精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.298 (第3回:2012/9/29)

E-No.298

本名:リリーエ=E=ティーマ
通称:リリーエ

【過去の冒険結果】【メッセージ一覧】

一言メッセージ
私は深い闇の中にいた。

体を抱く様に丸くなって横たわって。

いや、横になっているのかもよく分からない。

どちらが上か下か左か右かなのかも知覚出来ない。

落ちてはいない、沈んでもいない、浮き上がってもいない。

ただ広大な空間の真ん中で宙に浮いている、そんな感じがしている。

目を開いても何も見えず、耳を澄ましても何も聞こえず、手足を動かしても風さえ起こらない。

『これは夢だ』

そう思おうとしても目に、耳に、喉に、肌に、心に感じるのはどこか現実的な圧迫感。

「―――――――――!!」

思わず叫んだつもりだが、全く何も聴こえない。

体も動かない・・・いや、動かそうとしているのにまるで固まってしまったかの様に動けない。

ドクン、ドクンと圧迫感が強さを増してゆく。

「―――!―――――!!―――――――!!!」

『嫌―怖い―助けて』

そう叫ぼうとしても、叫んだつもりでも、何も聴こえない。

頬を熱いものが伝う。

閉じているのか開いているのかも分からないのに、次から次へと溢れ出てくる。

静止した様な空間の中で唯一、生きていると感じられる僅かな熱。

それをゆっくりと感じて、それに触れようと腕を動かす―――


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ぼんやりとした白と茶色の風景が見える。

指先にほんの僅かだけ冷たさを感じる。

少し痛い位の眩しさを目に感じる。


私は眼から流れる涙に触れながらベッドに横になっていた。

そういえば昨日は宿を取ってから眠ったんだっけ。

目蓋を瞬かせる――宿の白い壁と木の柱、窓から射してくる朝の光が目に映る。

体を起こして胸に手を当てるとまだ激しく鼓動を打っているのを感じた。

「嫌な夢・・・」

頭を振り、深呼吸をしてベッドから立ち上がる。

伸びをしながら窓を開くと、吹き込んでくる朝の冷気と太陽の光を身体に受けた。

もう一度深呼吸をして胸に手を当てる。

・・・うん、もう大丈夫。


槍を手に取って宿の裏に出て、日課の槍の鍛錬を行う。

しっかりと準備運動をしてから演舞に入る。

――動きはまだまだ鈍い。

サボっていた訳ではないけど、最近まで色々と一杯一杯だったから・・・

そんな事を考えているくらい集中が出来ていない。

まぁ、こういうのは無理に取り返そうと無茶しても身体に負担を掛けるだけですし。

そんな言い訳を思い付きながら昨日の出来事を思い出す―――



――私は精霊兵研究所に来ていた。

精霊協会の依頼で新米精霊兵の訓練をする事になったからだ。

研究員のヘルミーネさんが言うには、基礎的な戦闘技術は一通り習得しているらしい。

久しぶりの実戦で動きも勘も鈍っている私には少々荷が重そうに感じる。

ともかく、訓練が始まった。

私の動きは固い、同じく新米精霊兵の動きも武芸者や兵士の動きに比べたらぎこちない。

少しは実戦経験のある私が次第に押してゆく。

何とか直撃を貰わずに精霊兵を停止させる事が出来た。

訓練の報酬を貰い研究所を後にした―――



――戦闘で思い出したけど、あの人はいったい誰だったんだろう?

演舞を終え、素振りや歩法の反復に移りながら思い出す。

私が『精霊協会』に所属する少し前、とある街中で出会ったイシュトロットさんだ。

世界を移動して知り合いもいないはずなのに、彼は私の事を伝え聞いて知っている風だった。

あまりに突然の出来事だったので、失礼な応対をしてしまっていなかっただろうか・・・

イシュトロットさんはどこか飄々としていて気さくそうな人(?)だった。

けど、身振りや立ち振る舞いの端々からは洗練された武人の動作を感じた。

「...でお前ェさん、料理の心得があると見たが、どォだ?なんっか、いい匂いがすンだよな。へへ」

――少しドキッとした。

最近はあまり料理をしていなかったのに、そう言われるという事は・・・染み付いた匂い?

『やだっ、臭ったりしてないよね?』

そう言うイシュトロットさんは黒いエプロンの様な前掛けをしていた。

・・・流れの料理人をしているのだろうか?

そんな話を少しして、そのままイシュトロットさんとは別れた。

それにしても気になったのは、あの金髪の心優しい少年と同じ色をした
鮮やかな青色の瞳

彼は肌の色も違うし角も尻尾も生えてなかったと思ったが、まさか―――



そんな事は無いと結論付け、日課の鍛錬を終えて汗を拭きながら部屋に戻った。

ベッドに腰掛け、今日の予定を確認する。

「精霊街道で隊商の護衛か・・・」

一気に依頼の難易度が上がったと思う。

「強盗とか出なければいいけど・・・出るんだろうなぁ・・・・・」

そんな事を呟きながら準備をする。

外套を羽織る。
<ノーベルサイサリス>
 薄紫色の少し丈が長めの非常に防寒性の高い外套。


篭手を付ける。
<ファインフリージア>
 少し甘い花の様な香りがする革篭手。


ワンピースの裾を伸ばす。
<エリンロータス>
 私の一張羅の白いワンピース。
 幾つかエンチャントを施していたけど、世界を移動したら消えてしまっていた。
 でも、着心地等に変わりは無い。


最後に、槍を手に持つ。
<リリーオブザヴァリー>
 独特の水色をした私の身長より少し長い槍。
 一体成型されたお陰でとても軽いが鋭い槍。
 私が旅立つ時にお父さんがくれた大切な槍。



準備を終え、深呼吸をしてから部屋のドアを開け、目的地へと向かい私は歩き出す。

お知らせ

登録状況
【クエスト】継続登録、戦闘設定登録
精霊術の習得
増幅:状態異常耐性増幅 を習得!
スキルの鍛練
鍛練によって 放出 のLvが上昇! [0→1]
装備品の強化
同調によって 主力 のLvが上昇! [1→2]
攻撃 が上昇! [5→12]
精度 が上昇! [5→8]
同調によって 補助 のLvが上昇! [1→2]
防御 が上昇! [3→6]
精度 が上昇! [7→14]
同調によって 防具 のLvが上昇! [1→2]
防御 が上昇! [4→9]
精度 が上昇! [6→11]

メッセージ

ロット [101]
「会ったこた無ェと思うな、たぶん。

で、リリーエちゃんとか言ったっけ...
会ったばっかで得体の知れねェやつに、そンな話しちまっていいのかい?
...だがまァ、話が本当だとすっと、心細い思いをしている最中ってことになンのかね。
いやー、見かけによらず苦労してンだな」

口調は軽いが茶化すような調子はなく、どちらかといえば心配している様子。

「ああ、俺ァちっとばかし鼻が利くンでな。

ちゃんとして無ェ『エビフライ』がどォいうモンだか、
俺にゃ逆に想像がつかねェところだが...。
それを食べさせたかったてェのは、アレか、嬢ちゃんの恋人かい?」

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバーリリーエ
 [E-No.298]

プロフィール

クラス
種族
性別女性年齢???歳身長155cm体重48kg
雪のように白い肌と身軽な身体能力を持つ種族、スノーホワイトの女性。
見た目的にはまだ子供っぽくも見えるが・・・・・

好奇心で一杯で、一つの物事に集中すると周りが見えなくなる事が多い。
あんまり先のことを考えるのが苦手、とりあえずノリで後先考えずに突っ切ってゆく。
根は心配性ながらも、割と楽天的な性格。


元居た世界に戻りたがっている。
一時的な軽いホームシックの様なものみたいだが、精神的に不安定になっているかもしれない。

サブプロフィール

出自
・精霊と魔法の世界エレ=ヴィオレート出身
・魔法も使える種族なのだがリリーエはほとんど使えない
・体術と精霊魔術の才能はそこそこあるようだ

見た目
・薄い緑色をした髪と瞳
・髪は肩までかかっている
・種族の特長とも言えるとても白い肌
・痩せ型だがちゃんと必要な所に肉はついている

ステータス

HP火MP水MP風MP土MPMP増加量スタミナ素質PGP
1000000010200200
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
4.0310000000

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
2増幅連撃----40--××
36増幅治癒--40----×
50増幅状態異常耐性増幅10101010×

装備品

主力:両手(武器)LvCP攻撃防御精度
軽槍『リリーオブザヴァリー』
ブルーシルム鉱石と言う軽くて丈夫な合金で出来ている1メートル70センチ程の短槍
211208
スロット1
スロット2
スロット3
補助:補具(防具)LvCP攻撃防御精度
篭手『ファインフリージア』
花咲く精霊の洞に三日三晩安置して付けられたやや甘い香りがする篭手
210614
スロット1
スロット2
スロット3
防具:軽装(防具)LvCP攻撃防御精度
外套『ノーベルサイサリス』
一族に伝わる特殊な布から作られた中々の強度・保温・速乾性をもつ着心地の良い一品
210911
スロット1
スロット2
スロット3
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力1351095054100124
補助0000

所持アイテム (0/25)

No種別装備アイテム名価値
所持アイテムはありません
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