精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > 一言メッセージ (第3回:2012/9/29)

冒険結果一覧

イシュトロット [101]
国内の情勢を知りえなかった彼は、そのつもりでこの国を助けたのではない。
だがその事実にわたしは、確かに感謝している。
プリモ [102]
つくねってむねきゅん?
紡ぐ者 [103]
三章 幸福

幸せとは何なのか。
幸せとは美味しいものを食べる事なのか、幸せとは好きなものに囲まれることなのか。幸せとは充実した時間を過ごし続ける事なのか。

私は私が生き続けた――――3兆4021億9382万2311年と290日16時間52分34秒の間に幸せは何度感じただろう。
生まれて物心つく頃までは、幸せというものすら分からなかった。
そこから少女になるまで、愛されたが故に幸せでいっぱいだった。
大人になる頃には、少しずつ現実を思い知っていった。
その後、永遠に近く生きれるようになった時には、現実には何の刺激も感じなくなっていた。
自らの存在意義を考え始めたのは最近、つい数百年前の話だ。そこから少しずつ色々な事を考えていった。
紡ぐ事を考えたのは数年前。数千年前に読んだ本を読み返して、ふと思いついた。
ここに来たのは三日前。そしてここから。人の物語を眺め、紡ぐ日々が始まる。

自分の存在意義はまだはっきりしてないけど。それでも全ての人の物語を見てみたい。そしてそれを語り継ぐ。それが限りなく永遠に近く生きなければいけない私の義務なのだから。


イニアさん(Inia=Replica) [105]
***
*Day x

 手元の会員証と目の前の扉を交互に見比べる。
 どうやらこの部屋で違いないらしい。
 その部屋に入る許可を得るための手順を踏むため、ドアのノッカーに手を伸ばしかけたところで、第一印象を大事にしろ、とどこかの魔女が言っていたのをイニアは思い出した。
(ふむ……。)
 イニアはドアの前で少し思案する。
 細い目で口元のあたりに指を当て、こう何かを考えているようなポーズはなかなかサマになるのだが、
「FREEZE!」
 特にいい方法も思い浮かばなかったため、イニアは叫びながらドアを盛大に叩き開けることにした。
 蝶番のひとつが「めしゃっ」と異様な音を立て吹き飛んでいたが、その件は意識の外に華麗にスルーされた。
「さて、お邪魔しま……ん?」
 言いながら部屋の中に入ろうとし、想像していたのとは異なる部屋の状況をしばし眺め、そこまでやったところでイニアは『思い出した』。
「あら、いないみたいね」
 中には誰もいなかった。

* * * * *
マーブル・ウォーターメロン [107]
んー。思った以上に皆やれるみたいねー。

この調子でがんがんいきまっしょい!
サエトラ・マミテラ・セロシア [108]
【イラストあり】

―ハイデルベルクの一の繁華街から、細い脇道をいくつか入った先の通り。
<閉店>の看板が掛けられた扉の横、がらすを贅沢に全面に使ったショーウィンドウの奥の奥、
わずかに開いた扉の向こうから、わずかにランプの光が洩れている。





「わあい。こんなにもらっていいの?」
「いーよ、もうランウェイも終わったし。
 どうせこのサイズじゃ着れる客も少ないからな」

(ベルベッド張りの椅子に腰かけた赤い髪の男。その前に立つ長身の女。
 二人の間にある細長いローテーブルの上には、無造作に何着かの服が投げ出されている。
 どれも凝った作りで、質の良いものだ)

「助かるなあ。わたしの身長だとサイズもあまりないし、気に入る服はもっと少ないから。
 ガリョの服ならちょうどいいし、かわいい」
「当たり前だろうが!セロシア家でも歴代初の服飾ブランドだぞ!
 かわいいに決まってるだろうが!俺が作ってるんだぞ」
「だよねえ。はは、わかってるよ。
 わたしはガリョは必ずデザ
ヘルムフリート・バーンシュタイン [109]
集合場所にてマリーを従え待っていると
高い声で私の名前を呼びかけられた。

「あ、ヘルムにい様!」

癇に障る。
誰が、誰の、にい様だと?

この声、この言い方には聞き覚えがある。
そう、この声の主は待ち合わせの相手の一人だ。
小柳 小夜 [110]
―しばらく歩いていた少女が突然、立ち止まる。

「おい、小夜」
「どーかしたの?あーくん?」

―はたから見たらただの独り言である。

「つけられてる」

―険しい顔をした後、キョトンとした表情になり、不意に振り返る少女。
その目線の先には1人の眼鏡の青年がいた。
複数の見たこともない奇妙な装飾品を身につけ、手には剣、一見して”不審者”そのものだが、気は弱そうな印象を受ける。


「お前なんか幼児体型のガキをつけ回すとは、あいつ絶対ヘンタイだぞ
「よ、…幼児体型じゃないよ!む、胸もちゃんとあるし…もう高校生だよ?!」
「ちょっと脂肪がついてるからって、くびれもなんもねーだろが」
あ、あーくんヒドイ…

―少女が表情をころころ変えながらそんな独り言をしていると、青年はすぐ近くにまで来ていた。


一瞬青年をにらみ、少し小声で、
「なんか嫌な感じがするな…小夜、関わるな
森神 [111]
【精霊】精霊世界に召喚された神さまだけど質問ある?【協会】

1 名前:名無し@精霊難民 : ××××/※※/△○(木) 12:08:43.31
呼び出されて即、試験合格とか。
やっぱり神さまは違うわー。これからウハウハの毎日じゃね?
今なら気分がいいから何でも答えてやんよ。


2 名前:名無し@精霊難民:××××/※※/△○(木) 13:19:42.35
などと意味不明の供述をしており


3 名前:名無し@精霊難民:××××/※※/△○(木) 13:33:26.28
ねーよ


4 名前:名無し@精霊難民:××××/※※/△○(木) 13:35:46.11
あほか


5 名前:名無し@精霊難民:××××/※※/△○(木) 14:13:08.55
またおまえか

つくねでも食って寝てろ


6 名前:名無し@精霊難民:××××/※※/△○(木) 14:56:21.18

かにぱんすら買えんくせにこのカスが


7 名前:名無し@精霊難民:××××/※※/△○(木) 15:02:00.09
おじちゃん、仕事はぁ?


8 名前:名無し@精霊難民:××××/※※/△○(木) 15:16:41.44
ラウラ・アウラ [112]
「やー、えらい目にあった」
うにょうにょとうごきつつ身体を伸ばしている黒い物体。
口からはなにやら赤い液体がでている。
「まったく、あんなのができてるなんて、時代はすごいなぁ」
あんなの、というのは精霊兵のことだろう。
どうやらあの戦闘に参加していたようだ。
「昔はあんなの無かったのに…。いや、あったっけ?」
いや、でも見たことないし、と呟く黒い物体。
「……まぁいいや。さて、と。アウラ様のところに帰るかね――」
「あ、内包・ザ・クロミン!こんなところにいやがったな!」
現れたのは緑色の物体。どうやら黒いのを探していたらしい。
「おっと、お前らか。なんだなんだ、どうした」
「どうしたじゃねーし!女王様が街の外で寝てるんだよ!警備に当たるぞー!」
「はぁ、アウラ様も懲りない人だねぇ。わかったー、いまいくー」
「ハリー!ハリーハリー!!」
そういって、地面にもぐっていなくなる緑色。
はぁ、と再び黒いほうはため息をもらした。
「……内包じゃなくて、ナイト・ザ・クロミンなんだけど
海道 朱音 [114]
メッセとかしようと思ったら時間切れ ウェーイ
橋守見習い [115]
【イラストあり】


初代の橋守は、奴隷出身で、巨人に捧げられた生贄だった。
エスト・フェルディモス [117]
最初の訓練はOK、とりあえずさくっとクリアできた。
あんだけ時間かけて戦ったのになぁ。実りが少ねーよ。

ま、こっから強くなりゃいいか。あいつらすげー頼りになるしな。
これは俺も負けてらんねーぜ。足手まといだけは勘弁だ。



さて、まぁなんだ。アイツらもまた個性的だこりゃ。
風璃は割と話が通じる。オボロネも若干言うことこえーけど話がわかる。
けどセレティルはすげーわ。まったく常識が通じねえ。
てゆーかあの弓なんだよ。飾りか。おもっくそ蹴り飛ばしてたぞ。

そーいやリューリも訓練中、あんな風に父さんに蹴りかかってたな。
・・・元気してるかな、リューリ。まぁアイツが元気じゃねぇ瞬間なんて見たことほとんどねーけどさ。

あークッソ、早速ホームシックかよ。
んなつもりはねーんだけどなぁ。なんだかんだで環境の変化ってことなのかね。

そういえば、家族の誰かが近くにいねーのが続くのなんて戦場行ったときくらいのもんだったしな。
戦場は行っても数日で帰ったし、帰れねえっつーのは大体死んだときだし・・・
生きてて長い間
キャッツ・グレイシー [118]
壊せ!壊せ!壊せ!壊して混ぜちまえばみんなおんなじだ。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「はー、久々に溜まってた魔力を絞り出せたぜ。
 なんつーか晴れやかな気分?
 まるで、新しいパンツをはいたばかり創世の朝みてーな気持ちだぜにゃははは♪
ベルティルナ=ディプスムーン [120]
精霊協会での初仕事は交易品の運搬の護衛でした。
街道を移動中、ゴブリンの襲撃にあい戦闘になりました。パーティを組んだお二人が強く、あまり被害を出さずに退けることが出来ました。
今度のお仕事は奪われた商品の奪還。うまくいくといいなぁ。
クオン=B=ニゲンティ [121]
【イラストあり】
「・・・ここは?」


一面の焼け野原、クオンはその只中に立っていた
ところどころに焼け焦げた木が残っている程度で他には何もない

(冷たい)



どうやら雨が降っているらしい、ひどく冷える
なぜこんな寂しい場所にいるのだろう

―――夢? 違う、これは記憶だ

ここは私の生まれ育った場所・・・
あの日私は偶然遠くの街にお使いに行っていた

そして戻ってきた時そこには何もなかった
それが魔物によるものなのか人によるものか・・・今となっては何もわからない
ただ静寂だけがそこにあった

(・・・歌?)



静寂の中どこからか聞こえてくる声、子守唄
クマのぬいぐるみを抱えて歌い続けている少女
それは誰でもないクオンだった



「・・・」
「もう忘れたと思っていたんですけれどね…胸糞が悪い。 私は生き延びますよ、絶対に」


そう口にすると同時にクオンは目が覚めていくのを感じた
ミル・エピカ [122]
第二章【Mystique】
クエリネル=メィニア=クーリエ [124]
結論から言えば、初戦は快勝であった。
いや。簡単に言えばシミュレーションで戦っていた
精霊兵の方が全然手ごわいといっても過言ではない。

動きも単調ならば、戦力としてみても彼ら精霊兵よりも
はるかに弱いと言わざるを得ない。
彼らに勝てるように戦闘の腕を磨いた以上は負けるはずもなく
ゴブリンどもは算を乱して逃げて行った。

すると、ほかの隊商が略奪を受けていたようで
雇い主であるアルベルトが「あいつの荷物をふんだくって
高値で売りつけてやれば凄くおいしいぜ?」と提案してきた。

なるほど。この男食えないが、私はクエル。なんてな。

ガルニス・ヴォルバスター [125]
…○○年○月○日。
今日もまた成果なし。親父が消えてからもう2週間も経つ。
何の手がかりもなく消えてしまったのは何か理由あるのか、思いめぐらせばそうするほど謎深まるばかりである。

外は不気味なほどに明るい。
快晴と言っていいほど晴れ晴れした空である。
それなのに心が落ち着かない…。どこか不安なところがあるのだろう。


「………。」
「まー、こういうぐだぐだと変なこと考えても意味ないし、"行動あるのみ"だ!」
そう言いつつ、彼は今日も山へ籠もる。
エリーシェ・ベルーラ [126]
三日目 力を取り戻しつつある日

 クエストをクリアし、修練を行うことで少し(本当に少し)力を取り戻せたようです。どうにか異界へと願いを届けるくらいの力が戻ったみたい。これで誰か呼べるようになるかしら?

 で、試しに呼び出してみるとフェリエルちゃんが来てくれました!

フェリエル
「あら、エリーなんだか前いた所と違うみたいだけど、どうしたの?」

かくかくしかじかと説明すると、

フェリエル
「大変ね。それに私の方も呼ぶための道が狭すぎてかなり力を削られてるから、そんなに助けになれないけど……」

フェリエル
「微力ながら助けてあげるわ」

ということで、フェリエルちゃんが仲間になりました!心強いです!
ミィ・ヌ・マーヴル [127]
「……霊玉」

不思議な力を宿す、神秘の輝きの石。
それはただの宝石店などでは拝めない、とても高値で取引されている代物だ。
精霊協会ではそれらが一般より多く供給されるのだと耳にしてはいた。
ここを訪れた一番の目的は、そう、霊玉を扱えるようになることだ。
玉を磨くには『精製』と呼ばれる特殊技能が必要だ。自分にはその才がある、はずだ。

仲間から資金を預かって初めて原石を購入しに行く。
最も安価な状態のものとはいえ、普段なら決して手の届かないものだ。
こんな大金が手元にあるのが、恐ろしい。
これを失ったらどうすれば良いのか。
協会から出なければ、大丈夫だろうか。

(………大丈夫、ここは、大丈夫よ…)

そう言い聞かせながら震える足を前に進める。
早く霊玉に触れたくて、ここで止まることは、どうしてもできなかった。
火ノ宮伊織 [128]
伊織「今日は十五夜であるな。
ハヤト、月見の準備をするぞ」
ハヤト「ちっ…、こんな所に来てまで月見ですか?」
伊織「先程、団子の材料を見つけたのだ。
一番上のは雪うさぎのようにしようではないか」
ハヤト「……結局、何かを口実に甘味を食べたいだけですか。
仕方ねぇ、俺は餡を作るから、伊織様は団子練って下さい。
それ位は伊織様でも出来るでしょう?」
伊織「……ハヤトは相変わらず一言余計だな。
まぁ、いい。出来たらフィオ殿にもご馳走しよう。
先日の“ぱんけーき”の礼もあるし」
ハルトムート・オイゲン・シェーンベルク [129]
友に出会えた喜びは何物にも代えがたい。
身体を横たえながら、私は友の顔を思い浮かべる。

キヤは……あの子は快活で、真っ直ぐだ。物忘れは激しいが、素直な性分の良い子だ。
 彼女は寂しい事も何もないように見えるが……。望郷の念、愛を求める心を切り捨ててはいないだろう。
 もしも彼女がそういった念を抱き、心乱れたその時は、私が全身全霊を持って受け止め、癒そう。

銀嶺…あやかしは……口調は荒いが、その実芯の通った男だ。いい加減な事は決してしないと信頼を置ける。
 神に仕え正義を説く私と、正義では割り切れぬ事も伝えられる彼。あの子達の未来にとって、彼はきっと大切な存在となるだろう。

リザは……。あの子は責任感が強い娘に思えた。剣の腕も立つ様だし、騎士としての素質も高いだろう。見ず知らずの他人の為に、剣と盾を取る事のできる娘だ。
 家族を探していると彼女は言った。どういった事情で彼女を孤児院に預けたのか定かでないが…。名と剣を置くその行為は、紛れもなく父母の愛に他ならない。彼女が道に迷うその時、我々がその手を引ければ良いのだが。

テオドロは……どこかあ
Toy shop [130]

間に合わなかったら続きはブログで!!!!!!!!!
シュラル・カサノヴァ [132]

色彩は呼び合う、と彼はわたしに言った。
呼び合われた結果、その色の感情がわたしたちに零れ落ちる、それを捉えることがわたしの精霊術なのだとも。

そうであれば、わたしたちは呼ばれ合った四つの色彩ということが、できるのだろうか。
そういう風に、世界を見つめ直すことだって、出来るんじゃないだろうか。

アルベルトはわたしたちに、ジェムピースの入った袋を手渡して笑った。思ったよりも重い。袋の素材は、恐らくコトンだろう。ざっくりとして、でも肌によく馴染む、きもちのよい素材。その中に入る、鉱石たちには気持ち良さから程遠い何かがしみついているのもまた事実だけれど。
そう、重かった。ショードロンが透けて見える、コトン。これが、わたしが生きてゆくということなのだと、その袋は言っているようだった。アルベルトの、よくやったとわたしたちに投げかける笑顔は、恐らく何の特別の感情もないのに、それがなんともないようなものであると振る舞わなければ、わたしの芯が崩れてしまいそうな気持になる。ビュル・ドゥ・サボン。ぱちんと弾けることなく、ゆっくりと融和し、溶けてゆく七色の光。様々を内包
千草初瀬 [133]
姫様と共に戦ったのは初めてでございました。
しかし、初めての響鳴からあれほどの力を出すことが出来るというのは、
私としても予想の外。
室町の世に姫様の先祖の方に装備していただいた時も、
戦国の世に共に戦った若様が初めて私を振るった時も。
何れにしても実戦に耐えられるような力では無かったのですが。

それにしても、私と姫様の関係に似た二人。
時計であるヴェレド殿と、そのヴェレド様をお造りになったご本人、ということですが
それはつまり私のように霊気や仙気……つまり時を糧にして命を得たのとは異なり、
直接彼女の人格を時計に創りだしたと言うことなのでしょうか。

……
上下山左右 [134]
前回からの続きです。
読んでないからって前回のをうっかり読んでしまうと、とても残念な気持ちになるので要注意です。
け、警告はしたんだからねっ!

なんだかこの日記の前段階の話が278さんの日記で書かれてるみたいです。




今度は女のほうも私の飴菓子を食べ始めた。なにしてんだこいつ。
傷の手当とかよりお菓子優先するのかこの人。
と、おおよそ満足したのか立ち上がり私に向かって何やらやけに馴れ馴れしく話しかけてくる。
私のとっておきの飴菓子を食べてくれやがったみたいでその御礼を言っているようだ。
恩とか礼とか言っていたが、私がまずほしいのは謝罪の言葉だったので黙殺しておいた。
眉尻をピクピク痙攣させながらちらりと噛み付いてた方を見遣ると、散らばっていたお菓子を食い尽くしたのか袋に頭を突っ込み、私の引きこもるための食料をバリバリ食っていた。
そして私はこの二人に対して初めて口を利いた。
さゆ「何してくれてんですか貴方たちは!!それは私がめんどくさい思いをしながらもこれからの数日を思いながらルンルン気分で買い集めた食料様達ですよ!?直ちに謝罪と賠償
ルーミ・シルキー [135]
今日は寝不足気味…。
昨日は初めて4人での共同作業で、主な内容は先頭だったんだけど…
協力するのがなんというかとても楽しくて。

今日から本格的にお仕事に就く日で、今日は護衛任務みたい。
上手く出来るか不安…。でも一人じゃないから少し気が楽かな。
…それに、これが出来ないようじゃ冒険に出ても困っちゃうよね。
頑張ろう。

あ、あと、精霊協会の人達とも仲良くなりたい。
色んな人がいるみたいで、卓さん友達が出来たらいいな。




あ、それと。
なんか、ルーリお姉ちゃんの事を知ってる人がいるみたい。
精霊協会に就いて早々こんな情報が聴けるなんて…、協会凄い!
風璃 [137]
精霊兵のテストに付き合わせてもらったおかげで、この身体での立ち回り方は少しずつ分かってきた。
とにかく避けながら牽制と補助。まともな攻撃は考えちゃ駄目ね。
ずっと読んでた入門書の内容は大体理解したから、あとは実戦で使って慣れていかないと……
戦闘中とそれ以外とじゃ全然感覚も違うしね。

そういえばセレティルちゃん、妙にエストちゃんのことを気にしてるのよね。
お嫁さん探しとか言ってたけど、セレティルちゃんが気にしてるのはそっちじゃなさそうだし……
知り合いのそっくりさんとか?

オボロネさんは……裏はありそうだけど、特に私たちに影響があることじゃなさそうだし。
根本的にいい人みたいだから安心できるわね。結界術も頼れるし……
むしろちょっと裏があるくらいの方が人間味があって素敵だわ。



あー、それにしても。セレティルちゃんの頭の上、慣れると落ち着くわねぇ。
馬車の揺れがいい感じに緩衝されて……
こう、考え事とかに丁度いいっていうか……
なんていうか……


…………
………………
すやすや…………
ルクリア=アルヴィフローラ [138]
……ミカってば、どこに消えたんだか……
トマシーナ・ガトー [139]
仲間を…と思っていたのですが、生来の引っ込み思案が災いして今回もロンリージャーニーですの。
ほら「一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし 」という心地ですの。

とかなんとか言ってると本当に孤独なことになりそうなので、そろそろ本気出しますの。

――次回くらいから!
五十嵐 風奏 [140]
(前回までの会話)
 精霊協会本部のある都市、ハイデルブルクにたどり着いた風奏とヒルティール。
 試験の受付に向かった2人の前に姿を現した、『ヒルティールの恩人』という緑の髪の娘の話によると、彼女の"紹介"で試験の一部をパスすることができるという。
 あまり自信のなかった風奏は喜びの声を上げたのだが……。

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「ああ、ええと! 別に勉強全くできないってワケじゃないんだよ? でもほら、精霊術?とかそういうのの知識とかって、全く知らない世界から来たあたしには流石に難しいでしょ? だからー…――」

新居 くま [142]
鈍い音を立てて、二体目の精霊兵が倒れた。

「さすがに、協会所属の冒険者さんが相手だと、この子達ではまだまだ歯が立たないわね。
 でも、この子達にはいい経験になったわ。本当にありがとう。
 これが約束の報酬よ。またよかったら、この子達の訓練相手になってあげてね。」

「わーい、報酬報酬!」

ヘルミーネの言葉の殆どを聞かず、くまは報酬に飛びついていた。
しかし…。


「っち、しけてんなぁ…」

リーアンが言ったのも当然、報酬は一人分では霊玉原石を買うにすら不足するゴールドだった。

「これじゃ、原石買えないよお…」

落胆するくま。ちらっちらっとリーアンの手許のゴールドを見ている。

「…何見てるんだよ、やらねーぞ」

「でもさー、このままじゃ装備の増強すらままならないよ!」

そう言って力説するくま。とうとうと、霊玉のすばらしさをリーアンに説明する。

「だめなもんはだーめだ。小額でもカネは
[143]
【イラストあり】
 ……よもや……独りでに声の掛かるような甲斐性が、俺にあろうとは……
 世の中は判らんものよな……

 ……左……鉄発色ガーネット。
 右は……バナジウム含有酸化鉄コランダム、か……いや、鉄イオンクォーツか……?

 ……あぁ、いかんな……
 何かにつけ、鉱物に喩えるのは……
 悪い癖だ……








(Eno.9さん勝手に描いた)
ロゼッタ・スプリングフィールド [144]
オズワルドのレイピアに貫かれた新米精霊兵は、がくりと膝から崩れ落ちて動かなくなった。
その様子を見て、ロゼッタはぼそり、と呟く。

――ま、この指輪じゃこんなモンか。

ロゼッタの具現術「フォア・ローゼス」
それは薔薇をモチーフとした僕を呼び出し、使役する彼女固有の精霊術だが、今回の訓練で現れた僕は、本来のデザインとは全く違う――つまり、充分なマナの篭っていない、最低限の形として使役された。
彼女が「オズワルド」と呼ぶ騎士の纏う装甲もいささか心もとなく、盾はおろか、兜すら具現化されておらず、また、自身の扱った攻撃魔術も初等のものである。
この事象に対しては、大よそ二つの解釈が適応される。
即ち、「精霊術を扱い始めて初期の者」か、もしくは「扱いには慣れているが、精霊武具との適応が未だ不完全」であるかのどちらかである。
過去、精霊協会に無断で精霊術を行使していたロゼッタの場合は後者である。
協会に所属するに当たり、使い慣れた武具では何かと不味い、ということで新調した「指輪」は、飼い始めの犬のように彼女に心を許しておらず、まだまだ制
姫榊椿 [145]
初めて護衛のおしごとをやってみたよ!
悪いゴブリンさんが出てきたけどみんなが強いから余裕でかてたね!

そしたらあるべるとおじさんからお仲間の荷物をとりもどすお仕事を頼まれたから、もう一度悪いゴブリンさんと戦うことになりそう。


あれがつんでれ?っていうんだっけ。
イクスマキナ・パズィラヴール [146]
ラウラ達との合流は果たせた。
伏目がちで、小柄な男の子がキリスという。最初、女の子かと思ったのだが違った。
「キリスちゃん」と呼んだところでムッと眉をしかめた彼は、小さな声で「違う」と言った。そのまま黙っているものだから、おれは彼の名前を間違ったのかと思った。

「何か間違えたかな。何て呼べば良いだろう?」
「……名前、じゃない。……女の子……では、ない……」

俯き、ぼそぼそと訂正されて、思わず後ずさった。見た目から察するに10歳前後の女児かと。
伏目がちになっていたのが原因で、長い睫毛がいやに印象の中で強調されていた。長い睫毛イコール女の子。そう思い込んでいたのだ。他にも、絹糸のような細くて綺麗な髪の毛や、中性的な格好から、そのように判断した。
地面を見つめる彼。「ごめん」と謝ることしか、おれにはできなかった。

それにしても、彼の音は妙だ。10歳にしては成熟している。
ヘッドフォンをしていても、集音機に肉声が入らない限りは、世界の音は歯車に支配されていた。だから、御互い黙ってしまうと、相手の音がどうしても耳に入るのだ。
キリスの音は、ハッキ
エンド・キャルトゥ [147]
もう何度この模擬戦をやったか……覚えては居ないけれど、初めて一緒になるルヴィ様と戦うこの模擬戦は、ちょっぴり新鮮だった。
特に苦戦することもなく、連携にも問題はない。
これから、他の依頼にも出ていけるはず。

いよいよスタート。
この時をずっとずっと待っていた。
……今日はきちんと寝れるかな。
ミズキ=カラサワ [148]


 陽光が窓から侵入し白い廊下を照らしている。病院の三階にあたるこの階層は談話室などもなく、入院用の部屋ばかりが並んでいて、病院内でも比較的静かな場所だった。
 そこに設置された一室。他と変わらない入院用の部屋からかすかな音がもれていた、それは何かを引っかくような音だったが、人の耳に捉えられるほど大きいものではなかった。
 その原因であるミナト・カラサワは右手の動きを止めなかった。
 彼女は白いシーツが眩しいベッドの上に簡易な机を出してその正面に座っている。視線は手元の辺りを見ていて、眼球がなめらかに文字を追っている。左手はページをゆるく押さえていて、右手に持ったペンが空白を埋めていた。彼女はクロスワードの雑誌に取り組んでいた。
 その速さは殆ど変わることがない、ごく静かに、流れる水を思わせる動きで、よどみなく紙にインクで記している。それを数分続けた後、ため息を一つついてペンを置く。
 組んだ両手を天井へ向けて伸ばす、肩の辺りにかかった負荷が気持ちいよく、小さく声を上げる。
 見ると机には雑誌のほかにも知恵の輪と思われるものや、複数の新聞が置かれている。知恵の輪
七井 みちる [149]
 初めてチームを組み、精霊兵とのスパーリングを終えたその夜。宿に戻ったみちるはベッドに座りふう、と溜息を吐いた。

「……いやいや、大分力が落ちちゃってるねえ。いくらムラサメ本体の助力無しとはいえ」

 ――世界渡航の際に、位相ギャップの自動修正作用が掛かったか……いずれにせよ、今は以前のように術は使えまい。再度この世界に身体を馴染ませていくしかないな。

 彼女は、以前もこの世界で精霊術の使い手として戦っていたことがあった。基本的なスタイルは今と変わらず、本体と具現化したムラサメによる連携攻撃を主体とした戦法だ。相違点としては、今回は二丁のナイフから日本刀に得物を変え、ムラサメの具現化の方法もムラサメ自身を主体としたものからみちる主体へとシフトしている。

「これは一度復讐――違う違う、復習が必要かな。敵を知り己を知れば百戦危うからず、ってね」

 ――近く術使い同士の大会も始まる。効率よく力を上げていくには、より多くの成功体験が必要だ。

 だからこそ。

「勝っておきたいねえ。可能な限り」

 ――知っておかねばな。より高いレベ
オボロネ・ウェルツェン [150]
其のこたえを聞き、彼の方の表情は酷く苦々しいものになった。
リュカ・アシナサダル [151]
中央大学周辺、学生街のオープンカフェでカツカレー食べてたら先生帰ってきました。

「あ、先生おつかれさまです。」
「待たせたね。では今回の仕事に向かおうか。・・・またそんな重たそうなものを食べてるのか君は。」

私は基本先生のお仕事に助手としてついていって、現地で事務仕事とか雑用とかお手伝いしつつちょっとずつこの国の歴史のことを勉強しています。

・・・先生には内緒にしてるけど、今の目標は勉強して学費を貯めて中央大学の史学科に入学すること。

まぁ勉強以前に今の私は文字すら満足に書けてないのでやらなきゃいけないことは本当に山積みなんですけど。そもそも利き手がこんなになっちゃったから左手でペンを握る練習もなかなか大変です。



さてさて、今回のお仕事は隊商の護衛。先生なんでこんな仕事貰ってきたんだろ。
前回の仕事から一緒になったロイさんとサーシャさんも合流して、今回は馬車の移動です。
馬車ではサーシャさんと一緒になったのですが・・・二人っきりが怖いです。
とても端正な顔立ちで、綺麗な肌の色をした方・・・なのですが・・・
クロード=カッツェ [152]
まずは仮登録。
ミイ [154]
ひょろいやつは「メル」って名前なんだって。
メルが、「ヒトに噛み付いてはいけません」って言ってた。
とりあえず噛み付いたら 武器くれた。

ここは まぶしい。今、「外」にいる。
まぶしくて フタが開けられない…。

外は 侵入者がたくさんいる。
…ここは ダンジョンじゃないから 侵入者じゃないのか?

外は広い。
私は 歩くのがあまり 得意じゃないから、
少し 休んでいたら 変なやつがいっぱい来た。
コポロ [155]
人間様にはさまざまな肌の色を持った方がいるのを知っています。
白黒黄色・・・色々なバランスの肌がありますが・・・

「緑・・・ですか?」

在庫棚の恐怖から逃れるべく、輸送車に乗り込むニュービー会員様たちに紛れ同乗していましたところ、モヒカンヘアーの緑色の方々が、世紀末に流行するべき姿で輸送車を襲撃しているではありませんか。
ふさわしい姿とはいえ、このままでは金目のもの、高級家電であります私自らが危ない?!

「あぁ、いけません。そんな不正な商取引による所有権の譲渡なんてされてしまったら・・・それは許すまじき営利妨害です!」

このような時のための非常時対応マニュアルとしましては、
1.販売店舗警報システムと同調
2.警備システムの強制操作
3.出入り口封鎖
4.然るべき機関への通報
5.座して待つ

「・・・・だめです!該当システムが存在しません/(^0^)\」

(・・・セイ・・・ステム・・・シール・・・)

「ふぇ、通信?!通信?!ナンデ?!」

(・・・オ・・・ヨウ・・・ヨウコ・・・ユウノ・・・)

突如の通信、通信先不明、ノ
アナスタシア・ラピスラズリ [156]
お借りしました:Eno.362 クレイン・クイン・ウィンターズさん

精霊協会へたどり着くより、少し前の話。
霾 琴渦 [157]

「なんか最近、冒険に出るのがはやりらしいわよ」

そんなことをパン屋さんのバイト中のことわに常連であるデネブが話しかけている。
その店で買ったパンを口に含みながら・・・

ここは大通りに面しているわけでもなく、あまり知られていないであろうパン屋さん。
ご飯時はさすがにそこそこの客入りがあるが、それでもごった返すほどではない。
看板メニューがチョココロネであったこともありことわとそこの店主が意気投合。
今に至ってはことわ製のパンも店頭に並んでいる始末だ。


「へ〜、そうなんだ〜。カボチャパイさんも行くの?」

「でたいけどぉ、仲間がいないのよ」

いまは暇になったお昼過ぎ
デネブはだいたいこの時間に買い物兼遊びに来るようだ。

怒っているような諦めているような声で現状を嘆くようなことを言いながらも
手を伸ばしてことわの角を一本もぎ取ってしまう。
あまりに自然だったため、ことわも心の準備とかそういうことは全くできず、情けない声を上げてしまう。


「ふひゃわぁうっ
ポルルク・ナラフィ [158]
【具現の集い】
oO(あそこは俺の『研究に没頭したい変人系研究者が住んでるとこ』ってイメージとぴったりだったな……
   静かで、入り口の警備も堅い。中にいた人も研究に意欲的。
   ……精霊兵にはそこまでして人を惹きつける魅力があんのかァ?)
警備担当の精霊兵に軽く会釈し、ポルルクは精霊兵研究所を後にした。
……前回の帰り道と違うのは、周りに彼とは全く雰囲気の異なる三人の冒険者がいることだ。

事の発端はこうである。協会に貼りだされた依頼の一覧はまだ少なく、冒険者は精霊兵の訓練相手になるか、隊商の護衛として派遣されるかの二択を迫られていた。ポルルク自身はどっちでもいいと思っていたのでなかなか決められず、終いには紙に『訓練』と『護衛』と書き、ペンが倒れた方の依頼を受けるといった手段をとった。結果、彼は精霊兵とタイマンすることになった…… のだが。

ねえ、研究所に行くんでしょ? だったら皆で一緒に行こうよ!

具現使いは引かれ合うのだろうか。同じく精霊を操るイサナと名乗る少女に誘われて、全員が精霊召喚を覚えているとい
ケネス・レィグア [159]
アイシアス=アイス [160]

 んー、前回まで散々私の外への憧れや楽しさなどを延々と語ってしまいました。
 ということで今回は新しいお友達について語ろうと思います。
 あ、お友達というのは先日行動を共にすることになったお三方なんですけどね。
 そうですね。
 まずはコポロちゃん。
 小さくてかわいらしいホムンクルス(瓶の中の小人)みたいなお方。
 ホムンクルスは作ったことありますけど、特別な魔術処理もせずにああも活動しているのを見るとホムンクルスとは少し違うのでしょうか。
 でもどこか人の手が加わった気配がしますので、ゴーレムの亜種あたりが……
 と、これではただの魔導考察ですね。
 とりあえずコポロちゃんはとても可愛らしいお方です。ぜひお家にお持ち帰りしたいぐらいです。


 次はレイさんですね。
 少し冷たい感じもしますが、あまり人との交流がなかったので感情の表し方が苦手な方だとお見受けします。
 本人は認めないでしょうけど少々抜けている点が特に親近感がわきます。
 あと腰に差している二本の剣。見たことのない形をしています。カトラスとも思い
ユミリア=ブローディア [161]
PTは無事に編成されました!

同族で攻撃魔法に長けるリリーさん、ギャンブラーなヒイさん、割と無口なクゼさん。
みんな個性的だなぁ……
アルティシア [162]
■妖精の家にて■
「アルテ!アルティシア!」
「…はい?」
本を読んでいると、小さな住人が話しかけてきました。

「あのニンゲン、いつまでここにいるの?」
「さぁ…私はずっといて欲しいと思っておりますけど」
「ニンゲンはキライ!臭くて臭くてかなわないの!」
「…に、にぎやか…いいと思う…」
「ふたりともー!そんなことよりお仕事ッスよー!」

…口々にしゃべりはじめてしまいました。

彼女たちも、『妖精』。この家に住みついてる、ごく一部の住人。
一言に妖精といってもいろいろな姿の子がいます。
こうして世間話を好むのは、こういうタイプの子が多いようです。

友好的な子もおりますし、ヤスナ様に酷い悪戯はしない…でしょう。たぶん。おそらく。きっと。

ドォォン!!

「!?」
…などと思っている矢先、庭のほうからすごい音が。

「落とし穴大成功ー!」
「………。」
ニーネ・ビント・アシュラフ [163]

 天幕の片隅をランプの明かりが照らす。ハイデルベルクを出発して幾日目かの夜、初めての土地での野宿のためか私は妙に寝付けずにいた。
 戦いのあとで疲れたのだろう、他の皆は既に静かな寝息をたてている。私は彼女達を起さぬように気をつけながら自分の荷物から真鍮の手紙入れを取り出し、音をたてぬようゆっくりと蓋をあけた。
 箱の底には古い古い手紙が眠っている。私はそれを手に取って開き、紙にしみこんだインクをそっと指でなぞる。ざらざらとした紙の感触。過去の記憶が扉をあけ、私はその内側へと潜っていく。
リビド [164]
ねぇ知ってる?
ニェーはね、初めて会ったときにトレゾアのお下がりを着ていたんだよ。
そりゃあ初対面は驚いたよ。
だって彼女は可愛いお人形なんだもの。
でもね、お人形だけど女の子なんだよ。
それがトレゾアの、男の人のお下がりだなんてあんまりだと思わない?
A・R・アルヴィオレ [165]
「謂い忘れていたことがあるんだ」

「時計に連絡するのを忘れていた」

「まっ、いーやっ!☆」
Abyss(imitation) [166]
ペカ(゚∀゚)ペカ
クゼ [169]
一人の男らしき者が居る
その者の名はクゼ 誰に名乗る訳ではないが――そう、誰もが知っているはずだ。

クゼは今、隊商の護衛を行っている。
精霊協会に登録されたばかりの駆け出しに相応しい仕事だ。
周囲には同じく駆け出しの精霊術師達が3人居る
奇妙な縁により同道する事になった者達だ。
好き好んでクゼと同道するのだから、大変な物好きであろう。
尤も精霊術師の冒険者と言うのは余り普通の人間の部類には入らないであろうが。
ナコ・エイシス・スフィータ [171]
【イラストあり】
「はうっ…書類の出し方間違えてたみたい。
一応後ろにはついてきてたけどすごく切ないよぉ。
こんどこそ合流しないと…」
ペーター・リア・フォン・オッフェンレンツ [172]
ゴブリン、快勝。アルベルトより追加依頼。奪われた荷物をする追跡する由
不安は残るが受けないわけにもいくまい。
私たちには力がある。力がある以上は責務がある。優れたものはなにかをなさねばならない。
ヒイ=アルケ [174]
「…? …??」
「…ありのままに起こったことを話すよ。精霊兵に挑むつもりが何故かゴブリンと戦っていた」
「あっれーおかしいな。精霊兵と戦うはずだったのに…」
「ま、いっか」
「もともと精霊兵は練習用だったみたいだし、イキナリ実戦でも充分戦えてるじゃん」
「じゃ、ゴブリン倒したし帰ろっか?」
「え? 帰らないの? え? ゴブリンが奪った商品取り戻す?」
「…はい」
クローシェ [175]
転寝する子どもを背中に乗せたまま、滑るように歩く獣の姿。
 まっすぐな歩みは迷い無く、足音すら立てずに街のいずこかへ。
テネーロ・ゲナウ [176]
 さて、晴れて精霊協会の一員となった私ですが、早速同行者の方がお仕事請けてきて下さいました。
 何やら隊商さんの護衛だとかなのですが、聞く所によりますと、荷物を狙う盗賊さんとかが出る事があるんだそうで。意外に物騒な世の中なんですね。
 こう言うのって、それなりに警備とかしっかりやっていれば、私たち「冒険者」って位置付けの人たちに回ってくる仕事じゃないような気もするんですが、人手不足だったりとかするんでしょうか。
 何にしても、引き受けた以上はしっかりと遂行せねばなりませんね。報酬だって有るんです、日々を生き抜いていく為にも、文句言ってる場合じゃないですしね!

 いやー、しかしすごいですね!
 何がすごいって、周りの景色とか色々ですよ!
 なんかですね、見たことのない草とか花とか虫とかいっぱいあるんです。
 や、住んでた世界が違うってことで、それはまぁ当然の事ではあるんですが、それでもやっぱり新鮮なわけですよ。
 あんまりフラフラしてたので、途中で何度か注意されちゃったんですけどねーハハハ。
 
 護衛っていう名目上、何かしら危険な事態が起きちゃった
ユリ・Z・ノーフィス [177]
「チッ…こんなもんかよクズ」

請け負った仕事をこなし、愚痴を垂らしている。
「…ふむ、以前よりやはり力をつけているか」
「あ゛?…足りネェよ、こんなんじゃ俺は満足しネェ
 もっと、昂らせるものねぇのかよ、ババァ」

「なくもないが、今の主では、良くて瀕死、最悪死ぬ」
「それでいいんだよ、そうでもしネェと姉さんには勝てねぇ」
「…ユリよ、主は姉だけを望むか?」
「愚問だな」

「ならば姉を手に入れたら何をする」
「あ゛?」
「汝はその目的を達したら満足するのかと聞いている」
「……シラねぇよ、んなことは
 だけどな、俺のこの感情は誰にも止められねぇ、姉さんを殺す…それだけだ」
「…ふむ、わかった
 ただの興味本意だ、忘れるがいい」
「相変わらずわけわかんねぇこと言いやがるババァだ」

(…まだわからぬか、ユリよ
 …まぁ、よいか)
エカテリーナ・L・シャルレ [180]
みんなとあってたいしょうさんのごえいをしたよ

あとはみちゆくひとをながめていたよ

いいてんきだよね おひるねしたいねぇ

ごぶりんさんたちとあそんでつかれちゃったしねー

そういえば おはなししてくれたくーちゃんが

しょたいめんなのに しんきんかんがあるっていってたけど

どういういみなのかなー わからないなー わからないねぇ むずかしいねー

そのうちきっとわかるかなー
クロ=ル=プロマジン [183]
にや。
イザナギ=シリカ・エペタム [187]
「さて、幸いなことに」
「ん?」
「今回はメッセがない。実に楽だ。まさに楽勝《ピースオブケイク》」
「最初からメタいのである!?」
「ふっ、いいではないか。 前回《ウルドメモリー》からすでにメタくする──そう言ってたはずだ」
「いや、そのルビはどうかと思うのである」
「──せめて過去の遺産《ラストクルセイダー》とか」
「それだ!」
「それだ、じゃないのである!?」
「というかだ、何故俺《おれさま》はフルカラー《自然の摂理》ではなくモノクロ《古の亡霊》なんだ?」
「──大人の事情なのである──」
「なん……だと……?」
「森羅万象、色の無き者には色の有りき者の苦悩は知らず──」
「おぬしはなにをいってるのであるか」
「なるほど……、ふっ解ったぞエペタム……。流石我が魂の師《マスター・オブ・アニムス》……!」
「てれる。あとごはんいつものばいようきゅうする」
「……某が異常者なのだろうか……」
アレクシス・バルテル=エルンスト [188]
精霊協会での最初の仕事は護衛。
騎士ならやり慣れている仕事だけれど、あいにく僕は本格的な護衛任務にはまだついたことがない。
うん、でも、これもまた実践の一部だしね。

まず護衛のためにルート確認をして・・・
それからメルさまに隊列の編成を聞いて・・・
あ、そうだ。
護衛する商人さんの荷車に、ミミックのミイを乗せてもらえるように頼んでおかなきゃ・・。
流石にミィは歩けないよね。

出発前に、色々と打ち合わせをしていたら。
えるさまが、ミイの箱をじっと眺めているのに気が付いた。
えるさまは、治癒の精霊術が得意な人らしい。
僕は治癒系どころか精霊術事態に疎いから、術が使える人は凄いと思う。

でも、一体何をしてるんだろう・・・
ちょっとだけ興味があったから、しばらく様子を見ていたら。
えるさまは「ぷれぜんとをもってきました〜」と言って、鉈を取り出していた。

え?
ナタ?

どうするんだろう、と思っていたら。
ミイはナタを手に取って嬉しそうに振り回しだした。

え?え?
ミイの武器はナタになったの?
でも、なんで
リーリエル・ラシュカバレイ [189]
リリエの新しいパーティメンバーは歳の頃の近い二人の、女の子。
変な虫がつこうものならどうにかして追っ払おうと思ってたが、逆にこれは少々不安になった。
冒険者といっても色々だ、ましてや精霊協会への所属は数多く存在する冒険者の一握りにしか許されていない、それを考えれば見た目や年齢を気にするものじゃないと笑われるかもしれない。
実際、精霊兵を相手に危なげなく勝てたんだ。力のほどは申し分ないだろう。

が、今まで俺もサガもそしてレティも皆リリエより年上で、冒険者としての経験もあった。
そこからいきなり女の子3人、しかも一人はリリエより年下と来たら不安にならない方が難しいって思わないか?
とはいえ、あいつには良い機会なのかもしれない。
前に聞いたが家にいた頃は碌に友達もいなかったようだから、仲良く出来ればいいし、そうでなくとも今までにない刺激があることに違いないだろう。
しかしなんだ、俺は保護者じゃないんだがなぁ。



あまり口うるさいのは嫌われるだろうが、それ位しか出来ない。
今の俺が出来ることは、とても、少ないのだ。
[190]
【イラストあり】
〜精霊兵〜

人を模して作られた無機物の体に、魂の代わりとなる精霊石を宿した魔法生命体――精霊兵。
休むことなく製作者の命令を忠実に実行する精霊兵は、街の警護兵として欠かせない存在となっている。
しかし、悪しき者が利用すれば由々しき事態を招くため、その製法は精霊協会でもごく限られた者にしか伝えられていない。



説明を受けながら『彼』は思った。

…意味が分からぬ

続いて、こう思った。

…いかなる相手であろうと戦うべきものであればそれでよし

思考停止のようなたった一つの結論。
それは『彼』が、『彼』自信の姿を見た時に得た結論。それ以外考える必要はなく、それ以外為す必要もない。答えはいつだってシンプル…なはずだった。
語られる言葉の意味は分からぬ。そしてその意味を知る必要はない。




眼前に並ぶ4体の人形。
『彼』らの存在に気付くと、ゆっくりと構えを取った。応戦の構え。
それらを見た瞬間、『彼』は思った。

…我と何が違うというのか
…戦うために生み出された、意思無き存在

…我は…
カラブ・ケルベル [192]
俺も精霊を従えてみたくなったので、早速召喚能力を手に入れた。
ひひひ、とうとう俺も手下を持つときが来たか……!

…いでよ、精霊ッ!!!!


ずどごごごごごん

地面に開いた黒い穴から、黒いスーツを着て黒い帽子を目深に被り、
…両手には何故か焼いたパンと瓶詰めのジャムを持った、黒い精霊が出てきた。

「…俺の名は陰の精霊シドー。この俺を呼び出したのはお前か?」



陰の精霊か……。へへっ、俺にぴったりなダークでシャドウでカッコいい精霊じゃないか。

「そう!俺がお前を召喚したカラブ・ケルベルだ。今日からお前は俺に仕える精霊だからな。よろしく頼むぜ!」
「…はぁ?なに言ってんだお前?」



え、はぁ?

「はぁ?って……召喚した精霊は召喚者の手下になるもんじゃないのか!?」
「アホか。お前は漫画やゲームでそう思い込んでるんだろうが、俺は知らねーよそんなご都合ルール。つーか朝食中に呼び出すとかカンベンしてくれよなー、まったく。」


シドーはそう言ってパンを一口かじった。
な、な
ユミル=アス=イーダフェルト [194]

「一つ気になるんだけどさ、どうしてさっさとオレを殺して取っていかないわけ?」
 あっけらかんと、どこか他人事のようにユミルはそう尋ねた。
 仰向けに寝ると華が潰れるのを気にしているのか、うつ伏せの姿勢で頬杖をつきながら、両足と尻尾をぱたぱたと動かしている。
 ユミルはこう見ると本当にどちらなのかわからない。なのでとても対処に困る。
「……お前が男か女かはっきりしないから手を下しにくい」
「…は?」
「女には手を出さないと契約を結んだんだ」
「はー……奈落の時は女子供関係無しだったオマエがねぇ…」
 またからかうような笑みを浮かべるかと思われたが、目をぱちくりと瞬かせながらしみじみと驚いたようにそう呟く。
「神とは名ばかりの悪魔みたいなものだからな、オレは。一度結んだ契約は絶対だ」
 嘘は言っていない。
 本来は契約と言える程立派なものでもない、単なる口約束ではあるが、これを守っている限りアイツの顔を覚えていられる気がして。
 渋々と了承した時の何故か嬉しそうな笑顔を。
 契約とは名ばかりの、これは───
「──まあ、ただの未練かも
フィリア・フィリス [195]
ほへ〜。
シルバ [196]
「……。」
「ああ、そういう訳で寝てるんだ。もうすぐ起こすつもりだが……」
「……。」
「……本当にな。セリスも後で言ってやってくれよ、こいつ何考えてるかよくわからん。」
村正眠 [197]
精霊兵達ってもっと打たれ強く無かったでしたっけ
時間いっぱい攻撃しても倒すことができなかったような…退化です?
ルトロヴェント=ファールポルト [198]

割り当てられた彼の部屋にて。



「なー、イム」

「なに?」

「おまえいつまでそのままのつもりなんだ?」
「まだ得体がしれない以上、わたしは黙っておくべき」
「違う?」
「そんなことねーよ」
「アルドにーちゃんも、ミリィも、ミイルも、悪いやつにはみえねー」
「なにより、同じ時に試験を受けて受かったんだ。
 お前のことばらしてもいいんじゃねーの?」
「ルーがそんな調子だからわたしが気を付けないといけないこと、
  わかって欲しいんだけど?」

「何だよそれ」

「ここまでの旅路。わたしの言うことの方が正しかったこと、何回あった?」

「……」


痛いところを突かれたのか、少年は黙り込む。


「さぁ、必要な物は詰めた?数日かかると聞いているけど?」

「……あと少し」
ヒスティカ・オリオン [200]
【イラストあり】
グリフォン。またの名をグリフィン。
鷲と獅子を合わせた姿は、まさしく鳥獣と言える。
ファンタジーな世界なら、たいてい存在している幻獣である。

そいつの素晴らしい脚は、踏ん張りが利く。
爪は鋭くて、黒曜石みたいにピカピカしている。
毛並みは柔らかくも分厚く、その下にある筋肉はしなやか。

こんなに素敵な足だから、ヒスが望むのも無理はない。

「昨日は初☆戦闘だったな!
 脚の具合、どんな感じ?接合部分が痛いとか、無い?」
「思ったより平気よ。
 三叉槍を振り回しても、駆けずっても違和感が無い。
 もう、私の脚。考える通りに、指先すら微細に動くわ」

うっとりと、ヒスは自分の足を見た。

鮫汰が遠い世界でバクリと捕まえた、美しいグリフォン。
不思議なナイフを使って、脚に断面を作くった時の高揚感。
わざと残した太股の接合傷が、それを生々しく思い出させてくれる。

だから、傷は素敵なのだ。
刻まれた分だけ・えぐれた分だけ、その一瞬の時間が形になる。

感情が無ければ、傷は残らない。
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