E-No.134
![]() | 本名:ルナリア・ルーチェ 通称:ルナリア |
- 一言メッセージ
- 【1・クローネシルムからの無茶振り】
森の緑は私にとって退屈と安心の象徴だった。
見渡す限りの瑞々しい色と、深呼吸しなくても鼻に抜ける優しい香り。
それがどれほど大切で素晴らしいものだったのか、こうして離れてみると、夜毎に実感が湧いてくる。肩を自ら抱く回数も、次第に増えていったように思う。
夜樹が懐かしい。森の動物達が懐かしい。おばさまが、懐かしい。
私は魔道の究極を選んだ身であり、フォレストエルフ達の中でも相当に異質だった。
生まれてからの17年は全て、夜樹の『てっぺん』、誰も近寄る事のない魔術士の家『キノコのまだら』で過ごしてきたが、それはこの身体にふつふつと宿る厄介者のせいでやむなく、である。
母と呼べる人は、1000年を生きたエルフだったらしい。この身を大地に産み落としてしばらくの後、息を引き取ったのだと聞いている。エルフたちの長から、魔術士であるおばさまが私を引き取ったのは、赤子の頃から既に私の周囲で魔力による奇怪なトラブルが続いたせいだという。
母の死は私の所為なのではないだろうか。そう考える度に恐れで詰まる胸を、おばさまは優しく癒してくれた。
あまりにも広大なハイルクラオト森の中で、そのど真ん中で、せいぜい2人がのびのびと暮らせる程度な一つの家だけが私の居場所だったのだ。
『陽だまりの夜樹』と呼ばれる場所は、外から見れば森でも一際に高々とした大樹であるかのように見えるかもしれないけれど、実は多くの木々が捻れ絡まった集合体だ。薬草の森に住まう多くの種族が、その枝の間に、洞に、自らの居場所を作って暮らしている。
根から頂きまでひたすら縦に登ろうとすれば一体何日かかるのか?私は気が遠くなりそうで、そんな事は考えたくもない。主要な集落同士の移動は、おばさまが設置した空間を歪めて繋げる『曖昧の灯籠』によって成り立っているらしいが、一度もそれを使った事は無かった。
ある日、おばさまが、森の入り口である『春待ち白穂林』に呼ばれ、下へと降りた。エルフの番兵が見つけた『人間』が、魔術士にどうしても会わなければならないと騒ぎ立てたらしい。
私にとってただ見つめるだけの場所から来たその者は、おばさまにこう言ったそうだ。
『魔術士を一人遣してくれ。広く魔術を教える場として、学園を設立することとなっている』と。
お知らせ
- 登録状況
- 【クエスト】 継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、セリフ登録、精霊術設定登録
- 精霊術の習得
- 治癒:清浄 を習得!
- スキルの鍛練
- 鍛練によって 治癒 のLvが上昇! [2→3]
メッセージ
- コクエン [13]
…ああ、あっちの青年のツレか。
ああ、ちょっといいかな?
何、怪しいモンじゃない。ワンタイムセツナですむ。
俺はコクエンという者だ。
オジサンのチームにも君と同じ年頃の娘さんがいてな。
ララとキャシーっていうんだが。
もし見かけたりしたらよろしく頼むよ。
オジサンよか若いコ同時のが話が合うだろうからな。
- カーク [73]
「…………」
(どうした事だろう。猜疑の視線に晒されてしまっているようだ、が)
「……あの、リナリアさん、ですよね?
そう怯えないで下さい。自分は貴女達の警護を任されたものです。
気軽に、カークとでも呼んでください。
お腹は減ってはいませんか? ……ええと、何か食べるもの。甘いものがいいか……」
男はスーツのポケットを探し何かを探しているようだ。
時折写真やライターのようなものが顔を出し、その度に憮然顔になっている。
「困ったな。今は持ち合わせていないようだ。リナ辺りならば持っているかもしれないが――」
- エンド [133]
貴女はルナリア様、でしたね?
旅の仲間を申し出てくださって、ありがとうございます。正直とても不安で……。
……はい、これからルナリア様を含め四人でこの世界を観光していく予定となっております。
私もまだこの世界については書物で少し学習したぐらいで殆どわかっていませんから、皆様と一緒に成長していくという形になります。
ですからいろいろご不便もあるかもしれませんが、どうかご容赦くださいませ。
……それにしても、この世界はすごいですね。
ルナリア様のような姿の人は私の世界でも良く見る……とは言いがたいですが、それなりに知られた存在でしたが、カーク様やリビーナ様のようなお姿の方を見るのは初めてです。
耳だけの違いかもしれませんが、それでも……。
っと……失礼しました。
ご心配、ありがとうございます。もしものときは頼らせてくださいね?
(そっと握りこぶしに頭を擦り付けて。これが彼女の種族の中での、喜びを示す動作らしい)
- 何か [496]
- コツコツコツ
ツーツー
コツコツコツ?
ツーツー?
クエスト
クエスト名 | 模擬戦−治癒・結界使用(HP1000) 【戦闘結果】 | |||
---|---|---|---|---|
パーティ名 | ![]() | 第133パーティ [P-No.133] | ||
メンバー | ![]() | カーク [E-No.73] | ![]() | エンド [E-No.133] |
![]() | ルナリア [E-No.134] | ![]() | リナ [E-No.158] |
プロフィール

クラス | 赤椿の教育実習生 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
種族 | フォレストエルフ | ||||||
性別 | 女性 | 年齢 | 17歳 | 身長 | 143cm | 体重 | ???kg |
幽き、しかし肥沃にて静謐なりしは西向こう、ヴァルト・フォン・ハイルクラオト
森の”へそ”が彼の者らが棲まう「陽だまりの夜樹」であるとするならば、ずいぶんとでべそであるといえる。
姦しく、黄金の誇りに満ちて雄大なりしは東向こう、王抱くクローネ・シルム
首都ヴォールアーベントにおいて一際大きく張り出したその”頭でっかち”さは、権威と狭量の象徴であった。
牧歌的な風景を挟み、お互いがお互いを「あんなものは全く」と笑いながら今日のパンを齧っている、そんな或る国の或る時代のこと。
決して互いが交わる事の無かったそれまでを覆す、とんでもなく迷惑な(当人達はもれなくそうであろう)代物が、ヴォールアーベントの北、安らいだ花の渓谷地帯に出来ようとしていた。
―――魔術の発見。そして、神学の崩壊。
1000年とも、2000年とも言われる見えざる神の権威を、井戸の底の底、暗くて泥化した土の更に底まで叩き落としてしまう、アンビリイバブルかつ一部にはトラジカルな大事件は、何の事はない、フラリとクローネ・シルムを訪れた魔術師によってもたらされた。
折りしも、その国は長き戦乱の時代を渡り抜け、ひとときの休息と次なる混沌に備えていた頃である。
時の王は聡明で、そして狡猾だった。
旧きを廃して民を縛るは滑稽、寧ろこの新たな潮流を国家の軸とし、早々に己がものとする事で、いずれは大国を一歩出し抜く強者として長き栄えを得るであろうと、彼は考えたのだ。
そんな経緯もあって、魔法学校「カメーリエ」は余りにも唐突に、それこそ敬虔な神の徒達が異端だと騒ぐ間もないほどあっさりと、設立が決まってしまった。そう、前述の迷惑な代物とは、これの事に他ならない。
さまざまな首都の混乱を他所に、今日も穏やかに一日が過ぎていく筈の陽だまりの夜樹では、遠くに見えるシルムの頂きが西日に照るのを眩しく感じながら、一人の少女が欠伸を噛み殺していた。
少女の名はサレルノ。ここ300年近く新しい子の産まれなかったフォレストエルフ達にとっては、実に久しぶりに抱き上げた乳のみ児であったが、そんな彼女も既に17歳、人間で言うところの12歳程度といった見てくれだ。
楽しく穏やかな森の毎日と、勤勉な時間が、彼女の根幹をじっくりと形成していく。
…筈だったのだが。
数日後、彼女は「ルナリア・ルーチェ」と名を変え、森から放り出される事となる。
決して交わらなかった二つが合わさった結果の、迷惑極まりなく困惑と恐怖の旅路へ、嫌々ながら一歩を踏み出した少女。
その理由は、いずれ語られるかもしれないし、秘められたままであるかもしれない。
森の”へそ”が彼の者らが棲まう「陽だまりの夜樹」であるとするならば、ずいぶんとでべそであるといえる。
姦しく、黄金の誇りに満ちて雄大なりしは東向こう、王抱くクローネ・シルム
首都ヴォールアーベントにおいて一際大きく張り出したその”頭でっかち”さは、権威と狭量の象徴であった。
牧歌的な風景を挟み、お互いがお互いを「あんなものは全く」と笑いながら今日のパンを齧っている、そんな或る国の或る時代のこと。
決して互いが交わる事の無かったそれまでを覆す、とんでもなく迷惑な(当人達はもれなくそうであろう)代物が、ヴォールアーベントの北、安らいだ花の渓谷地帯に出来ようとしていた。
―――魔術の発見。そして、神学の崩壊。
1000年とも、2000年とも言われる見えざる神の権威を、井戸の底の底、暗くて泥化した土の更に底まで叩き落としてしまう、アンビリイバブルかつ一部にはトラジカルな大事件は、何の事はない、フラリとクローネ・シルムを訪れた魔術師によってもたらされた。
折りしも、その国は長き戦乱の時代を渡り抜け、ひとときの休息と次なる混沌に備えていた頃である。
時の王は聡明で、そして狡猾だった。
旧きを廃して民を縛るは滑稽、寧ろこの新たな潮流を国家の軸とし、早々に己がものとする事で、いずれは大国を一歩出し抜く強者として長き栄えを得るであろうと、彼は考えたのだ。
そんな経緯もあって、魔法学校「カメーリエ」は余りにも唐突に、それこそ敬虔な神の徒達が異端だと騒ぐ間もないほどあっさりと、設立が決まってしまった。そう、前述の迷惑な代物とは、これの事に他ならない。
さまざまな首都の混乱を他所に、今日も穏やかに一日が過ぎていく筈の陽だまりの夜樹では、遠くに見えるシルムの頂きが西日に照るのを眩しく感じながら、一人の少女が欠伸を噛み殺していた。
少女の名はサレルノ。ここ300年近く新しい子の産まれなかったフォレストエルフ達にとっては、実に久しぶりに抱き上げた乳のみ児であったが、そんな彼女も既に17歳、人間で言うところの12歳程度といった見てくれだ。
楽しく穏やかな森の毎日と、勤勉な時間が、彼女の根幹をじっくりと形成していく。
…筈だったのだが。
数日後、彼女は「ルナリア・ルーチェ」と名を変え、森から放り出される事となる。
決して交わらなかった二つが合わさった結果の、迷惑極まりなく困惑と恐怖の旅路へ、嫌々ながら一歩を踏み出した少女。
その理由は、いずれ語られるかもしれないし、秘められたままであるかもしれない。
ステータス
HP | 潜在P | SP | GP |
---|---|---|---|
1000 | 0 | 500 | 500 |
増幅 | 放出 | 治癒 | 結界 | 強化 | 操作 | 具現 | 中和 | 精製 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Lv0 | Lv0 | Lv3 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 | Lv0 |
精霊術
術No | 系統 | 種別 | MPコスト | 対象 拡大 | 対抗 発動 | 術名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
火 | 水 | 風 | 土 | ||||||
7 | 治癒 | 回復 | -- | 30 | -- | -- | ○ | ○ | ハイルングス・オルゴン |
10 | 治癒 | 清浄 | 10 | 10 | 10 | 10 | ○ | × |
装備品
主力: 片手 | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | 総SP | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
スロット1 | ||||||||
スロット2 | ||||||||
スロット3 |
補助: 盾 | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | 総SP | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
スロット1 | ||||||||
スロット2 | ||||||||
スロット3 |
防具: 重鎧 | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | 総SP | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
スロット1 | ||||||||
スロット2 | ||||||||
スロット3 |
攻撃力 | 命中力 | 受け 防御力 | 受け 回避力 | 防御力 | 回避力 | |
---|---|---|---|---|---|---|
主力 | 100 | 100 | 50 | 50 | 110 | 90 |
補助 | 0 | 0 | 100 | 100 |
所持アイテム (0/25)
No | 種別 | 装備 | アイテム名 | 価値 |
---|---|---|---|---|
所持アイテムはありません |