精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.88 (第3回:2012/9/29)

E-No.88

本名:風の加護を受けしモノ
通称:ルリ

【過去の冒険結果】【メッセージ一覧】

一言メッセージ
 ◇前回のあらすじ◇
 森を抜けて、街道を進み、やがてルリは都市国家であるハイデルベルクへとたどり着くのだった。






「わぁー……ここがハイデルベルクの街かぁー」

 そこはとても巨大な街だった。

 大通りの左右に石造りの二階建てが立ち並び、その軒先ではたくさんの露天が地面を多い尽くすかのように広がっている。

 その隙間を縫うように、さまざまな人種種族が引きっきりなしに行き来していた。

「あ、美味しそうな果物がたくさん並んでる!
 わぁ、こっちにはキレイなお花もいっぱい!」

 ルリはしばらくの間、菜の花畑の蝶々のように、あっちをフラフラこっちをフラフラしていた。

 ひとしきり堪能すると、ルリは街道で会った老人の話を思い出していたのだった。



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老人「妖精さん、もし本当に冒険者を目指すなら、精霊協会へ行くといい」

「精霊協会って、なあに?」

老人「簡単に言うと、冒険者を支援してくれる団体のことだ。
 そうさな、あそこの戦士の剣の柄を見てごらん」


「あ、キラキラした石がついてるね」

老人「あれが精霊石という物で、それが付加された物を精霊武具という。
 なんでも体内の精霊力と同調して、ものすごい力が出せるらしい」


「ふーん、あの石があると、すっごく強くなれるってこと?」

老人「そうらしいな。……妖精さんも知っての通り、この世界は人間はか弱い存在だ。
 普通に戦ったのでは、まず魔物には勝てない。
 だが精霊武具を身に纏えば、それらに対抗することができるようになるんだ」


「判ったわ!
 つまりアタシも精霊協会に行き精霊武具をもらえば強くなれて、冒険者になりやすくなるってことね☆」

老人「その通り。
 だがしかし――」


「ありがとうおじさん♪ アタシ、頑張るね!!」

老人「あ、まだ続きが……もう、行っちまったか。
 精霊石をもらうには、難度の高い試験を突破しないといけないらしいのにな。
 まあ、普通の妖精じゃまず受からんだろうけど、頑張って欲しいもんだ」



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「そうそう、精霊協会へ行かなくちゃね。
 それじゃ、しゅぱーつ☆」

 こうしてルリは、精霊協会へと向かっていったのだった。




 そして場面は変わり、精霊教会前――。

 ちょうど試験を受けた人たちが、たくさん門の前に集まっていた。

 屈強な鎧で身を固めた戦士や、顔までローブを被った魔法使いなど、常日頃から戦いの場へと身を置く者独特の気配が伝わってくる。

 その中の、ロングソードを背中にしょった青年が、ニヤリと笑みをこぼした。


青年「ふふふ、オレの名前はチャン、ルーリ・チャンだ!
 幾多の冒険を潜り抜け、腕に自身のあるオレは、今回精霊協会で行われる試験を受けた。
 噂通りつらく厳しい試験だったが、手ごたえ十分! ま、受かること間違いなしだな!」


女性「大変よ、兄さん!」

青年「誰かと思えば、故郷で母と暮らしている我が妹ではないか! どうかしたのか!」

女性「お母さんが、滑って転んで腰を打って、寝込んじゃったのよ!
 命に別状はないんだけど、ずっとうわ言で兄さんの名前を呼んでいるの!」


青年「何だと!? よし、すぐに帰るぞ!!」

女性「でも兄さん! 試験を受けて、やっと念願の協会所属の冒険者になれるっていうのに!」

青年「構わん! 試験なんぞ、いつでも合格してやるさ! さ、行くぞ!!」

 大急ぎで去っていく、青年と女性。



 そこへふよふよとルリがやってきた。


「ここが、精霊協会だよね。
 たくさん人が集まってるー」

 そのうち、恰幅のいい壮年の男が群衆の前へと姿を現した。

試験官「それでは、これより合格者の発表を行います!
 呼ばれた者は返事をし、あちらの受付まで行くように!」


「ん? よく判らないけど、名前を呼んでいるみたいね」

 ルリはふよふよと、人の頭の上を飛んで前へと近付いていく。

試験官「リリー・クロフォード!

少女A「は、はいっ! やったぁ!」

試験官「エフィニア・レティルー!

少女B「は〜い」

試験官「クララ=ヴェンティクワトロ!

少女C「はいっ!」

 試験官の呼びかけで、あちこちで歓声が上がった。

 それにしてもやけに女性が多いようだが、何か理由があるのだろうか。

試験官「ルーリ・チャン!

ルリ、ちゃん? アタシの名前呼ばれた?」

試験官「ルーリ・チャン! いないのか!?」

「はいはーい、アタシでーす!」

試験官「よし、居るな。 それでは、あちらで冒険者登録を済ませるように!」

「よく判らないけど、これで登録すれば、アタシも冒険者になれるみたいね☆」



 いろいろ勘違いをしているルリは、ウキウキ気分で受付へと向かっていったのだった。

お知らせ

登録状況
【クエスト】継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、装備設定登録
精霊術の習得
精製:武器魔力付与 を習得!
スキルの鍛練
鍛練によって 精製 のLvが上昇! [3→4]
装備品の強化
同調によって 主力 のLvが上昇! [1→2]
攻撃 が上昇! [5→10]
精度 が上昇! [5→10]
同調によって 補助 のLvが上昇! [1→2]
防御 が上昇! [5→10]
精度 が上昇! [5→10]
同調によって 防具 のLvが上昇! [1→2]
防御 が上昇! [5→10]
精度 が上昇! [5→10]
メッセージ送信
エローシオ [90]1件 のメッセージを送信!

メッセージ

リリー [22]

「わわ、……妖精さん?」

 突然現れた小さな妖精に驚きつつも、かわいらしい外見からか、興味が勝ったようだ。

「はい、こんにちは! この杖についてる石のことでしょうか?」
「魔力が含まれていて、魔術を扱うのに優れる……謎の宝石?」

 なんとなく、妖精さんが止まれるように手を伸ばしつつ

「私は、リリー・クロフォード。 つい先日、精霊協会所属の冒険者になりました」
「……もしかして、妖精さんも精霊協会に所属してたりします?」
レディ [103]
「いえ、貴女が可愛かったから、つい見とれてただけですよ」
「その…もしよければ一緒にお話…しません?」

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバールリ
 [E-No.88]

プロフィール

クラス
種族
性別女性年齢2歳身長20cm体重???kg
称号:風の加護を受けしモノ 愛称:ルリ
身長:20センチ 体重:軽い


 風が吹く場所にはどこにでも存在する、ただのフェアリー。

 白馬に乗った騎士さまに憧れるお年頃。

 人懐っこい性格で、すぐに飛び寄ってきたりする。

 チャームポイントは、羽先のハートマーク型の模様。



・プロフ絵は、
『E-No.51 デイジー』さんに描いて頂きました☆
 【http://file.yousei.ni-moe.com/ruri08.jpg】

アイコン一覧

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ステータス

HP火MP水MP風MP土MPMP増加量スタミナ素質PGP
1000000010200200
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
000000005.03

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
28精製魔力回復10101010×
30精製武器魔力付与20--20--
31精製防具魔力付与--20--20

装備品

主力:片手(武器)LvCP攻撃防御精度
細い縫い針
どこの家庭にもある、普通の縫い針。    危なくないように、先っぽが丸めてある。
2110010
スロット1
スロット2
スロット3
補助:盾(防具)LvCP攻撃防御精度
固い木の葉
その辺に生えていた常緑樹の葉っぱ。    結構頑丈のようだ。
2101010
スロット1
スロット2
スロット3
防具:重装(防具)LvCP攻撃防御精度
藍色のリボン
腰でぎゅっと縛ってあるリボン。      ルリのお気に入りである。
2101010
スロット1
スロット2
スロット3
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力110110505512399
補助00110110

所持アイテム (0/25)

No種別装備アイテム名価値
所持アイテムはありません
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