精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.498 (第3回:2012/9/29)

E-No.498

本名:トレゾア・ステラハウンド
通称:トレゾア

【過去の冒険結果】【メッセージ一覧】

一言メッセージ
懐かしい夢を見た。
灰色の故郷。容赦なく体を叩きつけるような雨の中、一人立ちすくむ男がいる。
泣いているようにも見えるが、すっかり雨に濡れていてその表情はわからない。

―――ああ。あれは昔の僕だ。
誰かの名前を、助けを求めるように、何度も何度も呼んでいる。しかしその声も虚しく雨空に消えて行くだけで、誰にも届かない。
それでも僕はただ、名前を呼ぶばかりなのだ。
今はもう、忘れたその名を。

「おはよ、トレゾア」
頭上から聞こえる、鼻にかかるような甘ったるい、舌足らずな声で目が覚める。
ぼんやりとした視界が捉えたのは目に痛い、顔を飾る色とりどりの派手な化粧。
その顔にまるで、朝から脂っこい食い物を空っぽの胃に与えられたような気分になる。そして耳に入ってきた金属音に反射的に身体を少し起こすと、僕のベルトに手をかけているのが見えたので、間髪いれずに蹴り飛ばした。
「あんっ!ちょっとしタ挨拶ナノにィ」
大袈裟に倒れ、にたにたとした笑顔をこちらに向けてくる彼女を呆れた顔で見やり軽く舌打ちをする。部屋の鍵を閉めたところでゼーレには無意味だ。こいつは煙のようにどこにでも現れる。
「朝っぱらからなにしてんだ、この痴女」
「うなさレてタみたいだかラ、起こすついでに元気にしてあげようト思っタの。ゼーレちゃんやさしいデショ?」
反論する気も起きず、黙ってベッドから這い出ると、嫌な汗をかいていることに気づく。そして窓に映った自分の顔がひどく憔悴しているのを見て、どうやら本当にうなされていたらしいことがわかった。内容は覚えていないが、懐かしい悪い夢を見ていた気がする。

「どんナ夢見テタノ?」
「覚えてない」
僕とは正反対に上機嫌で義足でステップを踏むゼーレを横目に、僕は苛立たしげにそう返した。ゼーレはくすくすと笑いながら足取り軽く僕に近づいて、窓辺に腰をかけた。光のない右の義眼と目が合う。
「昔の夢、トか?」
やけに確信を持った口調ではっきりと、意味ありげにそう僕に言う。そこに携えた笑みは怪しく、まだ日が昇っているというのに薄暗さと寒気を感じた。
「覚えて、ない」
思わず目を逸らすが、ゼーレは相変わらずニコニコと僕を眺めている。
人間誰しも、得体の知れないものや、自分と違うものを極端に嫌悪するが、僕にとってはこの女がそれだ。軽はずみな言動の中に、時々違和感を感じることがある。全てを見透かされているような、自分の知らないことまで知っているような。
底の見えない沼のような彼女のその雰囲気は、人の好奇心を大いに誘い、不安にさせるが、知ったが最後二度と戻ってこれないような、そんな危険を孕んでいるように思える。
「ふふ、トレゾアっタラ、そんな顔さレタラ興奮しちゃう」
ゼーレは舌なめずりをしながら、吐息交じりにそう言って見せた。俺はその声に、背筋に走る寒気を感じながら無意識に息をひそめた。
―――僕はきっと、この女が怖いのだ。

部屋を出ると、リビとニェーはすでに席についていて、リビは相変わらず食事と格闘している様子だった。
「リビ。それだけでいいから、食べ終わったら準備しろ」
「そっか…今日は仕事があるんだっけ」
「ああ。残りは俺がもらっとくから」
「うん」
リビは少しだけほっとした様子で手近なスープに、そっと口を付けた。

今回の依頼―――あの人の手がかりを望んで、僕が請け負ったものだ。
精霊研究所。「あの人」に繋がる何かが見つかればいいんだが。
僕は祈るようにそっと目を閉じると、リビが残したパンをくわえ、ダガーにそっと触れた。

お知らせ

登録状況
【クエスト】継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、プロフィール登録、セリフ登録、装備設定登録、サブクエスト登録
【イベント】武術会【秩序杯】、コロシアム、武術会【混沌杯】
精霊術の習得
増幅:状態異常耐性増幅 を習得!
スキルの鍛練
鍛練によって 増幅 のLvが上昇! [3→4]
装備品の強化
同調によって 主力 のLvが上昇! [1→2]
攻撃 が上昇! [6→12]
精度 が上昇! [4→8]
同調によって 補助 のLvが上昇! [1→2]
攻撃 が上昇! [2→4]
防御 が上昇! [3→6]
精度 が上昇! [5→10]
同調によって 防具 のLvが上昇! [1→2]
防御 が上昇! [4→8]
精度 が上昇! [6→12]
メッセージ送信
スーヴナンス [209]1件 のメッセージを送信!
ゼーレ [269]1件 のメッセージを送信!

メッセージ

ディグ [31]
男に絡まれた少年の先に現れるもう一つの影。
男はそれに気づき、鋭い視線で相手を睨みつけた。

ヒャハハ!!!!なんだよ?テメェは?
まあ待てよ?ガキならガキで躾がなって無ェんじゃぁねぇのォ?なあオイ?

その場をすぐさま去ろうとした姿を強引に引き止める。
男は目障りな新緑色の髪の毛を乱暴に引っ張り上げた。
”テメェのその清ました態度が気に食わ無ェ”と言わんばかりの牽制。

髪を引っ張りながら、青年の顔面間近に顔を近づけた。
誰の許可で許されると思ってんだよ?テメェの許可じゃ無ェだろ?
俺様の判断で決めるのになんで去ろうとするワケェ?

ドブに捨てた犬が吠えてんじゃネェよ。
人間の果てのクズがよぉ!!!!!!!

邪魔立てをされた影に、さらに当たりが悪くなることを知らぬとでも?
―穏便にはいかない。相手が悪い。こいつは客ではない。邪心の塊。悪魔だ。
リビ [164]
違うよ。僕、ちゃんと約束どおりあれからお仕事してないもの。
おにーさんにぶつかっちゃったんだ。
トレゾアだった。
ここまで探しに来たのだろうか。
その物言いは心底迷惑だと言わんばかりだけれど
相変わらず彼は過保護だと思う。
……ごめんなさい。
そうだね、ニェーにも謝らなくっちゃ。
一人にしてごめんねって。
クラージュ [690]
(紫色の髪をした少年がふらふらと近づいて来て)

「そこなお兄さん。 気分転換に髪型を変えてみたりとか、如何です?」

「ええ、髪色を変えてみたりなんかも案外良い物ですよ」

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバーリビ
 [E-No.164]
ゼーレ
 [E-No.269]
トレゾア
 [E-No.498]
ニェー
 [E-No.503]

プロフィール

クラス
種族
性別男性年齢27歳身長172cm体重60kg
一人称:僕 二人称:お前
遠方の軍事国家からやってきた元軍人。昔はその血の気の多さや、戦場で活躍する様から「青い牙」と呼ばれていた。しかし戦いの最中に敵軍に捕まり、左腕を失ったことにより軍を引退。引退後は、性格もだいぶ丸くなったが、軍人時代の癖で物音や殺気に敏感で、神経質である。
平穏に暮らしたいと思っているが、未だに危険な仕事に手を出していることが多い。定職はなく、根無し草の生活。仕事によっては遠出することもあり、色々な場所を転々としている。人間関係は狭く深く、という感じ。人間不信の癖にやたら面倒な奴に絡まれる。いつも不機嫌そうな顔をしている。

苦労人で面倒見もいいが、口が悪く手も出やすい。面倒事は避けようとするが、短気なのでつっかかられるとすぐに喧嘩腰になり、口も悪くなる。昔の話を振られるのは特に嫌いなようで、自分のこともあまり話したがらない。
どこか周りに関心が薄く、客観的に人や物事を見ていて、どこか無気力。

左腕は現在義手になっているが、仕事のトラブルなどでよく壊す。
雨の日は腕が痛む上に、気が病んでいることが多く、部屋にこもってることが多い。
武器は二刀のダガーを使用。また気休め程度の銃(カルバン・クライン)も一丁所持している。ダガーは軍人の時も使っており、二つ名の由来となった理由のひとつでもある。ダガーは常に肌身離さず持っており、とても大事にしているようだ。
「ある人」を探すことにひどく執着しているようだ。

アイコン一覧

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ステータス

HP火MP水MP風MP土MPMP増加量スタミナ素質PGP
1000000010200100
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
4.5200000000

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
1増幅強打40------××
2増幅連撃----40--××
50増幅状態異常耐性増幅10101010×

装備品

主力:二刀流(武器)LvCP攻撃防御精度
レールデュタン
刀身に模様が彫られており、よく手入れされている。角度によって色が変わる。
211208
スロット1
スロット2
スロット3
補助:二刀流(武器)LvCP攻撃防御精度
義手
見た目は武骨だが性能はいい。盾代わりにもなり、殴られると痛い。
214610
スロット1
スロット2
スロット3
防具:中装(防具)LvCP攻撃防御精度
デニムレザージャケット
昔から来ているのでボロボロ。
210812
スロット1
スロット2
スロット3
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力88874043109111
補助85884144

所持アイテム (0/25)

No種別装備アイテム名価値
所持アイテムはありません
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