精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.90  (第6回:2011/9/24)

E-No.90

本名:星 瑞希
通称:瑞希
一言メッセージ
「……ごめん、手元が狂っちゃった」
私は、いつもよりダメージの大きかった今回の戦闘の後にそう呟いた。
思ったように状況把握をすることが出来なくて、皆を何度も敵の攻撃に晒してしまった。
皆は明るく大丈夫とか、気にするなとか言ってくれて私は少し安堵した。
思い出すな。
思い出すな。
思い出すな。
思い出すな。
思い出すな。
思い出すな。
思い出すな。
思い出すな。
強く念じれば念じるほどに、それは私の脳内を蝕んでいく。
軽い吐き気と、めまい。
立っていられなくなり、私はその場にしゃがみこむ。
皆に気付かれないよう物影に入り、手で口と鼻を抑え過呼吸気味になっていたのを落ち着ける。

私の脳に刻み込まれた映像は。

血。血。血。死体。血。血。死体。


間近に感じる、死。

私が与えた、死。
_____________________________________________
17歳になった日の事だった。
私が山賊討伐隊に同行したのは。
この街は他の街と比べて治安が良く、事件が起こることも滅多になかった。
昼も夜も、いつも軍人の誰か彼かが見回りをしており
誰もその目の前で犯罪を起こそうなど考えもしないからだ。
しかしそれも街の中だけの話。
一歩門を出た後に街道を外れれば山賊やならず者、野生のモンスターなどもうろうろしている。
馬車や商人等が被害を受けることも少なくなく、問題になっていた。

その時私は、父から「軍人見習い」という称号をもらっており
軍事学校には通わず、軍本部での手伝いに没頭していた。
最初は書類整理・物運び・お茶淹れ 様々な雑用を命じられ、こなしていた。
年端も行かぬ女の子が、男ばかりの軍本部で働いていたのだ。
私は妹分のように可愛がられ、また様々な話や指導をしてもらうことができた。
そんな中、父の発言で私は軍会議を見学させてもらえるようになったのだ。
そこでは父は普段見せないような厳格な表情をしており、私はとても父が誇らしく感じられた。
それと同時に私は、これから自分がなろうとしている立場の重さを改めて感じていた。

そんな日々を繰り返すうち私は、山賊討伐の任務に同行させてもらえることになり
父には危険だから注意するようにと散々念を押されたのち、軍に同行したのだった。

険しい道を超え、山賊たちが身を潜めているといわれた洞穴にたどり着いた。
私は後方から、父と一緒に恐る恐るついていく。
……中はとても静かだった。
こちらに気付き、息を潜めている?ううん違う。
まるで生気が、感じられない。
前を歩く数十名の兵士達も、その異常さに少々戸惑っているようだった。
しかし戸惑いは迷いを生み、迷いは死を誘う。
勇敢に踏み入っていく兵士の数名が、小さな声をあげ立ち止まった。
そこに広がっていたのは、山賊達と思われる者達の、無残にも殺された死体だった。
どれほどの巨大な爪によるものだろう、大きく抉られた傷跡は兵士の持つ松明の明かりに照らされ
赤く黒く光っていた。
ここで気を失ってしまえば、どれだけ楽だっただろう。
私は強がったのだ。これで負けるようなら、私は立派な軍人になどなれないと。
足は震え手は凍えたように冷たく、息は荒く心臓はうるさく脈を打つ。
それでも私はついていく。わざとその光景を目に焼きつけ、歩んでいく。
これも、いつか乗り越えないといけない壁。
それなら今の内から少しでも、と。私はそう思って。


その洞穴に巣食っていたのは、この辺りでは見かけないような。
凶暴で残忍な性格を持つ魔物だった。
私は一応知ってはいた。
本当にたまにだけど、街を訪れる冒険者やハンター向けの掲示板に、この魔物が載っていたのだ。
ランクはA。S〜Fまである中のAだった。そう私は記憶している。
父ももちろんそれを知っていたのだろう。
向こうが気付かないうちに撤退の指示を出す。
もし気付かれようものなら、確実に犠牲が出る。
兵士達が音を出さず、静かに踵を返し洞穴の入り口へと向かっていく。
私も父の後ろをついて一緒に向かっていく。しかし。
「きゃっ!?」
私の足を、何かがつかむ感覚。
ぎりぎりと強く締め付けられ、足首が痛む。
そして奥から、咆哮が轟く。
私の声に気付いたのだ、魔物が。
私は足首をつかむ何者かと必死に振り払おうとするが、向こうの力は強く決して離してくれなかった。
それに気付いた兵士が私の足元を照らし、私は更に悲鳴を上げる。
それは、男だった。もう、息絶えてもおかしくない程に重症を負い、血に塗れた山賊だった。
同時に魔物の黒い影が視界に写る。私は必死だった。目の前に死が迫っていたのだから。
自分が何をしたのかわからないけれど、気付けばその手は離れていた。
男は体の一部を氷漬けにされ、苦痛にもがいていた。
何が起こったのか理解できずうろたえる私を、父が思い切り引っ張り外へと連れ出す。
不幸中の幸いか。私が氷漬けにしたであろうあの男が、囮になったのだ。
軍の中で誰一人と犠牲にならなかったのが、救いだった。
そして私は、氷属性の魔術にも目覚めた。しかし。


私は 人の命を 犠牲にして 生き延びたのだ。

お知らせ

登録状況
【クエスト】 継続登録、戦闘設定登録、セリフ登録、精霊術設定登録
【イベント】 武術会【混沌杯】
精霊術の習得
結界:庇護 を習得!
スキルの鍛練
鍛練によって 結界 のLvが上昇! [6→7]
アイテムの精製
霊玉原石 Lv1 を精製!
水の支配者 Lv1 を獲得!
装備品の強化
強化によって 補助 のLvが上昇! [3→4] [-400SP]
防御 が上昇! [30→40]

イベント(精霊武術会【秩序杯】)

イベント名
パーティ名
メンバーミルザム
 [E-No.35]
瑞希
 [E-No.90]
フリッツ
 [E-No.118]
らいん
 [E-No.301]

イベント(精霊コロシアム)

イベント名
対戦相手カーク
 [E-No.73] (1試合目)
ライム
 [E-No.501] (2試合目)
レサ
 [E-No.498] (3試合目)
シュヴァリエ
 [E-No.299] (4試合目)
先生
 [E-No.2] (5試合目)

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバーミルザム
 [E-No.35]
瑞希
 [E-No.90]
フリッツ
 [E-No.118]
らいん
 [E-No.301]

プロフィール

クラス
種族
性別女性年齢17歳身長167cm体重48kg
責任感が強く、人を引っ張っていくのが得意な少女。
いわゆる「委員長気質」であり、あれこれを指示を出したり
みんなをまとめるのが得意。
また、不正やズルには厳しい。
どんな場であっても正々堂々フェアであることを好む。

水を凍らせる術を得手としており、水を無尽蔵に出せる「アクアジェム」から
出した水を凍らせ攻撃に用いたり防御壁に用いたりする。
どちらかというと、フィールドを操作し自分たちの有利なフィールドを
展開する戦法を得意としている。

アイコン一覧

12345678

ステータス

HP潜在PSPGP
100006002,300
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
Lv0Lv0Lv0Lv7Lv0Lv0Lv0Lv0Lv0

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
11結界障壁結界------30厳氷絶壁
12結界反射結界30------鏡氷壁
39結界保護結界----30--フリジストローレン
160結界幻惑結界--30----
95結界擬態結界--30----×砕氷乱光
124結界庇護------30×

装備品

主力: 片手LvCP攻撃防御精度総SP
アクアジェム
水を無尽蔵に生み出すことのできる宝玉。水を凍らせる能力を持つ瑞希との相性は抜群。
210200300
スロット1
スロット2
スロット3
補助: 盾LvCP攻撃防御精度総SP
リストバンド
少量の水を生み出し凍らせることで、氷の盾を生み出すことのできるバンド。
4204001000
スロット1
スロット2
スロット3
防具: 軽鎧LvCP攻撃防御精度総SP
フリジストローレン
瑞希が常に周りに張り巡らせている薄い氷の結界。
310300600
スロット1
スロット2
スロット3
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力1001006050130110
補助00136100

所持アイテム (1/25)

No種別装備アイテム名価値
1霊玉水の支配者 Lv1100
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