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第60回 (2009年01月17日) (E-No.12)
パーティー名: ピグレウムの錬金彫刻たち |
椎夏 (E-No.12)
カルフから精霊街道をさらに西へ進むと、星降る町メルンと呼ばれる小さな町があった。
メルンには、スタージュエルと呼ばれる星の光を放つ宝石があり、町は宝石から放たれる光によって、邪な存在から守られていると言われていた。
このスタージュエルの存在こそ、メルンが星降る町と呼ばれる所以であった。
そんなメルンの秘宝であるスタージュエルの輝きを維持するためには、一年に一度、天空の星が最も強く輝く夜に、星降る丘でその光を集める必要があった。
メルンの外れにあるこの丘は、森に近いということもあり、夜ともなると凶暴な獣が姿を現すため、町の人間ですら滅多に近付かない場所となっていた。
そのため、メルンでは、スタージュエルに星の光を集める間、凶暴な獣から身を守ってくれる冒険者の派遣を、精霊協会へ要請していた。
メルンへ派遣されたパーティーは、町の人々に迎えられた。
町の責任者と名乗るその男は、パーティーをうやうやしく迎えると、自分の館へと案内した。
パーティーは、フランクの館で心尽くしのもてなしを受けながら、夜が訪れるのを待った。
マリーと紹介された少女は、巫女装束に身を包み、手にはスタージュエルを携え、緊張した面持ちでパーティーに挨拶をした。
日が沈みゆく中、パーティーとマリーは、町の人々に見送られながら、星降る丘へ向けて旅立った。
町の人々の姿が見えなくなったとき、マリーはそう呟きながら大きく伸びをした。
パーティーの視線に気付いたマリーは、顔を真っ赤にしながらうなだれた。
慌てふためきながらも言い訳を試みるマリーであったが、やがてくすくすと笑い出した。
そう言うと、またくすくすと笑い出すマリーであった。
やがて、一行は目的とする星降る丘へ辿り着いた。
丘に辿り着いた頃には、日はすっかり沈んでいたが、代わりに空には満天の星が煌めいていた。
マリーはスタージュエルを取り出すと、空に向かってかざした。
空には満天の星が輝き、地上ではスタージュエルが星の光を受けて輝き、星降る丘は幻想的な光景に包まれていた。
うっとりとそう語っていたマリーであったが、急にその表情が硬直した。
マリーが、わななく指先で指し示した先には、通常の狼の二倍はあろうかという巨大な狼が群れをなしていた。
パーティーは武器を構えると、襲い来る狼達を迎え撃った!
![]() | 「ボクと同じ名前ヲ持ツ精霊ヨ、力ヲ貸しテ…」 |
![]() | 「分かりました。戦いましょう…共に」 |
味方 | クラス | HP | 隊列 | スロット | |
---|---|---|---|---|---|
![]() | 椎夏 (E-No.12) (PC.1) | ピグレウム | 712 | 前列 | 6 |
![]() | もう1人の綾瀬椎夏 (ELEMENTAL.12) | 精霊/飛行 | 228 | 後列 | -- |
![]() | ネオ・E・ミュード (AUTOMATON.12) | 精霊兵 | 117 | 後列 | -- |
敵 | クラス | HP | 隊列 | スロット | |
ダイアウルフ(A) (ENEMY) | 動物 | 600 | 前列 | -- | |
ダイアウルフ(B) (ENEMY) | 動物 | 600 | 前列 | -- |
![]() | 「戦闘開始だネ。…ザネ、シュグナート…準備は良イ?」 |
![]() | 「へっ、俺はいつでも良いんだぜ。今日の獲物はてめーらか!!覚悟しやがれ!!」 |
![]() | 「全く血の気の多い…(と、ため息を付き)…私も心構えはいつでも出来てるよ」 |
![]() | 「(こくりと頷き)行くヨ、ボク達が勝ってモ悪く思わないでネ…デモ、勝てるとも限らないけどネ」 |
![]() | 「この世界に散らばりし有形無形の魂たちよ…僕に力を貸してくれ!」 |
![]() | 「キュロロロッ!!」 ユニスは張り切っている! |
![]() | 「うふふっ。今日の遊び相手はあなた達なのね。 お姉さんを楽しませくれるのかしら?つまらなかったらお仕置だからねv」 |
![]() | 「ホムラウシ、グラ=アクア、ルフス!!」 フェリオの呼び声に合わせて、4体の精霊兵が集結する。{#53} 「ブォォオオッ!」{#55} 「…コォォォ…」{#54} 「…ウォォォォォン!」 |
![]() | 「我が元でその力を1つに…」 ミュードを中心に4体の精霊兵が1つに合体し、新たな精霊兵になる! |
![]() | 「…精霊兵エレ・ミュード、契約者椎夏さんのために…この力を振るいます!!」 |
![]() | 「よしっ…!イル、絶海、俺達も行くぜ!!」 |
![]() | 「キシャァァァ!」 |
![]() | 「………」 |
![]() | 「精霊兵アポリカボゾム!!」 イル・カームと絶海がアポリカボゾムに合体した! |
![]() | 「へっ、俺のアポリカボゾムの力…見せてやる!」 |
味方 | HP | ス | 火 | 水 | 風 | 土 | 列 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
椎夏 | 712 / 712![]() | 前 | |||||
もう1人の綾瀬椎夏 | 228 / 228 飛![]() | 1 | 2 | 後 | |||
ネオ・E・ミュード | 117 / 1000![]() ![]() | 1 | 2 | 後 | |||
敵 | HP | ス | 火 | 水 | 風 | 土 | 列 |
ダイアウルフ(A) | 600 / 600![]() | 1 | 1 | 1 | 前 | ||
ダイアウルフ(B) | 600 / 600![]() | 1 | 2 | 前 |
![]() | ダイアウルフの攻撃がアポリカボゾムに直撃する! 「グォオオオオン!!」 |
![]() | 「ちっ、まじーな…アポリカボゾム、一度後退して体勢を整えろ!!」 |
味方 | HP | ス | 火 | 水 | 風 | 土 | 列 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
椎夏 | 712 / 712![]() | 1 | 前 | ||||
もう1人の綾瀬椎夏 | 146 / 228 飛![]() ![]() | 2 | 2 | 後 | |||
敵 | HP | ス | 火 | 水 | 風 | 土 | 列 |
ダイアウルフ(A) | 542 / 600![]() ![]() | 1 | 1 | 1 | 1 | 前 | |
ダイアウルフ(B) | 426 / 600 痺転![]() ![]() | 1 | 1 | 2 | 前 |
味方 | HP | ス | 火 | 水 | 風 | 土 | 列 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
椎夏 | 668 / 712![]() ![]() | 2 | 前 | ||||
もう1人の綾瀬椎夏 | 118 / 228 飛![]() ![]() | 2 | 3 | 後 | |||
敵 | HP | ス | 火 | 水 | 風 | 土 | 列 |
ダイアウルフ(A) | 444 / 600![]() ![]() | 1 | 1 | 2 | 1 | 前 | |
ダイアウルフ(B) | 313 / 600![]() ![]() | 1 | 2 | 2 | 前 |
味方 | HP | ス | 火 | 水 | 風 | 土 | 列 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
椎夏 | 631 / 712![]() ![]() | 1 | 2 | 前 | |||
もう1人の綾瀬椎夏 | 83 / 228 飛![]() ![]() | 2 | 4 | 後 | |||
敵 | HP | ス | 火 | 水 | 風 | 土 | 列 |
ダイアウルフ(A) | 444 / 600![]() ![]() | 2 | 1 | 2 | 1 | 前 | |
ダイアウルフ(B) | 51 / 600 乱転![]() ![]() | 2 | 2 | 2 | 前 |
![]() | 「行くヨ、エレメンタル・フュージョン」 |
味方 | HP | ス | 火 | 水 | 風 | 土 | 列 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
椎夏 | 585 / 712![]() ![]() | 1 | 前 | ||||
もう1人の綾瀬椎夏 | 53 / 228 飛![]() ![]() | 2 | 4 | 1 | 後 | ||
敵 | HP | ス | 火 | 水 | 風 | 土 | 列 |
ダイアウルフ(A) | 352 / 600![]() ![]() | 2 | 2 | 2 | 1 | 前 | |
ダイアウルフ(B) | 51 / 600![]() ![]() | 2 | 2 | 2 | 1 | 前 |
![]() | 椎夏は目を瞑り、風の精霊とコンタクトした… 「…風ノ流れハ…うン、読めタ」 椎夏は翼を展開し、ダイアウルフの認識範囲から一瞬姿を消す… しかし、その次の瞬間、既に敵との間合いを一気に詰めていく! 「ザネ、お願イ!」 |
![]() | 「分かった!敵の動きは、私に任せろ」 ザネの眼が敵の動きを的確に判断する! |
![]() | 「読めた…!椎夏、このまま敵の左側から一気に突っ込んで! …シュグナート、このまま一気に畳み掛けるぞ!」 |
![]() | 「おうよ!へっ、死ねぇぇぇぇっ!」 |
![]() | 「まぁ、お姉さんに素直に従う気になったのね… ダイアウルフちゃんは素直な良い子ねぇ。良いわ、可愛がってあげるわよ」 ダイアウルフは、完全にパメラの虜になった。 |
![]() | 「(ため息をつきながら)…お前、そいつは敵なんだぞ…」 |
味方 | HP | ス | 火 | 水 | 風 | 土 | 列 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
椎夏 | 565 / 712 光![]() ![]() | 1 | 1 | 前 | |||
もう1人の綾瀬椎夏 | 2 / 228 飛![]() ![]() | 2 | 1 | 4 | 1 | 後 | |
敵 | HP | ス | 火 | 水 | 風 | 土 | 列 |
ダイアウルフ(B) | 51 / 600![]() ![]() | 2 | 3 | 2 | 1 | 前 |
![]() | 椎夏の口が呪を紡ぐ。 「我に宿りシ精霊の力、我が前の存在に打ち勝テ…!」 椎夏のその言葉がダイアウルフから自由を奪い、そして戦う力が徐々に失われていく。 |
![]() | 「うン…もう大丈夫だヨ」 |
![]() | 「おう!見たか、この俺様のスゲー実力をよ!!今夜は美味い酒が飲めそうだぜ。ガハハッ!!!」 |
![]() | 「(ため息を吐きながら)…やれやれ、こいつはいつも…まっ、今夜くらいは良いか。私も酒に付き合うよ」 |
![]() | 「その程度?ほんっとぉーに雑魚なのね。まぁ良いわ。少しは楽しめたし。 でも、そんなんじゃ、女の子にはもてないわよぉ?あははっ!」 |
![]() | 「辛い戦いです…でも、立ち止まる訳にはいかないんです!」 |
![]() | 「良かった…僕でも椎夏さん達の力になれたんだ」 「厄介な相手だったが…俺らに勝てる程度じゃ無かったな」 |
襲い来る狼達を一度は追い払ったものの、狼の群れは距離を取りながらも一行の周囲を取り囲んでいた。
空には満天の星の輝きが、地上にはスタージュエルの輝きが、周囲には狼の瞳の輝きが、まさしく星降る丘の名前に相応しく、全てが星に覆われているかのような光景を映し出していた。
第60回 (2009年01月17日) (E-No.12)