E-No.301
![]() | 本名:ヴァーサ・ライン 通称:らいん |
- 一言メッセージ
- ぼーっと水浴びをしていた時のことだ。
いつものように狭いながらの水中を駆け、身体を清めて水から上がる。
特に意味もない息をひとつ宙空に吐き出して、しんしんと冷える空気のなかで身を大袈裟に振るい水気を切る。
普段ならそれから、念入りに身体を拭い、最低限の化身を経てからいつもの集合場所に向かうのだが。
今回は――そうもいかなかった。
化身を解いてはならぬと本能が告げる。
俺が上がって尚も、一向に消えぬ波紋。
なにか、くる。
寒さの為ではない。
その気配に全身の毛が逆立っているのが、我ながらありありと感じ取れた。
「‥‥」
ぎり、と牙が鳴る。
じわじわとその揺れを大にしていた波紋たちはいまや、表面張力で誤魔化せない数多の飛沫となってきていた。
かつて一度だけ目にしたことがある。
そして今は、書籍で溜め込んだ知識もある。
何よりもそこから漏れてくるものがとても尋常とは言い難いもので。
水浴びに使っていた小規模な池は、特にこれといって仕掛けはなかった。
幾度泳いでも特別な石や陣の類を見ることもなかったし、そこに湛えた水だって普通のそれと差異なかった。
つまるところ。
まったくの自然な状態、未着手であるそれを"門"にできる存在――
飛沫が、内側から爆ぜた。
"とんでもないもの"の来訪に身構える。
間違いなくあの水場は縄張りではなかったはずだ。
何を目的としてやってきたのか。
それが物見遊山ならともかくとして、もし先述――縄張りとする為だったとすると。
そこにいた魔性‥つまるところ、先客は排除されて然るべきだ。交戦は不可避となるだろう。
そうなってしまうと、こちらも札がないではないとはいえ、かなり厄介なことになる――
‥そんな緊張感だらけの思索は。
湖を割って現れた、蒼の躰と黒曜の鬣。
それが見覚えのあるものだと気がついてから、吹き飛んだ。
「ヴァーサ殿!」
‥流石、というべきなんだろうか。
水の一滴もその体から滴らせることなく降り立った"彼女"は、俺の前に音すら立てずに降り立って――ばしっ、と敬礼した。
‥‥あまりに唐突で、ぽかんとする俺に。
存在上位として一度教えを請うてから、細々ながらも縁の続いている精霊竜はにぱっと笑って抱きついてきた。
「ヴァーサ殿を見込んで、お願いがあるんです!」
お願い?
俺なんかに出来ることがあるんだろうか?
「ちょっとこの仔、預かっててくれませんか!!」
「‥‥」
「えっ?」
「今からちょっと面倒なこと鎮圧しなきゃならなくて!近くにはヴァーサ殿しか信おけぬひとがいなくて!おねがいします!!」
まさに怒涛の勢いで。
彼女は腰に載せていたちっちゃな黄色い竜を俺の頭の上に載せて。
またぞろすぐに湖に飛び込んで消えていった。
「えっ?」
「‥‥ははうえはあいかわらず、そそっかしいなあ」
嵐は去った。
なんだか、訪れたときよりも数倍忙しく去っていった。
頭の上に、齢の割に賢明そうな仔竜を残して。
お知らせ
- 登録状況
- 【クエスト】 継続登録、プロフィール登録、サブプロフィール登録
- 精霊術の習得
- 放出:狙撃II を習得!
- スキルの鍛練
- 鍛練によって 放出 のLvが上昇! [17→18]
- アイテムの購入
- 抽選に外れたため 攻撃力アップ Lv1 を購入できなかった……
霊玉原石 Lv1 を購入! [-200GP]
霊玉原石 Lv1 を購入! [-200GP]
- アイテムの精製
- 霊玉原石 Lv1 を精製!
→ [+1] … 失敗 [2%]
→ 不意打ち Lv1 を獲得! - 霊玉原石 Lv1 を精製!
→ 挑発付加 Lv1 を獲得!
- 霊玉の装備
- 【主力:スロット3】 腐食 Lv1 を取り外して 土重付加 Lv1 を装備!
【補助:スロット2】 火の支配者 Lv1 を装備!
クエスト
クエスト名 | 模擬戦−操作使用(HP1500) 【戦闘結果】 | |||
---|---|---|---|---|
パーティ名 | ![]() | hi・po・po〜海の香りに誘われて〜 [P-No.90] | ||
メンバー | ![]() | ミルザム [E-No.35] | ![]() | 瑞希 [E-No.90] |
![]() | フリッツ [E-No.118] | ![]() | らいん [E-No.301] |
プロフィール

クラス | まもの | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
種族 | 水竜種 | ||||||
性別 | 男性 | 年齢 | 118歳 | 身長 | 216cm | 体重 | ???kg |
そこそこルーツの旧い海竜種。
海草やおさかなを食んで暮らしていたらうっかり船に体当たりして沈めてしまい、討伐指定された少し間の抜けた親を持つ。
きょどって為されるが侭の親に代わって助命を請いながら大暴れした。
結果的に話が通じることを買われて海軍に従属するのを条件に討伐隊のトップに助命を受け入れられる。
人に近い姿が帯びられるようになったり、死に掛けたり。
潤沢な経験とともに紆余曲折を経て正式に入軍することとなり、説得役になったり前線を張ったり奮戦した。
数十年来、軍に勤め倒していたものの実子が入軍したのを機に退役。
実の親を養いがてらちょっとした宿を営んでいたが、
経営は実家の近辺で営み始めた(結構な辺境)こともあり、閑古鳥ですら鳴きを潜めるほどで。
食料確保には困らないものの、軍勤めだった頃と比べて退屈に過ぎて引っ越そうか割と真剣に悩んでいた。
今でも軍で懇意にしたひととは文通、または直接顔を合わせるなりでそれなりに関係性は維持しており、
そんな旧知から時折訓練を一通り済ませて増長気味になっている若手を被害者面して出迎え、
送り出してはその船を沈めてくいころす‥手前までやってから送り返す、ということをほぼ副業としてやっていた。
その途で受けた傷で声が出ない。
とはいっても、軍での訓練により自由に使役出来るようになった魔力で補助できているので疎通に不便はない。
小額ながらもそれで貰える手間賃というか。
お小遣いというか。
お情け賃というかが主収入になってしまっていた。
これはあんまりではないかと、一念発起。
副業で貰えるおかねと、副々業として魚を売ったり握ったりして引っ越すだけのお金をこつこつ貯め、めでたく都会に新しく家を建て直し引越した。
都会に転じてからしばらくは平穏かつ賑やかな生活を暫くしていたのだが、ふとあるとき"精霊協会"の話を耳に挟む。
冒険。
任務も義務も規律もない日常。
そんなフレーズに見事に魅了されてしまい、少し仕事が鈍ったところをこれまた見事に親に看破される。
はじめは誤魔化していたものの、親の目は欺けなかったらしく。
宿を夫婦と奥さんが手を取り合ってハッスルきりもりしはじめて。
"精霊協会"受験をみな揃ってプッシュしはじめて。
親には、これまで散々世話になってきたんだから、少しくらいお前の好きにやってくれないかと言われ。
妻には、私が大暴れしていいですよ、ってあの頃あなたに命じたときと同じ顔をしていると妙なことを言われ。
ちょっとくらい自分の時間を持ってもいいじゃないかと退路を遮断されつつ諭され――
その競争倍率などは小耳に挟んでいたし、根っからの武闘派の俺なんかじゃあとても受かるはずも無いよなあと思いつつも、半信半疑ではじめての"受験勉強"をはじめて――――
気が付いたら、受かってた。
<‥‥あれ?>
幾重の試験を勝ち抜いたという感覚は、今も薄い。
故にか未だ、協会員の一に加わったという自覚は薄いようだ。
海草やおさかなを食んで暮らしていたらうっかり船に体当たりして沈めてしまい、討伐指定された少し間の抜けた親を持つ。
きょどって為されるが侭の親に代わって助命を請いながら大暴れした。
結果的に話が通じることを買われて海軍に従属するのを条件に討伐隊のトップに助命を受け入れられる。
人に近い姿が帯びられるようになったり、死に掛けたり。
潤沢な経験とともに紆余曲折を経て正式に入軍することとなり、説得役になったり前線を張ったり奮戦した。
数十年来、軍に勤め倒していたものの実子が入軍したのを機に退役。
実の親を養いがてらちょっとした宿を営んでいたが、
経営は実家の近辺で営み始めた(結構な辺境)こともあり、閑古鳥ですら鳴きを潜めるほどで。
食料確保には困らないものの、軍勤めだった頃と比べて退屈に過ぎて引っ越そうか割と真剣に悩んでいた。
今でも軍で懇意にしたひととは文通、または直接顔を合わせるなりでそれなりに関係性は維持しており、
そんな旧知から時折訓練を一通り済ませて増長気味になっている若手を被害者面して出迎え、
送り出してはその船を沈めてくいころす‥手前までやってから送り返す、ということをほぼ副業としてやっていた。
その途で受けた傷で声が出ない。
とはいっても、軍での訓練により自由に使役出来るようになった魔力で補助できているので疎通に不便はない。
小額ながらもそれで貰える手間賃というか。
お小遣いというか。
お情け賃というかが主収入になってしまっていた。
これはあんまりではないかと、一念発起。
副業で貰えるおかねと、副々業として魚を売ったり握ったりして引っ越すだけのお金をこつこつ貯め、めでたく都会に新しく家を建て直し引越した。
都会に転じてからしばらくは平穏かつ賑やかな生活を暫くしていたのだが、ふとあるとき"精霊協会"の話を耳に挟む。
冒険。
任務も義務も規律もない日常。
そんなフレーズに見事に魅了されてしまい、少し仕事が鈍ったところをこれまた見事に親に看破される。
はじめは誤魔化していたものの、親の目は欺けなかったらしく。
宿を夫婦と奥さんが手を取り合ってハッスルきりもりしはじめて。
"精霊協会"受験をみな揃ってプッシュしはじめて。
親には、これまで散々世話になってきたんだから、少しくらいお前の好きにやってくれないかと言われ。
妻には、私が大暴れしていいですよ、ってあの頃あなたに命じたときと同じ顔をしていると妙なことを言われ。
ちょっとくらい自分の時間を持ってもいいじゃないかと退路を遮断されつつ諭され――
その競争倍率などは小耳に挟んでいたし、根っからの武闘派の俺なんかじゃあとても受かるはずも無いよなあと思いつつも、半信半疑ではじめての"受験勉強"をはじめて――――
気が付いたら、受かってた。
<‥‥あれ?>
幾重の試験を勝ち抜いたという感覚は、今も薄い。
故にか未だ、協会員の一に加わったという自覚は薄いようだ。
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サブプロフィール

・泓(アイコン3番)
精霊系の水竜種と、実体をもつ地竜種の血を継ぐ幼竜。
精霊系の水竜種と、実体をもつ地竜種の血を継ぐ幼竜。
ステータス
HP | MP増加量 | スタミナ | 潜在P | SP | GP |
---|---|---|---|---|---|
1150 | 13 | 26 | 0 | 1,500 | 3,000 |
増幅 | 放出 | 治癒 | 結界 | 強化 | 操作 | 具現 | 中和 | 精製 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Lv0 | Lv18 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 |
精霊術
術No | 系統 | 種別 | MPコスト | 対象 拡大 | 対抗 発動 | 術名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
火 | 水 | 風 | 土 | ||||||
4 | 放出 | 魔力の槍 | -- | -- | 40 | -- | ○ | ○ | 穿氷柱 |
4 | 放出 | 魔力の槍II | -- | -- | 80 | -- | ○ | ○ | |
5 | 放出 | 魔力の刃 | 40 | -- | -- | -- | × | × | |
6 | 放出 | 魔力の矢 | -- | 40 | -- | -- | ○ | × | 剣鱗氷雨 |
6 | 放出 | 魔力の矢II | -- | 80 | -- | -- | ○ | × | |
37 | 放出 | 魔力の槌 | -- | -- | -- | 40 | × | × | |
132 | 放出 | 榴弾 | -- | -- | 40 | -- | × | × | 身撃つ咆哮 |
132 | 放出 | 榴弾II | -- | -- | 80 | -- | × | × | |
133 | 放出 | 衝撃波 | -- | -- | 60 | -- | × | × | |
134 | 放出 | 地撃波 | -- | -- | -- | 60 | × | × | 地砕きの息 |
51 | 放出 | 火炎 | 40 | -- | -- | -- | ○ | ○ | |
51 | 放出 | 火炎II | 80 | -- | -- | -- | ○ | ○ | |
52 | 放出 | 水冷 | -- | 40 | -- | -- | ○ | ○ | |
53 | 放出 | 風雷 | -- | -- | 40 | -- | ○ | ○ | |
54 | 放出 | 土重 | -- | -- | -- | 40 | ○ | ○ | |
181 | 放出 | 狙撃 | 10 | 10 | 10 | 10 | × | ○ | 竜炯眼 |
181 | 放出 | 狙撃II | 20 | 20 | 20 | 20 | × | ○ |
装備品
主力: 遠隔 (武器) | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | 総SP | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | 3 | 70 | 0 | 0 | 2,800 | ||
スロット1 | 魂喰らい Lv1 | |||||||
スロット2 | 風雷付加 Lv1 | |||||||
スロット3 | 土重付加 Lv1 |
補助: 腕甲 (防具) | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | 総SP | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6 | 3 | 60 | 0 | 0 | 2,100 | ||
スロット1 | 風の支配者 Lv1 | |||||||
スロット2 | 火の支配者 Lv1 | |||||||
スロット3 | 水の支配者 Lv1 |
防具: 重鎧 (防具) | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | 総SP | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6 | 3 | 50 | 10 | 0 | 2,100 | ||
スロット1 | アイテム精製の極意 Lv1 | |||||||
スロット2 | 麻痺耐性 Lv1 | |||||||
スロット3 | 鉄壁 Lv1 |
攻撃力 | 命中力 | 受け 防御力 | 受け 成功力 | 防御力 | 回避力 | |
---|---|---|---|---|---|---|
主力 | 165 | 125 | 25 | 25 | 121 | 90 |
補助 | 0 | 0 | 0 | 0 |
同調値一覧
霊玉名 (武器) | 同調値 |
---|---|
風雷付加 | 4 |
土重付加 | 2 |
魂喰らい | 4 |
腐食 | 5 |
ダメージスロット | 5 |
シールドブレイク | 5 |
狙い撃ち | 5 |
霊玉名 (防具) | 同調値 |
---|---|
猛毒耐性 | 5 |
麻痺耐性 | 4 |
土重耐性 | 5 |
鉄壁 | 5 |
先制 | 5 |
霊玉名 (武器・防具) | 同調値 |
---|---|
精度アップ | 5 |
火の支配者 | 5 |
水の支配者 | 5 |
風の支配者 | 4 |
睡眠活性 | 5 |
アイテム精製の極意 | 5 |
霊玉名: 【青字】 同調値は上昇可能 / 【赤字】 同調値は上限に達している
所持アイテム (18/25)
No | 種別 | 装備 | アイテム名 | 価値 |
---|---|---|---|---|
1 | 霊玉 | 主1 | 魂喰らい Lv1 (武器) | 100 |
2 | 霊玉 | 主2 | 風雷付加 Lv1 (武器) | 100 |
3 | 霊玉 | 主3 | 土重付加 Lv1 (武器) | 100 |
4 | 霊玉 | 補1 | 風の支配者 Lv1 | 100 |
5 | 霊玉 | 補2 | 火の支配者 Lv1 | 100 |
6 | 霊玉 | 補3 | 水の支配者 Lv1 | 100 |
7 | 霊玉 | 防1 | アイテム精製の極意 Lv1 | 100 |
8 | 霊玉 | 防2 | 麻痺耐性 Lv1 (防具) | 100 |
9 | 霊玉 | 防3 | 鉄壁 Lv1 (防具) | 100 |
10 | 霊玉 | 挑発付加 Lv1 (武器) | 100 | |
11 | 霊玉 | 腐食 Lv1 (武器) | 100 | |
12 | 霊玉 | 結界斬 Lv1 (武器) | 100 | |
13 | 霊玉 | アーマーブレイク Lv1 (武器)(両手のみ) | 100 | |
14 | 霊玉 | シールドブレイク Lv1 (武器)(両手のみ) | 100 | |
15 | 霊玉 | 狙い撃ち Lv1 (武器)(遠隔のみ) | 100 | |
16 | 霊玉 | 先制 Lv1 (防具) | 100 | |
17 | 霊玉 | かばう Lv1 (防具) | 100 | |
18 | 霊玉 | 不意打ち Lv1 | 100 |