精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.90 (第3回:2012/9/29)

E-No.90

本名:エローシオ
通称:エローシオ

【過去の冒険結果】【メッセージ一覧】

一言メッセージ

朝の散歩に出かけたら、大通りで猫が転がってた。

「猫だー。ねこねこ」

狼が吠えても動かない。
わんこが匂いを嗅いでみると、少しいい匂いがした。飼い猫かな?
触手の先でつついてみる。まだちょっとだけ暖かいけれど、体が潰れて、欠けちゃってた。

「死んでるー」

馬車の車輪(わだちっていうやつ)の跡があるから、道を歩いてて潰されちゃったみたい。

ハイデルベルクはニンゲンの街。
道の真ん中を油断して歩いてるからこんな目にあっちゃうのだ。
きっと、飼い主に優しくされて、ニンゲンが安全だって勘違いしちゃったんだろう。

「ねーねー、これどうするのー?」

顔を上げて、道を歩いてるニンゲンに訪ねてみる。
誰か一人でも答えてくれないかなーって思って、あんまり誰とも絞らないで適当に声をかけてみた。
すると、みんなが知らないフリ。
わたしが怖いから、みんな話すのが怖いのね。強すぎるのも、こういうときに困りもの。

「食べちゃおっか?」

わたしの言葉に、わんことおおかみが嬉しそうな鳴き声で応える。
二匹はいつもお腹を空かせてるのだ。もちろんわたしも同じ。

魂の入ってない、できたての死体がわたしの好物。
森で狩りをすればすぐに捕まえられるけど、ハイデルベルクではとっても貴重なのだ。

だって、いっぱいいるニンゲンは殺しちゃダメだし、あとはニンゲンの持ち物になってる獣か、
ニンゲンから隠れてるちっちゃい獣しかいないんだもの。

「……食べちゃっても、いいよねー?」

まわりに聞こえるように言ってみたけど、誰も返事しない。
もう、意地悪ばっかりなんだから。

「もういいわ。やっぱり食べちゃおう!」

触手で猫を持ち上げる。地面に張り付いてた猫は、引き剥がすと中身がちょっとこぼれた。
持ち上げてみると、ガラス玉みたいな瞳が開いたままになってる。

わたしはそれを見ているうちに、ふと、気になったことがあった。


この猫は、死ぬときにはなにを見てたのかしら。



【ふしぎなねこのはなし】


その男は、とある商人組合の一人として、荷馬車で貿易品を運ぶ仕事をしていた。
護衛に二流冒険者すら雇えないような貧乏な商人である。魔物が怖くて遠出することもできない。

その日、男は近郊の村で果物を買い付けて、ハイデルベルクの市場まで運ぶ仕事を請け負っていた。
あまり見入りのよくない仕事だったが、仕事を請けられるだけましと、男は馬を走らせた。

だが、男はその日、ツキに見離されていたのである。

たとえば、つい最近、冒険者協会が新たな冒険者を試験で集めたせいで、いつもより街の門での取調べが厳しくなっていて、ずいぶんと足止めをされてしまったことだ。

果物は鮮度が大事だと、依頼主からは荷物を昼には届けるように言われていた。
だが、門を抜けたのは昼間を大きく過ぎてからで、もう届ける予定の時間を大きく過ぎていた。
商人組合からの信用を失えば、次に回ってくる仕事もなくなってしまう。

男は馬を駆けさせた。人も行き来する大通りではあまり馬車を駆けさせるべきではないのだが、馬車の通る道の中央を歩く人間もそうそういないのだから、大丈夫だろうと思ったのだ。

焦燥は男を苛立たせていた。
その時、男は仕事を失う恐怖に責め立てられ、取引を渋って村からの出発を遅らせた村人を呪い、街門でありもしない危険物を探して荷物の確認を行った役人達を呪っていた。

だから、馬車の前に飛び出した猫を見たとき、躊躇いよりも、怒りのほうが大きかったのである。



「いやぁ、街の門での取調べが厳しくなってるって話は聞いてたからね。遅れたのは仕方がないよ。まったく冒険者協会も厄介な事をする。いっそ審査だけは他所でやってくれればいいんだがね」

商人組合の組合員は、むしろ男を労って、少し多めに報酬を払ってくれた。
同じように近郊の村から荷物を運びにいった商人たちは、もっと遅くなっているのだという。

肩透かしを食らってような気分で、男は組合員に礼を言って、建物を出る。
あとは、荷物がなくなって軽くなった馬車を、組合の厩舎に預ければ仕事は終わりだ。
そのあとに、多めに儲けた分の金を使って一杯やろうと男は思った。
そう思うと自然と顔に笑みが浮かぶ。

だが、組合の前に停めていた馬車に近づくと、その足元に、男は妙なものをみつけた。

「ニャア」

それは一匹の猫だった。

男はわずかに息を呑む。
忘れて、なかった事にしていた記憶がよみがえったのだ。

「おい……なんだよ、お前」

確かに、その猫は、男が馬車に巻き込んだ、殺してしまったと思った猫と同じ毛並みだった。
だが、同じなら生きているはずがない。足の一本も折れてないし、怪我もしていない。

「驚かせるなよ。……ほら、どけ」

馬車の傍に居座られていれば、馬を動かすときに巻き込んでしまう。
男は猫を腕を振って追い払おうとした。

「フシャァァッ!」

その瞬間をずっと待っていたように、猫が爪を閃かせた。
男の二の腕に、三本の深い傷が走ると男が鋭い悲鳴を上げる。

傷の痛みに後ずさりながら、男ははじめてその猫の目を見た。
ガラス玉のような目は真っ赤に輝いている。

そのねめつくような輝きに、男は深い憎しみが宿っているのに気づいた。
『この猫は、俺が殺した猫だ』男はなかば本能的に理解した。
自分はこいつに殺されるとさえ思った。

命乞いの言葉が脳裏に浮かんで、男はすぐに打ち消す。
猫に命乞いをする滑稽さにではない。猫が命乞いの言葉など聞くはずもないからだ。

「くるるるるるるるる……」

喉を鳴らしながら、猫がゆっくりと足を踏み出す。
そのしなやかな体が柔らかく身を屈め、自分の首筋に飛びかかかると男は信じて疑わなかった。

だが実際には、猫はゆっくりと男の目を見つめながら数歩だけ歩いたあと、興味を失ったように顔を背けて、通りに面した裏路地の入口へと駆け去っていったのである。

男はしばらくの間、商人組合の建物の前で、魂を奪われたかのように立ち尽くし、立ち寄った同業者が奇妙に思って話しかけるまで、身じろぎひとつしなかった。

我に帰った男は、すぐに大きな悲鳴を上げた。
自分の腕につけられた傷から垂れた血で、腕から手の平まで真っ赤に染まっていたからである。



【わるいかいぶつのはなし】


少年は猫を飼っていた。

彼の父親は、ハイデルベルクにいくつかある、冒険者を相手にした雑貨店の一つを経営していて、おかげでこの少年の家はなかなかに裕福といえた。
だから、少年がペットを欲しがったとき、父親はその願いを叶えることができた。

猫の名前はピーター。灰色の綺麗な毛並みの猫で、少年によく懐いた。

ピーターは家の中や、雑貨店の中で放し飼いにされたが、外には出されなかった。
ハイデルベルクは平和な街だが、それでも多くの人間が住んでいるのだから危険もあるからである。

ある日のこと。
少年の不注意で、ピーターは店の扉から外へと飛び出していってしまった。

慌てて少年は街中を探し回った。だが、ピーターは見つからない。

最初は、ピーターを勝手に外に出した事を父親に叱られることを恐れていた少年も、探しているうちに、胸の内に恐ろしい予感がこみ上げていることに気づいた。
それは、自分が、もうだれの手に負えないような、恐ろしい間違いを犯したという予感だった。

たとえば、悪い人にさえあわれるとか。
たとえば、野良犬に襲われるとか。
たとえば、馬車にはねられるとか。
たとえば、たとえば、たとえば。

ピーターは二度と戻ってこないかもしれない。

何かに追い立てられるようにへとへとになりながら歩いて、大通りに飛び出したとき、少年は奇妙なものが通りの真ん中に立っているのを見つけた。

それは、二匹の犬をつなげて、少女の体を上に乗せたような、奇妙な風体のものだった。
まるで絵本の中に出てくるような怪物。
だけど街の人たちは、誰もその怪物の事を咎めようとしない。

まるで『いないもの』のように扱っている。

触れてはいけないものを見たような気持ちになって、少年はそれから目を反らそうとした。
だけど、その怪物の足元を偶然見てしまって、少年は「あっ」と声を上げた。

怪物の足元。
地面に血の跡があった。


『たとえば、野良犬に襲われるとか』


まるで冷たい雷が背筋をさしたように、少年はその場で凍りついた。
けれど、少年はそのまま凍り付いている事はできなかった。
一歩づつ、きぐしゃくとした足どりで、通りに立つ怪物に近づいていったのである。

「あ、あの……」

まるで空の上にいる人形師に操られる、操り人形になったように、少年は怪物の前に立った。
自分を操るその糸には、きっと『お前のせいだ』とびっしり書かれているにちがいない。
怪物に話しかけながら、少年はそんな事を考えていた。

「なぁに?」

少女が振り向く。
顔立ちは、可愛らしい方だと少年は思ったが、足元では二匹の犬が睨んで、唸っている。

「その、血……」

少女の足元を震える指先で示すと、少女も同じように足元を見た。
ちいさな血の跡。

冷静に良く見ることができれば、それがわだちの跡だと気づく事ができたかもしれなかったが、自責の念だけで必死に怪物の前に立っている少年に、それを求めるのは無理があるだろう。

「ああ、そっか」

少女の声が、合点がいったとばかりに軽くなる。
少年は弾かれたように顔を上げた。

「あなたが、猫の飼い主?」

少年は繰り返しうなずく。
そして、熱に浮かされたような、かすれた声で、こう尋ねた。

「ピーターは? ピーターを、どうしたの?」

少女はその言葉に、少しのあいだ首をかしげて不思議そうにしたあと、やっと笑顔で口を開いた。

笑顔でこう答えた。


「ピーターは、わたしが食べちゃったよ」


少年は、その言葉を聞いたとたん、目の前が真っ赤になった。

ずっと後になって、その光景を遠くから見ていた少年の友達が、彼が泣きながら怪物を何度も叩き、最後には退散させてしまったことを教えてくれた。
その時の話は子供たちの中であっという間に広がって、少年はちょっとしたヒーローになった。

だけど、ピーターはもう戻ってこない。



                       ◆



「……どうして、あの馬車のニンゲンのこと、腕を引っかくだけで許してあげたんだろーね?」

夕方の街をてくてくと歩きながら、不思議に思っていた事を聞いてみる。

足元で、わんこが「きゅーん」とだけ答えた。分かるわけないもん。仕方ないよね。
その隣では、おおかみが不機嫌そうにグルグルと唸ってる。
ニンゲンの子供にポカポカ叩かれて、仕返しできなかったからずっとこの調子なのだ。

仕方ないじゃない。なにもしてないニンゲンに悪いことしちゃダメって約束だもの。
ああ、でもひどい目に遭った。

お知らせ

登録状況
【クエスト】継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、セリフ登録、精霊術設定登録
【イベント】武術会【秩序杯】
精霊術の習得
増幅:状態異常耐性増幅 を習得!
スキルの鍛練
鍛練によって 結界 のLvが上昇! [0→1]
装備品の強化
同調によって 主力 のLvが上昇! [1→2]
攻撃 が上昇! [5→10]
精度 が上昇! [5→10]
同調によって 補助 のLvが上昇! [1→2]
防御 が上昇! [3→6]
精度 が上昇! [7→14]
同調によって 防具 のLvが上昇! [1→2]
防御 が上昇! [10→20]
メッセージ送信
レイン [64]1件 のメッセージを送信!
シトリ [99]1件 のメッセージを送信!
フリーレ [100]1件 のメッセージを送信!
エスト [117]1件 のメッセージを送信!
クオン [121]1件 のメッセージを送信!
クエル [124]1件 のメッセージを送信!
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メッセージ

サーシャ [11]
少女は目の前に現れた何かを不思議そうに見つめはしているが、
特に動揺している様子はない

「別に平気よ。驚いてはいないわ。
その子達は
血の臭いに敏感なの……そう。
確かに、舐められたら困るわね。ただでさえ不足してる
なんだし」
…頻繁に行う戦闘大量に血を流すからよ。
ある程度は慣れたけど、やっぱりあまりいい臭いじゃないわね」

「こっちも質問していいかしら。
その子達は…貴女が作ったの?もしそうなら…なんのために?」
「趣味だったとしても…別に否定はしないわ」
いのち [15]
おやおや?
何だい君たちは?

ひょっとして、僕の世界でいう暴走族かい?
だめだよ、お腹が空いているからって人の周りをぐるぐる走りまわっちゃ!
ほらほら、お姉さんが困ってるじゃないか!

さ、みんなで仲良く僕をお食べよ!
そしたら甘味できっと落ち着くよ!

あれれ?よく見ると君たち、繋がってるのかい?
変わった子たちだねえ。でも、僕が今一緒にいる子とちょっと似てるね!

僕はいのち!
異世界からやってきた、リンゴ味の銘菓なんだよ!
君たちはなんて名前なんだい?あれ?君たちじゃなくて君は、かな?
フォンテ [39]

ギョエーッ!! た、たたたタコの足がぁ!! わわわわしの脚に!!
いっ、いきなり何するんじゃワレっ! 乙女の脚にいきなり巻きつくとか……
は、ハレンチじゃぞ!!

………ハァ……ハァ…… すまぬ、取り乱した。
エローシオさんじゃったかの? よろしくのう……しかしどうも身体つきが……むぅ…?
お主は…えと……その……何者じゃ
気分を害されたら済まんが、その……わしにはお主が怪物にしか見えぬ…
精霊協会の施設にいる以上、害意があるわけではなさそうじゃが……
むしろなんか訳ありな感じかの?
ちなみにわしはガーゴイルのフォンテ・ディ・テラコッタじゃ。
ガーゴイルじゃから、水が出る。常時ヌレヌレじゃ。
その点ではわしも怪物じゃのー、ムッフッフ…
冒険者……といえば冒険者じゃな。わし自身は不本意なんじゃがの…
お主も冒険者になるのにいろいろあったんじゃの…大変じゃのう
その…タコ……でいいんかの? そいつは水が好きなんかぇ?
わしの水は特別綺麗じゃが、協会の引いてる水もそんな悪くなかったぞい。
飲んでくるとええぞ?
シンシア [44]
「…!」
『――ふむ。これは…にぎやかな来客があったものだ…。』
「…。。」

小さく「いぬ」に手を振るシンシア。心なしか表情も和らいでいるように見える。
『…ああ、すまない――我等は朽木の王という。…この娘はシンシア。
 察しの通り冒険者をしている。
 …名義上は彼女が冒険者ということになってはいるが――些末な差だろう。』
「…こん……にちは…。」
『…ふむ。エローシオか。…その口振りでは同じ冒険者か、
 もしくは敵対する側の者と推察するが――どちらなのだろうな…?』
ヴォルフ [61]
「ん───?」
「ほう…?ほう、ほうほう。ほうほうほうほうほう!」
「いやあこれはかわらしいわんちゃんだなあ!何処から来たんだい?こんな街中で飼われているにしては随分と巨きい…!ほう、しかも二つ首か!これは本当に珍しい!!もしかして魔物の血が入っているのかな……ううん、いったい何の種族だ、ろ……う?あれ?」


猛烈な勢いでそこまで言った所で、ふと上を見上げてやっとあなたの全容に気付く。二歩、三歩と下がり、そのすべてを視界に収めて。


「と、と… このわんちゃんたちは君の身体の一部だったのか。いやあ、すまないすまない。
 ───ああ、そうそう。ぼくは正確には冒険者ではないよ」
「ぼくは商人。数多ある界を渡り歩き幻想に生きる獣の仔らを売り買いする幻獣屋さ。それで、そういう君は冒険者なのかな?」
マリー [82]
びく! と犬の鳴き声を聞いた途端に身が震えた。
慌てふためく真似こそしないものの、犬の居場所を探ろうと、つい目線を彷徨わせてしまう程度の事はしてしまう。続けて聞えた声の主は、お世辞にも”人”とは表現出来ない何かの一部であり、別の一部が低い唸り声を上げれば、つい、身構えるように半歩後ろへと。
化け物が、すぐ傍に。考えるよりも早く、自然と腰にかける己の獲物へと手が伸びて――……シャッ、と金属が滑る音がして、片刃の短剣を鞘より引き抜いた。
 
「――……っ?! 貴方、言葉を……? 待ってください。それ以上此方に近寄らないで。
 私はマリー。マリー・バーンシュタイン。貴方はエローシオという名前ですか。」
 
「エローシオも、……冒険者? …………。
 いくつか質問、させてください。それまで近寄らないでください。刃物を向けられるのは嫌でしょうから、私を無礼者と罵り、この場を去っていただいても構いません。」
 
刃の切っ先は以前、エローシオに向けたまま。
いつでも斬りかかれる姿勢は崩さないが、それでも直ぐに相手を傷つけるのは”会話”が成立する為に躊躇われるか、自分勝手な酷い条件を相手に突き付け。
ルリ [88]
(スイッと、危なげもなく避けた)

「あら? 貴女、変わった格好をしているのね」(ぜんぜん気にしてないようだ)

「足元がワンちゃんと……タコさん?」

「アタシの名前はルリよ、こんにちは、エローシオちゃん☆」

「奇跡ってなあに? 魔法のこと、じゃないよね?」

「別にアタシ、そんなたいしたことはできないわよ?」
ユラム [97]
「うわっ!?」
精霊協会内でどうにも見たことのない生き物に出会った。
「ええと、初めまして、お嬢さん?」
とりあえず、腰は引けるが話が通じるか試してみることにした。
プリモ [102]
「きゃー!?」
「だ、だめだよぉ・・・せーれーでんせつはぜんねんれいむけの・・・」
「え、あ、違う?そういうのじゃないの?」
「へー、狼と犬と触手がくっついてるんだ・・・スキュラ、ってやつかな?」
「面白いかも!ボクはプリモ!あなたはお名前なんていうの?」
ヘルム [109]
声をかけられて振り向いた直後
ヘルムは剣を抜き放ち、横薙ぎに斬りかかってきた。

(魔物め、ハイデルベルクの中にまで!スキュラか?)

人型の胴体と獣の部分に刃が食い込む瞬間に
その刃が寸でのところで止まった。

(今こいつは何と言った?『わたしも冒険者なの』だと?)

「化物め!貴様も精霊協会員なら会員証を所持しているだろう!
それを私に見せよ。
言っておくが、妙な動きを見せたらこのまま斬るぞ」

ヘルムの目と声色は本気であった。
アナスタシア [156]
「あら……」
「初めまして、エローシオさん」
「私、アナスタシア・ラピスラズリと申します。以後お見知りおきを」
「ところで、貴女……」

女は手慣れた手つきで銃を回し、少女の眉間にそれを突きつけた。

「ペットの管理は礼儀ですよ……次は無いとお思いなさい」
ことわ [157]

「わひゃっ!」

隣の狼さんから食いつかれてちょっと驚くことわ。
でも、そんなに美味しそうに見えたのなら嬉しいな、とほかほかしてる。


「わーい、ありがとう。そんなにいい匂いしてるかな?」

「ことの名前はことわって言うよ♪楽器の琴に渦巻きの渦で琴渦」

「お近づきの印にエローシオちゃんにも♪」

こっちはわたあめ。棒付きでピンク色をしている。味は食べてのお楽しみ。

ふと視線を感じ下を見てみると犬さんがこっちを向いている。
どうやら角のパンに引かれているのかな?


「あれ?足りなかったのかな・・・これじゃあこっちのパンを・・・」
そういいながら作り出すはことわの体躯ほどもあろうかというデニッシュ食パン一斤
さながら岩石召喚魔法のように両手を挙げて、形をなすと大きな影ができあがる
それを切りもせずにどうぞとさしだしてしまうのでした。
カナタ [228]
「新しいもふもふを発見、突撃します」
「もふもふもふもふ……」


「!?」
(…すでに所持者がいるのね…)
「残念…」
ヨザクヤ [230]
「おや・・・可愛い子達よのう・・・それに『いいもの』をもっておる。」

「儂は・・・ヨザクヤじゃ。まあ化け物には違いないがのぅ。人は食べたりはせん。」
   
「ちいとばかし、分けてもらうだけじゃ。」
そういうと、血の臭いを消すかのように甘い香りが漂う。それは何かを誘うような香り。
「どうやら、ここに来る前に怖い目にあったようじゃのう・・・確かに、ここなら襲われはせぬが。」
さくら [237]
「ひゃぁぁぁぁぁっっ!?」
いきなりの背中からの刺激に、びくぅぅっと身体を跳ねさせる。にゅるにゅるした異形の感触に、思わずぞくぅっと鳥肌を立たせてしまう。
「な、何…?あなたは…?」
目の前にいたのは少女。と、わんこっぽいのと触手の融合体。どうしようこのタイプ見るのはじめて。
「あ、う、うん大丈夫。ちょっとぬるっとするくらいで、それ以上あれとかこれとか何もされないなら……」自分が妙なこと言ってるのに気づいていない。安堵の息を漏らしつつ。
「あ、はい。私は冒険者…なのかな?の姫榊さくら。あなたはエローシオちゃんって言うのね」
「大丈夫、怒ってないから安心して。でも……その、触手みたいなのはなんなの…?」
出たり入ったりする触手を見てちょっと顔を赤らめる。
アルマ [249]
「そう、呼び出した…」
「なんだいなんだい、タコとか犬とかそんな知り合いはいないぜ…」
「ま、魔神は相棒の連れで、俺は至って普通の鍋なんだが…
 まとめて呼び出されたのは本当だよ」
「ん、方法はね、これに書いてた…」
手持ちの魔道書を見せる
「それお前、あとで見たら代用品ばっかりでよ…よく失敗しなかったよな」
「名前、えっと、アルマだよ…こっちはお鍋…よろしく…」
ユーノ [325]
「お姉さんって、人間じゃないですよねー??」
いきなり不躾な質問をしてきたのは、腰くらいまで髪の毛がある女の子だった。
「お姉さんみたいな感じの人、初めてみたんですけど、なんだかすごくかっこいいと思います!!」
無邪気な子供のように目をキラキラさせていた。
「私はそうなんですけど、お姉さんも精霊協会に所属してるんですか??」
「私、『ユーノ=トラウム』っていいます、お姉さんのお名前はなんていうんですかー??」
蒟蒻 [375]
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁあl!!!」(断末魔



………



………………



ヒョコ
くっ・・・まさかいきなりがっつかれるとは思っても見ませんでした
それほど俺は美味しい匂いを発してましたか!?
チラッ


(いつのまにか新しい蒟蒻が彼女+2匹(?)の後ろに姿を現す)


ふっ・・・食として人気過ぎるのも不便なものですな
クネ、ウネウネ、ビチビチ

(かっこよくポーズを決めてるらしい)
アキラ [400]
道を歩いている途中、駆けてくる少女が、自分を避けようとして、思いっきり転んだ
「っておーい、大丈夫ー……って、え?」
その少女は、えーと、少女?は……下半身から犬とか狼とか、触手が生えていた
「っと、ああえと、悪い、大丈夫?」
あわてて手を差し出して、ついでに重たそうなので抱きかかえてみた。
「まあ一応、冒険者だけど、うん」
「ちょっとした精霊術は使えるかな、あとまあ、護身程度は、ああ、悪い、蛯沢晃、アキラでいいよ。」
信頼させるように、狼にどうどう、と半ばびっくりしつつ。
キディ [586]
………また物珍しいのが居るな……接触してみるか
取り敢えず近付こう
サヨ [751]
「あらあら 魔族なのに冒険者とは…殊勝な事ですね」
「可愛い娘と仲良くなるのは吝かではないですよ
 こちらからもよろしくお願いします」


    (2匹のわんこの頭を撫でながら)


「(あら…てっきりスキュラーだと思ったら 屍骸の”臭い”がします…
 スキュラーとは別の”何か”… よく分かりませんね…)」

「ああ そういえば クオンさん…でしたっけ?
 探して居られた様ですけど…コチラではちょっと見かけてませんね…
 薬を扱う者同士、是非一度お会いしてみたいものです」
夕緋 [976]
「あー、わんこだよわんこ。ほらほら〜銀くんも見なよー」

仄かに香る酒の匂いと甘い、甘い、血の匂いのする女性が頭に狐だか犬だかとにかく真っ白い生き物を乗っけて貴女の方を見ている
狐の方はとても眠そうに薄めで貴女を見つめているようだ
女性が貴女の全体を見渡しとある事に気づく、これ女の子じゃん!と。

「うおー!かわい子ちゃんじゃん!可愛い!抱きつかせろぉー!!」

言い切ると同時に貴女の方へ突進していった。
ユキ [985]
「な、なんでござるか!? こら、くんくんしちゃダメでござる!」
(拙者の気配を読み取るとは、只者ではない……!?)

「拙者は人であり人であらず……そう忍びでござる! うわ、ちょ、この犬どうにかしてほしいでござる! 格好つけてたのに!」
「せ、拙者、忍びの雪丸と申す! この犬たちはエローシオ殿?の飼い犬でござるかっ! し、躾がなってないでござるよ!」

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバーエローシオ
 [E-No.90]
クオン
 [E-No.121]

 [E-No.360]
イリス
 [E-No.858]

プロフィール

クラス
種族
性別不明年齢???歳身長???cm体重???kg
とある愚かな学者が異界から呼び出した、
一匹の無知な魔神。

本来は飢えた原形質の怪物だったが、
召喚のために生贄にされた少女の姿でこの世界に現出する。
学者は無垢な少女である彼女を溺愛し、
魔神もまた、乞われるままに少女として振舞った。

だが、学者が病に倒れると、その肉体は崩壊をはじめる。

この世界の肉体を失ってもとの姿に戻ることを恐れた魔神は、
ヒトを殺して肉体を奪うために殺人という罪を犯し、
それを止めようとした冒険者たちの手によって滅ぼされた。

だが、魔神は最後の力で、地を這う蟲や死んだ獣の肉体を支配し
不完全に少女の姿を模した怪物の姿で生き延びる。

無垢な心に、死への恐怖をキズとして残して。

---------------------------------------------------------

能力:死体を侵食して自分の肉体にする。

肉体:少女の身体を模した、獣と蟲の死骸の合成物。
   常に喰った死体で肉体が変質しているために身長体重は不定。

アイコン一覧

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2122232425262728

ステータス

HP火MP水MP風MP土MPMP増加量スタミナ素質PGP
1000000010200200
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
4.0300100000

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
3増幅防御------40×触手ガード
36増幅治癒--40----×肉体修復
50増幅状態異常耐性増幅10101010×

装備品

主力:片手(武器)LvCP攻撃防御精度
おおかみ
エローシオの下半身の左を構成している狼。意地悪でえっち。オス。
2110010
スロット1
スロット2
スロット3
補助:盾(防具)LvCP攻撃防御精度
いぬ
エローシオの下半身の右を構成している猟犬。言うこと聞くけど食いしん坊。オス。
210614
スロット1
スロット2
スロット3
防具:重装(防具)LvCP攻撃防御精度
しょくしゅ
エローシオの下半身から生えた触手。うねうね動く。ヌルヌルしていて血と液体が好き。
210200
スロット1
スロット2
スロット3
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力110110505512794
補助00108112

所持アイテム (1/25)

No種別装備アイテム名価値
1素材ゴブリン銅貨25
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