精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.552 (第3回:2012/9/29)

E-No.552

本名:エピディリス・ヴァルヴルツ
通称:イディ

【過去の冒険結果】【メッセージ一覧】

一言メッセージ

「精霊協会…?」
「ああ、『冒険者支援組織』だと。これが応募要領だ」

エピディリスはゲルハルトから渡された書類に目を通し始めた。
二人がハイデルベルク――この街はそういう名前だそうだ――に到着したのは昨日の昼過ぎだった。
その間は常に共に行動していたはずで、いつの間にそこまで調べたのかと
エピディリスはベッドに腰をかけている目の前の男に怪訝そうな視線を送った。
その男は「どうだ?」と言わんばかりに、こちらを覗き込む様に見ている。

その視線を振り払うように、エピディリスは音を立てて書類を払うと、自分の視界をそれで遮った。

「…特定の国家に属さず、あらゆる国家・組織からの依頼に応える組織、ですか。
随分と、都合の良い組織があったものですね」
「良いじゃねえか。協会員となればそのあらゆる国家・組織から様々な支援が受けられる。
胡散臭くはあるが、今の俺達にはぴったりだと思わねえか?」
「胡散臭さでは貴方と良い勝負ですね」
「褒められたな」
「……」
「ともかく。今は持ち込んだ幾らかの金銀でうまくやってるが、何時までもそうしてら れねえのは分かるな?
依頼によっては大陸の各地を回れそうでもある。それで報酬も出るなら一石二鳥だ」
「私の同意を得なくても、もう決定しているのでは?」
「なんだ、勝手に決めたことを拗ねてるのか」
「………別に」

エピディリスは隠しもせずにため息をつくと書類を部屋に備え付けの、申し訳程度の小さなテーブルに置いた。
二人はハイデルベルクに着いてから、日が暮れる前に宿を手配していた。
生憎、どこの宿も部屋は埋まっており、辛うじて部屋を確保できたのがこの安宿だった。
安宿で、しかも二人部屋とあってエピディリスは難色を示したが
「じゃあ野宿にするか?」
というゲルハルトの言葉に黙って従う他なかった。

「そう心配そうな顔しなさんな、お前さんがイビキをかこうが歯ぎしりをしようが、俺は気にしないぞ?」
「……」
「それとも何だ?何か他に心配になることでもあったか?
確かに『年頃の娘さん』のお前は嫌かもしれないが、これも任務の内だ。
現場に出たことの無いお前は慣れないかもしれないが――」
「……分かりました」
「それとも、何かあって欲しいなら別」
「撃ちますよ」
「つれねえなあ……冗談だ、冗談」
「………」

エピディリスはゲルハルトの目をしっかりと捉えながら言葉を返すと
鍵を自分の手に握りしめ振り返りもせずに部屋へと消えていった。
ゲルハルトがゆっくりと部屋に着いた時には、せめてもの抵抗のつもりかベッドを最大限引き離していた。
粗末で軽いベッドはエピディリスの腕でも容易に動いたが、それもこの狭い部屋では意味を成していない。

「明日の朝一で協会の試験を受けに行く。早く休めよ、俺ももう寝る」
「…分かりました。…その前に、診察をします」
「診察?」
「はい、転移後の健康状態を定期的に記録するため簡単な診察を受けてもらいます。
ちなみに、これは『任務』の一環ですので」
「そりゃ構わんが、昨日の分は良いのか?」
「…毎日必要がある訳ではありません。そのまま安静にしていてください。服はそのままで結構です」

エピディリスはゲルハルトを固い平なベッドに座らせたまま、左腕を出すように促す。
その下に精霊協会の資料を置いたままの小さなテーブルを差し入れ、
自分の書類鞄から取り出したノートの様な物を僅かな隙間に置く。
対面になるように、自分はテーブルとセットの小さな椅子に腰を置いた。

「お前さん、医学も修めてたのか?」
「いえ?マナの流れがあれば、それは私にも分かりますから。後はマニュアルに沿って判断すれば良いだけですので」
「マニュアルねえ…」
「…静かにしてもらえますか?」
「はいはい」

エピディリスは左手でゲルハルトの左手を取り、自分の右手の人差し指と中指をその手首に添える。
数秒、触れている部分に視線を落としていたが、首を傾げると指を離し何かを探す様にゲルハルトの手首を擦った。

「…オレアンダー殿」
「随分と水くさい呼び方だな、ゲルハルトで良い。何かあったか」
「いつもと違う、違和感や痛みはありますか?」
「……いや?疲労感があると言えばそうだが…」
「そうですか。…なら良いです」
「…おい、気になることがあるなら言えよ」
「…マナの動きが通常よりも弱い状態です。ただ、それは疲労状態の時にも見られることですから、
他に不調がないのでしたら特段の問題はないかと」
「つまりは早く寝ろってことか。昨日のお前さんみたいに」
「…!」

エピディリスは不意を突かれた様に、伏していた顔を跳ね上げゲルハルトを見やる。
横に流した髪が、共に揺れる。

「まぁ静かで可愛い寝顔だったぞ?何処でも直ぐに寝られるのも良いことだ」
「な…あ……」

エピディリスが言葉を発しようと開けた口は、しかし空気を取り込むだけで精一杯だった。
数回、口を開閉する度に顔が紅潮していく。

「あ、貴方に褒められても嬉しくありません!もう結構です、寝てください!」

エピディリスは両手をテーブルにつき勢い良く立ち上がる。
その勢いに合わせて、椅子は弧を描き床に倒れた。





「…寝ないのか?」
「貴方が寝るまでは寝れませから。早く寝てください、オレアンダー殿」

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ERW W/13 003
wolkig

正確な時刻は特定不可能のため本書より時刻を削除する。

進入した街の名称は「ハイデルベルク(以下、HDとする)」。
首都としての機能を持つ。所属する国名は調査中。

日没前に宿泊の手配をする。
宿にて「ジェムピース」と呼ばれる貨幣の存在を確認。
(ただし、共通の貨幣では無いため金銀の使用は可能)
「ジェムピース」については明日、調査対象とする。

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転移していない、という可能性は否定された。
ひとまずの安心を得る。

進入した街の名はハイデルベルクという。
我々の世界では存在しない名称だが、
この世界のこの地域は言語が似通っているのだろうか、語感に違和感を感じ無い。
全く解析しえない言語では無いことも有利な状況である。

しかし、野宿よりはましではあるが、もう少しどうにかならないものだろうか。
今、私が座っているベッドなど、床と何が違うのか相違点を発見出来ない。
それ以前に、あの男と、相部屋であることなど



私は名誉ある作戦に選ばれた、任務を遂行するための駒だ。
私の身の安全が脅かされない限りは、余計な感情を挟むべきではない。
感情は判断を鈍らせる。

本日の探索はここまでとする。
転移に伴う疲労が思いの外、蓄積されて――

お知らせ

登録状況
【クエスト】継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、プロフィール登録、セリフ登録、サブクエスト登録
【イベント】武術会【秩序杯】、コロシアム、武術会【混沌杯】、大武術会
精霊術の習得
精製:増幅 を習得!
スキルの鍛練
鍛練によって 精製 のLvが上昇! [3→4]
アイテムの購入
霊玉原石 Lv1 を購入! [-200GP]
【今回の抽選結果を表示】【次回の販売アイテム一覧を表示】
アイテムの精製
霊玉原石 Lv1 を精製!
→ [+1] … 失敗 [20%]
火炎耐性 Lv1 を獲得!
装備品の強化
同調によって 主力 のLvが上昇! [1→2]
攻撃 が上昇! [10→20]
同調によって 補助 のLvが上昇! [1→2]
攻撃 が上昇! [5→10]
精度 が上昇! [5→10]
同調によって 防具 のLvが上昇! [1→2]
防御 が上昇! [10→20]
メッセージ送信
ディグ [31]2件 のメッセージを送信!
ヘルゲ [115]1件 のメッセージを送信!
セフェル [418]3件 のメッセージを送信!
ミリ [438]1件 のメッセージを送信!
ゲルハルト [551]3件 のメッセージを送信!
サクラ [655]3件 のメッセージを送信!

メッセージ

玩具屋 [130]
 ―イディさんに気付き、老人が挨拶変わりに手を一度振り近づいてきた

「やぁ、こんにちは。君、同じパーティの人だよね?
挨拶をしようと思って探していたんだ、僕は山本ロスチスラーフ。
暫くの間お世話になるよ、老人だけれど足は引っ張らないようにするから、宜しく。」

「あ、そうだ僕は協会に所属しながら玩具屋も経営しているのだけれど
もし良かったら暇な時にでも覗きに来てくれると嬉しいな。
玩具屋と言っても大人も楽しめるものを
取り揃えているから見るだけでも飽きないと思うよ」

そういいながら老人は玩具屋のチラシを差し出した
http://loe.3rin.net/Entry/1/
ゲルハルト [551]
「ああ、特に問題無しだ。訓練を見て解っただろうがな。
お前さんも特に問題は無いようだ。早速依頼を請けに行くとしようぜ」
不服そうな表情は気にも止めず、イディの背をぽんと一つ叩き、歩き出した。
ウルド [654]
えへへ、よろしくお願いします。
変わった顔、ですか?そう言われるのは初めてで、なんだかくすぐったいですね。
あ、私はこちらの出身じゃないんですよ。
ジェイド王国という最近復興したばかりの国から、魔法陣を使って飛んできました。
まだこちらのマナと波長が合っていないので、あまり派手な術は使えませんけど、お役に立てたらいいなって思っています。

えぴでぃりす・ばるばるつ、ヴぁるぶるつ……じゃない、ヴァルヴルツさん……ですね!
エピディリスさんとお呼すれば良いですか?
すみません、慣れない発音だったので、お見苦しいところをお見せしました(頭を下げ)

トレード

ゲルハルト [551]
100GP を受け取りました!
技術を磨く助けになればいいんだが。

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバーメイガス
 [E-No.41]
玩具屋
 [E-No.130]
ゲルハルト
 [E-No.551]
イディ
 [E-No.552]

プロフィール

クラス
種族
性別女性年齢24歳身長162cm体重52kg
精霊協会に所属する<精製士>を名乗る女。
見るからに戦士というよりは術士で、
戦闘力も一般人よりは訓練されている程度。
人によってはある種の違和感を受けるもしれない。

積極的に社交するタイプではなく、一定の態度を崩さない。
相手を軽んじた印象を与えることが多い。
しかし知識に対しては貪欲で自分が知らないことへの関心は高く、
感心を引き出されることで素直な一面を見せることもある。

髪色/瞳色:淡い煉瓦色/くすんだ翠緑
戦闘傾向:精霊術による支援が主。拳銃は護身用程度の扱い。

同行している男(Eno.551)に従っている素振りが見えるが、仲はすこぶる悪い。

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■精霊術
精霊術の特性は精霊力の増加及び添加。
物質に宿る精霊力の増幅、精霊力そのものの増幅や
物質に精霊力を定着させる等。
精霊術とは異なる―精霊力をマナと呼ぶ術
を扱うことが出来た様だが現在は不明。

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日記に表示されているアイコンは橋守見習い [115]様に作成して頂きました。
この場をお借りして御礼申し上げます。

アイコン一覧

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ステータス

HP火MP水MP風MP土MPMP増加量スタミナ素質PGP
1000000010200100
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
000000005.03

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
29精製魔力譲渡10101010
237精製増幅10101010×
30精製武器魔力付与20--20--

装備品

主力:遠隔(武器)LvCP攻撃防御精度
Klein Pfeil 9
弾丸の代わりに精霊力を込めて使用することが可能な女性にも扱いやすいハンドガン。
212000
スロット1
スロット2
スロット3
補助:補具(防具)LvCP攻撃防御精度
Zauberzeichen der fesselung
ブーツに刻まれたベラドンナの紋様の魔法印。
2110010
スロット1
スロット2
スロット3
防具:中装(防具)LvCP攻撃防御精度
Zauberzeichen des zugzwang
ショルダーホルスターに刻まれたセイヨウイラクサの紋様の魔法印。
210200
スロット1
スロット2
スロット3
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力1161302526116107
補助0000

所持アイテム (1/25)

No種別装備アイテム名価値
1霊玉火炎耐性 Lv1(防具)100
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