---|---|---|---|
パーティ名 | ![]() | hi・po・po〜海の香りに誘われて〜 [P-No.90] | ||
メンバー | ![]() | ミルザム [E-No.35] | ![]() | 瑞希 [E-No.90] |
![]() | フリッツ [E-No.118] | ![]() | らいん [E-No.301] |
プロフィール

クラス | まもの | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
種族 | 水竜種 | ||||||
性別 | 男性 | 年齢 | 118歳 | 身長 | 216cm | 体重 | ???kg |
そこそこルーツの旧い海竜種。
海草やおさかなを食んで暮らしていたらうっかり船に体当たりして沈めてしまい、討伐指定された少し間の抜けた親を持つ。
きょどって為されるが侭の親に代わって助命を請いながら大暴れした。
結果的に話が通じることを買われて海軍に従属するのを条件に討伐隊のトップに助命を受け入れられる。
人に近い姿が帯びられるようになったり、死に掛けたり。
潤沢な経験とともに紆余曲折を経て正式に入軍することとなり、説得役になったり前線を張ったり奮戦した。
その途で受けた傷で声が出ない。
とはいっても、軍での訓練により自由に使役出来るようになった魔力で補助できているので疎通に不便はない。
数十年来、軍に勤め倒していたものの実子が入軍したのを機に退役。
実の親を養いがてらちょっとした宿を営んでいたが、
経営は実家の近辺で営み始めた(結構な辺境)こともあり、閑古鳥ですら鳴きを潜めるほどで。
食料確保には困らないものの、軍勤めだった頃と比べて退屈に過ぎて引っ越そうか割と真剣に悩んでいた。
今でも軍で懇意にしたひととは文通、または直接顔を合わせるなりでそれなりに関係性は維持しており、
そんな旧知から時折訓練を一通り済ませて増長気味になっている若手を被害者面して出迎え、
送り出してはその船を沈めてくいころす‥手前までやってから送り返す、ということをほぼ副業としてやっていた。
小額ながらもそれで貰える手間賃というか。
お小遣いというか。
お情け賃というかが主収入になってしまっていた。
これはあんまりではないかと、一念発起。
副業で貰えるおかねと、副々業として魚を売ったり握ったりして引っ越すだけのお金をこつこつ貯め、めでたく都会に新しく家を建て直し引越した。
都会に転じてからしばらくは平穏かつ賑やかな生活を暫くしていたのだが、ふとあるとき"精霊協会"の話を耳に挟む。
冒険。
任務も義務も規律もない日常。
そんなフレーズに見事に魅了されてしまい、少し仕事が鈍ったところをこれまた見事に親に看破される。
はじめは誤魔化していたものの、親の目は欺けなかったらしく。
宿を夫婦と奥さんが手を取り合ってハッスルきりもりしはじめて。
"精霊協会"受験をみな揃ってプッシュしはじめて。
親には、これまで散々世話になってきたんだから、少しくらいお前の好きにやってくれないかと言われ。
妻には、私が大暴れしていいですよ、ってあの頃あなたに命じたときと同じ顔をしていると妙なことを言われ。
ちょっとくらい自分の時間を持ってもいいじゃないかと退路を遮断されつつ諭され――
その競争倍率などは小耳に挟んでいたし、根っからの武闘派の俺なんかじゃあとても受かるはずも無いよなあと思いつつも、半信半疑ではじめての"受験勉強"をはじめて――――
気が付いたら、受かってた。
<‥‥あれ?>
幾重の試験を勝ち抜いたという感覚は、今も薄い。
故にか未だ、協会員の一に加わったという自覚は薄いようだ。
海草やおさかなを食んで暮らしていたらうっかり船に体当たりして沈めてしまい、討伐指定された少し間の抜けた親を持つ。
きょどって為されるが侭の親に代わって助命を請いながら大暴れした。
結果的に話が通じることを買われて海軍に従属するのを条件に討伐隊のトップに助命を受け入れられる。
人に近い姿が帯びられるようになったり、死に掛けたり。
潤沢な経験とともに紆余曲折を経て正式に入軍することとなり、説得役になったり前線を張ったり奮戦した。
その途で受けた傷で声が出ない。
とはいっても、軍での訓練により自由に使役出来るようになった魔力で補助できているので疎通に不便はない。
数十年来、軍に勤め倒していたものの実子が入軍したのを機に退役。
実の親を養いがてらちょっとした宿を営んでいたが、
経営は実家の近辺で営み始めた(結構な辺境)こともあり、閑古鳥ですら鳴きを潜めるほどで。
食料確保には困らないものの、軍勤めだった頃と比べて退屈に過ぎて引っ越そうか割と真剣に悩んでいた。
今でも軍で懇意にしたひととは文通、または直接顔を合わせるなりでそれなりに関係性は維持しており、
そんな旧知から時折訓練を一通り済ませて増長気味になっている若手を被害者面して出迎え、
送り出してはその船を沈めてくいころす‥手前までやってから送り返す、ということをほぼ副業としてやっていた。
小額ながらもそれで貰える手間賃というか。
お小遣いというか。
お情け賃というかが主収入になってしまっていた。
これはあんまりではないかと、一念発起。
副業で貰えるおかねと、副々業として魚を売ったり握ったりして引っ越すだけのお金をこつこつ貯め、めでたく都会に新しく家を建て直し引越した。
都会に転じてからしばらくは平穏かつ賑やかな生活を暫くしていたのだが、ふとあるとき"精霊協会"の話を耳に挟む。
冒険。
任務も義務も規律もない日常。
そんなフレーズに見事に魅了されてしまい、少し仕事が鈍ったところをこれまた見事に親に看破される。
はじめは誤魔化していたものの、親の目は欺けなかったらしく。
宿を夫婦と奥さんが手を取り合ってハッスルきりもりしはじめて。
"精霊協会"受験をみな揃ってプッシュしはじめて。
親には、これまで散々世話になってきたんだから、少しくらいお前の好きにやってくれないかと言われ。
妻には、私が大暴れしていいですよ、ってあの頃あなたに命じたときと同じ顔をしていると妙なことを言われ。
ちょっとくらい自分の時間を持ってもいいじゃないかと退路を遮断されつつ諭され――
その競争倍率などは小耳に挟んでいたし、根っからの武闘派の俺なんかじゃあとても受かるはずも無いよなあと思いつつも、半信半疑ではじめての"受験勉強"をはじめて――――
気が付いたら、受かってた。
<‥‥あれ?>
幾重の試験を勝ち抜いたという感覚は、今も薄い。
故にか未だ、協会員の一に加わったという自覚は薄いようだ。
アイコン一覧
1 | ![]() | 2 | ![]() |
---|
ステータス
HP | 潜在P | SP | GP |
---|---|---|---|
1000 | 0 | 700 | 1,000 |
増幅 | 放出 | 治癒 | 結界 | 強化 | 操作 | 具現 | 中和 | 精製 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Lv0 | Lv4 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 |
精霊術
術No | 系統 | 種別 | MPコスト | 対象 拡大 | 対抗 発動 | 術名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
火 | 水 | 風 | 土 | ||||||
4 | 放出 | 魔力の槍 | -- | -- | 30 | -- | ○ | ○ | 水竜式氷柱術 |
6 | 放出 | 魔力の矢 | -- | 30 | -- | -- | × | × | |
52 | 放出 | 水冷 | -- | 30 | -- | -- | ○ | ○ |
装備品
主力: 遠隔 | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | 総SP | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | ||
スロット1 | ||||||||
スロット2 | ||||||||
スロット3 |
補助: 腕甲 | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | 総SP | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | ||
スロット1 | ||||||||
スロット2 | ||||||||
スロット3 |
防具: 重鎧 | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | 総SP | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | ||
スロット1 | ||||||||
スロット2 | ||||||||
スロット3 |
攻撃力 | 命中力 | 受け 防御力 | 受け 成功力 | 防御力 | 回避力 | |
---|---|---|---|---|---|---|
主力 | 114 | 125 | 25 | 25 | 110 | 90 |
補助 | 0 | 0 | 0 | 0 |
所持アイテム (0/25)
No | 種別 | 装備 | アイテム名 | 価値 |
---|---|---|---|---|
所持アイテムはありません |