E-No.655
![]() | 本名:サクラ・エゾヤマ 通称:サクラ |
- 一言メッセージ
- *SIDE*サクラ・エゾヤマ
最近辻斬りにあったセツカさんの生死を彷徨う程の大怪我を、レイヤ先生はあっという間に治療した。
元々所持していた霊薬を使ったらしいけどセツカさんの様子を見たりでほぼ徹夜になってしまい、レイヤ先生も流石に疲労が溜まっていたらしい。
疲れたと言い残し宿の一室に閉じこもってしまったのだ。
「栄養剤とか…作れませんかね?」
レイヤ先生が閉じこもってからすぐにセツカさんがあたしにそう聞いてきた。
自分の看病の所為で疲れさせてしまったのだとバツが悪いらしい。
あたしも先日大怪我を負ってレイヤ先生に助けてもらったので、レイヤ先生の疲れを一発で癒すお薬を作りたいとは思っていた。
セツカさんから声をかけられてすぐに、あたしは調合器具を並べて薬学の本を取りだし開いた。
パラパラとめくっていくあたしの横からセツカさんも顔を覗かせる。
「へぇ、これが錬金術のレシピ書ですか。こうして間近で見るのは初めてですが…」
「楽しそうでしょう?」
「書いてある文字が読めるのに記号に見えますね。」
そう言いながら肩をすくめるセツカさんに、あたしは唇を尖らせ残念そうな表情を向けた。
そうしているうちに栄養剤のレシピが解説されたページに辿り着き材料の確認を行う。
幸い余裕があるし、時間もかからなさそうだ。
「これならすぐに作れそうです。ちょうど夕食時ですしセツカさんはレイヤ先生のところにお粥でも持って行ってあげて下さい。」
「分かりました。サクラさんお手製の栄養剤のことも話しておきますよ。じゃあ宜しくお願いしますね。」
「はい!」
セツカさんが出て行った後、材料になる葉っぱや薬品を荷物から取りだしあたしは錬金を開始した。
* * * *
1時間くらい経った頃、あたしは完成品を持ってレイヤ先生の部屋へと赴く。
ノックし入ると、レイヤ先生はベッドに横たわったままでチラリとあたしの方を見た。
「具合如何ですか?」
「…良くはないな。で、栄養剤を作ってきたのか。ちゃんと効くんだろうな?」
「うわ、愛弟子に対してその言い草。」
「愛弟子だからわかってるのだ、貴様はたまに変なところで間違えるからな。」
顔は青いままだけど、軽口を叩ける元気はまだあるらしい。
あたしはレイヤ先生を起こすと、作りたての栄養剤を差し出した。
「さ、どうぞ。」
「うむ…。」
レイヤ先生が栄養剤を飲み干すところを見守る。
決して美味しくはないものだけど、その分よく効くのだ。
良薬口に苦しって言うものね。
眉間に皺のひとつでも寄るかと思っていたが、レイヤ先生は空き瓶を握ったまま表情一つ変えずにあたしの方を見る。
「おい。この栄養剤はもっと不味かったと思うんだが。」
「え?レイヤ先生疲労で味覚破壊されたんですか?不味い筈ですよ??」
「いや、なんだか妙に甘…うっ…く…!!」
「レイヤ先生!?」
レイヤ先生が突然顔をしかめ胸を抑えうずくまる。
ま、ま、まさかの失敗!?
でもそんな筈…
オロオロしてレイヤ先生の肩を掴み顔を覗き込む。
先程まで青かった顔色が苦しみからなのか赤くなり、うっすらと額に汗が滲んでいた。
あたしは慌ててとなりの自室に戻り使った材料の余りや空き瓶を持ってくる。
「大丈夫です!だってレシピ通りにちゃんと作りましたもの!ほら!」
あたしが置いたものをレイヤ先生はチラリと見やると、目を見開く。
そして栄養剤に使った体力増強薬の瓶を指差す。
「馬鹿者…あれは…あれは…」
「これ…!?これは体力増強薬の…」
その瓶を手に取り、貼り付けてあるラベルに目をやり読み上げる。
「媚薬」
…あれ?媚薬…?え??なんでこんなものが???
「あ!思い出しました!ほら、ホワイトデーにレイヤ先生がくれた恋愛関係に効くレシピ集から適当に練習で作ったやつです!」
「……………。」
「……ど…毒ではないですね…良かったですよね…レイヤ先生の胸が苦しいのも顔が熱いのも媚薬の成分でした!あは…あはは…」
やらかしてしまった失敗をどうにか水に流しちゃえとばかりに取り繕おうとして全然取り繕えてない。
ああ取り繕えてない。
笑顔のまま固まるあたしを、うずくまり気味のレイヤ先生が見上げてくる。
「この…馬鹿者が!」
「きゃあ!」
レイヤ先生の腕があたしの肩へと伸び、あたしは思い切りベッドに倒れ込んだ。
→To Be Continued…
お知らせ
- 登録状況
- 【クエスト】継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、プロフィール登録
【イベント】武術会【秩序杯】、大武術会
- 精霊術の習得
- 放出:風雷 を習得!
- スキルの鍛練
- 鍛練によって 放出 のLvが上昇! [3→4]
- GPの送付
- ウルド [654] に 100GP を送付!
- 装備品の強化
- 同調によって 主力 のLvが上昇! [1→2]
→ 攻撃 が上昇! [10→20] - 同調によって 補助 のLvが上昇! [1→2]
→ 攻撃 が上昇! [5→10]
→ 精度 が上昇! [5→10] - 同調によって 防具 のLvが上昇! [1→2]
→ 攻撃 が上昇! [10→20]
- メッセージ送信
- メイガス [41] に 2件 のメッセージを送信!
玩具屋 [130] に 4件 のメッセージを送信!
ゲルハルト [551] に 1件 のメッセージを送信!
ウルド [654] に 4件 のメッセージを送信!
レイヤ [656] に 3件 のメッセージを送信!
メッセージ
- フォル [26]
フォル
ん…。まさか、アンタも冒険者なのか?
いやあんまりそうは見えなくてな。気を悪くさせたんなら謝るわ。サリエル
そうですよ。学者さんとか魔法使いさんとかもいるんですから。フォル
あー、そういやそうだよな。先入観が入っちまってどうもダメだな。
ホントすまねぇ。
俺はフォルネウス。ま、見ての通りの冒険者ってとこだ。サリエル
私はサリエルと申します。共々よろしくお願いしますね。
- リアーナ [435]
あ、セツカやっぱり怪我したんだ……、でも、もう治ったっていう事は浅かったのかな、後、錬金術の薬とか……? 二年は経ってないかなぁ……、時間とかわからない感じの真っ暗な所にいたから……、多分一年くらいだねぇ、こっちにこられて良かったよ。また、サクラたちにも逢えたしね♪ という事で、ボクの方には特に何もないんでヒョーゴたちの話が欲しかったけど……すぐこっちに来れたのと、二人の怪我でそれ所じゃなかったのかー。あ、告白してきた人って、ヒョーゴから見てどんな男性なわけ? 知り合いはいっぱいだけど、グループ皆で移動したって訳でもないんだよね……。トモエとかは、ネオトキオーで頑張ってるみたいだよ。時間がずれてるって大変だよねー……。
- ミリ [438]
あれ?そんなに日付たってないの?こっちもひと月は経ってないけどねー。 最近膝とかあっちこっち痛いなーって思ったらぎゅんぎゅん伸びてねー。自分でもびっくりだよー。 >ユカラくん ああ、俺は身長が最近いきなり伸びたからかなー? >ユカラくん え、そうかな??最近エフエイチの研究生になってレッスン三昧だから引き締まったからかも・・・?
- イディ [552]
「あら、貴方も錬金術を学んでいるの?ウルドといったかしら、あの子と同じなのね。
ご丁寧に、ありがとう。私はエピディリス・ヴァルヴルツ。よろしく」「大所帯なのは、ナナという子が既にそうね。玩具屋を名乗る老人もそう。
だから――もう驚かないわ」「ところで、卒業試験内容というのは精霊協会と関係していることなのかしら?
依頼人がいる、ということは異なるようだけれど」
- レイヤ [656]
そうだな、何時かは作れるようになるかもしれんな…何時かは。それもいいが、そこの女が言っているように試験の方を優先しないと一生終わらんぞ? ああ、ちょっとな…油断しただけだよ、物とり相手に。昔の知り合いに、似てたんだ。(ユカラの頭をくしゃっと撫でながら苦笑い)
ん?ユカラも、大怪我したことあるのか?せやな、出会わない方がええに決まってるけどやっぱり出会った時の事も想定しておかんと!兵庫の為やったらいくらでもボコボコにされるで! それにしても、ここはどんな世界なのだろうな、マグノリア、オリフィア。前居たところよりは、華やかなようだが…ああ、マグノリア露店があるが行ってみるか?美味しいものが売っているかもしれない。
クエスト
クエスト名 | 精霊街道−隊商護衛【戦闘結果】 | |||
---|---|---|---|---|
パーティ名 | ![]() | レイヤ先生の課外授業 [P-No.654] | ||
メンバー | ![]() | ウルド [E-No.654] | ![]() | サクラ [E-No.655] |
![]() | レイヤ [E-No.656] |
プロフィール
クラス | 錬金アカデミー特別試験生 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
種族 | にんげん | ||||||
性別 | 女性 | 年齢 | 17歳 | 身長 | 160cm | 体重 | 48kg |
サクラ・エゾヤマ (アイコン1〜9)
ジェイド王国立の錬金術アカデミーで卒業を控える16歳の女の子。
社交的で真面目だが歯に衣着せぬ物言いをウッカリ目上にしてしまうことも。
成績がすごく良いわけではないが才能があるかもしれないと校長に見出され特別な卒業試験を与えられる羽目に。
引率教師のレイヤに授業以上に高度な錬金術を学びながら、特別卒業試験に挑むため、レシピとそれに相応しい特別な素材を求めて旅に出ることとなる。
宝塚 灘 (アイコン10〜18)
通称「兵庫」
極々普通の日本人。ロリな見た目だが26歳。
小さな身長に大きなおっぱいがコンプレックスでいつもポンチョなどで体型を隠している。
社員旅行中、同僚の富良野カムイ(通称「道産子」)と共に異世界にワープしてしまい日本へ戻る手段を探している。
現在2つ目の異世界であり、1つ目の異世界ではナナという名の鳥の少女と出会い懇意にしていたが、その世界からも突然ワープしてしまい別れの言葉すら告げることが出来なかったことを気に病んでいる。
恋愛脳で脳内彼氏が一人いる。名前はエドワード。
ユカラ・センドウ (アイコン19〜21)
レイヤの弟。
人里から離れて暮らしている錬金術士レイヤの身の回りの世話を担っている14歳の少年。
とても愛想がなく感情の起伏も少ない。
しかし家族であるレイヤに対してはニコニコ笑いとても人懐っこい様子を見せる。
錬金術に関しての知識はあまりないが、材料集めはレイヤの手伝いにより得意。
他にも自給自足の生活の為、狩りや栽培なども得意としている。
料理は「それなりの味で食べられれば別にいい」くらいのスタンス。
成人男性に対しての愛想がぬきんでて悪い。
露出を好まない。
ジェイド王国立の錬金術アカデミーで卒業を控える16歳の女の子。
社交的で真面目だが歯に衣着せぬ物言いをウッカリ目上にしてしまうことも。
成績がすごく良いわけではないが才能があるかもしれないと校長に見出され特別な卒業試験を与えられる羽目に。
引率教師のレイヤに授業以上に高度な錬金術を学びながら、特別卒業試験に挑むため、レシピとそれに相応しい特別な素材を求めて旅に出ることとなる。
宝塚 灘 (アイコン10〜18)
通称「兵庫」
極々普通の日本人。ロリな見た目だが26歳。
小さな身長に大きなおっぱいがコンプレックスでいつもポンチョなどで体型を隠している。
社員旅行中、同僚の富良野カムイ(通称「道産子」)と共に異世界にワープしてしまい日本へ戻る手段を探している。
現在2つ目の異世界であり、1つ目の異世界ではナナという名の鳥の少女と出会い懇意にしていたが、その世界からも突然ワープしてしまい別れの言葉すら告げることが出来なかったことを気に病んでいる。
恋愛脳で脳内彼氏が一人いる。名前はエドワード。
ユカラ・センドウ (アイコン19〜21)
レイヤの弟。
人里から離れて暮らしている錬金術士レイヤの身の回りの世話を担っている14歳の少年。
とても愛想がなく感情の起伏も少ない。
しかし家族であるレイヤに対してはニコニコ笑いとても人懐っこい様子を見せる。
錬金術に関しての知識はあまりないが、材料集めはレイヤの手伝いにより得意。
他にも自給自足の生活の為、狩りや栽培なども得意としている。
料理は「それなりの味で食べられれば別にいい」くらいのスタンス。
成人男性に対しての愛想がぬきんでて悪い。
露出を好まない。
アイコン一覧
1 | ![]() | 2 | ![]() | 3 | ![]() | 4 | ![]() | 5 | ![]() | 6 | ![]() | 7 | ![]() | 8 | ![]() | 9 | ![]() | 10 | ![]() |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | ![]() | 12 | ![]() | 13 | ![]() | 14 | ![]() | 15 | ![]() | 16 | ![]() | 17 | ![]() | 18 | ![]() | 19 | ![]() | 20 | ![]() |
21 | ![]() | 22 | ![]() | 23 | ![]() | 24 | ![]() | 25 | ![]() | 26 | ![]() | 27 | ![]() | 28 | ![]() |
サブプロフィール

※以下の人物はサクラ達とは別行動をしています。
サクラ達は彼女らの存在を知らず、
全く別のところで別個に動いているので、
其々の話題を振られても反応はできませんのでご了承ください。
オリフィア・ヴィオレット (アイコン22〜26)
大昔に滅んだ国の姫。
体内に悪の王の魂を宿している。
普通の人間だったが長い間悪しきモノを取り込んでいるために魔法が使える。
長い眠りから目覚め悪の王と体を共有し動いている。
何か目的があって動いているようだ。
マグノリア (アイコン27〜28)
ウサギの耳が生えた少女。
大きなウサギの姿に変身し、オフィリアの乗り物として動く。
セルフォリーフのユカラという少年に瓜二つのようだ。
サクラ達は彼女らの存在を知らず、
全く別のところで別個に動いているので、
其々の話題を振られても反応はできませんのでご了承ください。
オリフィア・ヴィオレット (アイコン22〜26)
大昔に滅んだ国の姫。
体内に悪の王の魂を宿している。
普通の人間だったが長い間悪しきモノを取り込んでいるために魔法が使える。
長い眠りから目覚め悪の王と体を共有し動いている。
何か目的があって動いているようだ。
マグノリア (アイコン27〜28)
ウサギの耳が生えた少女。
大きなウサギの姿に変身し、オフィリアの乗り物として動く。
セルフォリーフのユカラという少年に瓜二つのようだ。
ステータス
HP | 火MP | 水MP | 風MP | 土MP | MP増加量 | スタミナ | 素質P | GP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 20 | 0 | 100 |
増幅 | 放出 | 治癒 | 結界 | 強化 | 操作 | 具現 | 中和 | 精製 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 5.03 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
精霊術
術No | 系統 | 種別 | MPコスト | 対象 拡大 | 対抗 発動 | 術名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
火 | 水 | 風 | 土 | ||||||
4 | 放出 | 魔力の槍 | -- | -- | 40 | -- | ○ | ○ | |
37 | 放出 | 魔力の槌 | -- | -- | -- | 40 | × | × | |
53 | 放出 | 風雷 | -- | -- | 40 | -- | ○ | ○ |
装備品
主力:遠隔(武器) | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 1 | 20 | 0 | 0 | ||
スロット1 | |||||||
スロット2 | |||||||
スロット3 |
補助:補具(防具) | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 1 | 10 | 0 | 10 | ||
スロット1 | |||||||
スロット2 | |||||||
スロット3 |
防具:軽装(防具) | Lv | CP | 攻撃 | 防御 | 精度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 1 | 20 | 0 | 0 | ||
スロット1 | |||||||
スロット2 | |||||||
スロット3 |
攻撃力 | 命中力 | 受け 防御力 | 受け 成功力 | 防御力 | 回避力 | |
---|---|---|---|---|---|---|
主力 | 118 | 130 | 25 | 26 | 95 | 117 |
補助 | 0 | 0 | 0 | 0 |
所持アイテム (0/25)
No | 種別 | 装備 | アイテム名 | 価値 |
---|---|---|---|---|
所持アイテムはありません |