精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.156 (第3回:2012/9/29)

E-No.156

本名:アナスタシア・ラピスラズリ
通称:アナスタシア

【過去の冒険結果】【メッセージ一覧】

一言メッセージ
お借りしました:Eno.362 クレイン・クイン・ウィンターズさん

精霊協会へたどり着くより、少し前の話。




賑やかな飲食店。
テーブルに通され、料理を提供される。
こういった施設を利用するのは初めての事だった。
料理を挟んで向かいには、身なりのいい柔和な青年が座っている。


「どうだろう?お口に合うかな?」

穏やかな笑みを浮かべ、青年が尋ねてくる。


「ええ……
まさかこれほど上等なものを頂けるとは」

まともに調理されたものを食べるのは随分と久しぶりだ。使用人をしていた頃を思い出す。
大衆向けの食事が、これほど美味だとは知らなかった。
空になった皿を見ながら、思ったまま、正直な感想を返す。
青年は苦笑した。


「まずは自己紹介だね。
僕は
クレイン・クイン・ウィンターズ。ここで冒険者の試験があってね、それを受けるために滞在してるんだ」
「……これは、失礼致しました。クレイン様。
アナスタシア・ラピスラズリと申します。」
「うん。よろしく、アナスタシアさん」
「宜しくお願いします。先ほどはお見苦しい姿をお見せして、申し訳ありませんでした」
「とんでもない。困ったときは、お互い様だよ」

人通りの少ない裏通りで、行き倒れていた私。
そこに差し伸べられた手。

本当に、人の良い青年だった。
ただの行き倒れに食事を振る舞うなどと、到底まともな者の所業ではない。
恩を着せるでもなく、裕福さの見せつけでもなく、本当にただの善意のようだから、余計にたちが悪い。


「ところで、おっしゃっていた試験というのは、精霊協会の……」
「あ、そうだよ。知っているのかい?」
「ええ。不相応ながら、私も同じく試験を受ける身で」
「そうだったのか……これも不思議な縁だね。
そうだ。それなら協会まで、良ければ一緒に行かないかい?」
「およし下さい。私のような者と並んでいては、あなた様の評判にも傷がついてしまいます」
「大袈裟な。せっかくなんだ、同行に付き合ってくれないかな」
「しかし……」
「いや。ごめん、強制する気はないんだ。君さえ良ければ、って思っただけで」
「……勿体ないお言葉です。ご厚意に甘えさせていただきます」
「そうか!よかった」
「正直なところを申し上げると、遠路身一つで来たもので、大変心強い話です」

青年の申し出は有りがたく乗っておこう。
元より、渡りに船。断るつもりもなかった。
悪運続きと思っていたが、今日はずいぶんと運が良い。
食事にありつけた上に、良い相手と知り合えたものだ。


「そういえば、君の出身……もしかして、『北の地方の白い国』?」
「……」

確かに、先ほどまでは運が良いと思っていた。しかしこの一言で、状況は一変する。


「……分かって、しまいますか。それは、この眼ですか?それとも、肌……」
「肌……?そういえば、あそこの国の人は……」
「……いえ、今のは忘れて下さい。遠方なので、気付かれないものと思っていたのですが……」
「ごめん、もしかして、なにか知られちゃまずい事だったのかな」
「……」

油断しすぎたようだ。
確かに、知っている人間には一目で分かる事だろう。
しかし、彼の言動から察するに全てを知っているわけではないのかもしれない。


「そうですね。出来れば内密にお願いします」
「……。わかった。秘密にしておくよ」
「事情は分からないけれど、そんな遠くから来たんだ、何かあるんだろう。出来る事があれば協力するよ」
(何かある……ねえ……)
(それは、貴方の事じゃないのかしら?)

何か、嫌な予感を感じ取っていた。
目の前の人間が危険人物に見えるとか、私に未来予想が出来るとか、そういう大層な話ではなくて。
私の持ち前のネガティブ思想が、何となくぼんやりとしたアラートを上げていた。


「ありがとうございます。クレイン様ほどの方にそう言っていただけると、たいへん心強く思います」
「うん……ちょっと混んできたね。そろそろ出ようか」

見れば、店内は人で溢れていた。これもなかなか見慣れない光景だ。
漠然とした不安と共に、私と彼は腰を上げる。

視界の隅で、彼が、何かを落としたのが見えた。



つづくよ!

お知らせ

登録状況
【クエスト】継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、セリフ登録、精霊術設定登録、サブクエスト登録
精霊術の習得
増幅:治癒 を習得!
スキルの鍛練
鍛練によって 増幅 のLvが上昇! [3→4]
GPの送付
フリーレ [100]100GP を送付!
装備品の強化
同調によって 主力 のLvが上昇! [1→2]
攻撃 が上昇! [5→10]
精度 が上昇! [5→10]
同調によって 補助 のLvが上昇! [1→2]
攻撃 が上昇! [10→20]
同調によって 防具 のLvが上昇! [1→2]
防御 が上昇! [5→10]
精度 が上昇! [5→10]
メッセージ送信
レイン [64]1件 のメッセージを送信!
エローシオ [90]1件 のメッセージを送信!
ヘルム [109]1件 のメッセージを送信!
アウラ [205]1件 のメッセージを送信!
クレイン [362]1件 のメッセージを送信!
ラナ [828]1件 のメッセージを送信!

メッセージ

クリス [222]
おお、あなた格好いいわね。見た目もそうだけど、雰囲気が?
あ、私クリスティーネよろしくね?
よかったら色々とお話しない?
ナッツ [376]
「あら…とてもかっこいい服装をしてますわね、ジェントルマンみたいですわ!」
「こんにちは、少し気になったので話しかけてみましたわ、ここにいるということはあなたも冒険者かしら?」
「私はアドナー・ナッツァ・ダンピール二世と申しますわ、よろしくお願いしますわね」
クラージュ [690]
(紫色の髪をした少年がふらふらと近づいて来て)

「そこなお姉さん。 綺麗な銀髪ですね」

「ちょっと髪型を変えてみたりしませんか。 ええ、結構色々変わる物ですよ、気分とか」

(手の中でくるりと鋏を弄び)

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバーフリーレ
 [E-No.100]
アナスタシア
 [E-No.156]
Φ
 [E-No.260]
花梨
 [E-No.290]

プロフィール

クラス
種族
性別女性年齢22歳身長160cm体重46kg
白皙銀髪、透き通った紺碧の瞳をした、氷のような女性。

折り目正しい所作は見る者に生真面目な印象を与えるが、
どちらかというとアウトローに属する人種。

冷酷で現実主義、慇懃無礼で高慢。
好きなものは金。嫌いなものは偽善。

アイコン一覧

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ステータス

HP火MP水MP風MP土MPMP増加量スタミナ素質PGP
1000000010200200
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
5.0300000000

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
1増幅強打40------××
2増幅連撃----40--××
36増幅治癒--40----×

装備品

主力:遠隔(武器)LvCP攻撃防御精度
リトル・リトル・ライフ
2110010
スロット1
スロット2
スロット3
補助:補具(防具)LvCP攻撃防御精度
スノー・グルーヴ
212000
スロット1
スロット2
スロット3
防具:軽装(防具)LvCP攻撃防御精度
ホワイト・ジレ
2101010
スロット1
スロット2
スロット3
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力1121352527100122
補助0000

所持アイテム (1/25)

No種別装備アイテム名価値
1素材ゴブリン銅貨25
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