精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.48 (第8回:2012/11/3)

E-No.48

本名:ロジェ・カートリッジ
通称:ロジェ

【戦闘結果】【過去の冒険結果】【メッセージ一覧】

一言メッセージ
 個人的には、自分に非は、そこまではないと思いたい。
 かといって旦那が悪いというわけでもなく、なんというかその、巡り合わせというか、タイミングが悪かっただけというか。

 だって仕方ないだろう。
 何も言われなかったら夕食に呼ばれている間に旦那が霊玉の精製をしているだなんて考えないし、戻ってきたオレがちょっと扉を開けただけで集中が途切れて駄目になってしまうものだとも思わない。
 だから本当にこれは不幸な事故に過ぎないんだって、そう思ってはいるけど。
 その流れで精製を手伝えと言われたのは、意外なような、贖罪の機会を貰えたようで嬉しいような。
 やり方が分からないと言ったらさらに呆れられたりもしたのだが。

「……ねえ、旦那」

 精製に使う魔法陣を描く為の紙とペンを渡されながら彼の様子を窺う。
 元々表情豊かな方ではないが、不機嫌や不快を表明する時のそれだけは特段分かりやすい気がする。
 少なくとも、彼の笑う姿や楽しそうな姿は、自分はろくに見たことがない。
 ……純粋に自分が彼を怒らせてばかりなだけかもしれないが。それが正しいのかもしれない。

「なんだ」
「……お、怒ってる?」

 様子を窺った先の彼は、真っ直ぐにこちらを睨んでいる。

「怒ったところで仕方がない。集中する前に鍵をかけなかった私が悪い」

 少なくとも苛立っているのは間違いないようで、思わず肩を落として抗弁する。
 自分が彼の邪魔になるようならば、鍵でもなんでもかけてくれても構わないのだけれど。

「やる時は言ってくれれば帰ってこないよ」
「終わったら呼びに行けと?」

 にべもないとはこのことか。
 しかし実際、食事も摂らずに部屋に篭っている彼に、外にいる自分を呼びに来いというのは少々酷である。
 今のは自分が悪かった。ということにする。

「………まあ、適当に時間を見計らって、かな」

 どれくらいかかるのかが分かれば、どれくらいで戻ってきていいのかもなんとなく分かるし。
 自分にとって、時間を潰すという作業はそう苦にならない。

 いつだって、どんなときだって、手慰みの手段は傍にあった。

「術に関しての疑問はないのだな」

 渡された精製用の魔法陣を紙に描き写しているところだった。
 先程よりは幾らか不機嫌が収まっているように見える。

「こういうの、読むぶんには得意でさ」

 くる、と一度ペンを回した。

「――昔教わってた気がする」
「気がするとは妙なことを。自分のことだろう」
「あんま覚えてなくてさー」

 思い出したがっていない、のではないかとも、思う。
 追いかけたらその分遠ざかる蜃気楼のようでいて、唐突に蘇って心を震わす地震のような。
 脳裏に明滅するフラッシュバックは眩暈がするほどに鮮烈なのに、手を伸ばせばすぐに潮を引き去ってしまう。

 述べられた優しいその手を求めたところで、触れることなど叶わないのにも、少し似て。

 魔法陣を描き終えたところで、机の上に原石が置かれる。
 今は濁って何も見通せないこれがいつも使っている霊玉に変わるのかと思うと不思議だった。

「あとは陣の中央に置いて集中するだけだ。必要な手順は陣に書いてある」

 それだけ言うと彼はさっさと原石を取り上げて精製を始めてしまった。

「見ていないでお前も始めろ。夜通しになっても知らんぞ」
「……ハイ」



「……これで大丈夫かな? 旦那」
「上出来だろう」

 初めての精製は存外時間がかかったようにも、思ったよりも簡単なものだったようにも思えた。
 自分とはあまり縁のない作業だと思っていたから、それにしては上手くやれたと思うけれど。
 自分とはあまり縁のない作業だと思っていたから、実際やってみると、なかなか集中力が必要で疲れるものだと。

 精製した霊玉を拾い上げて掲げる。武器に炎の精霊力を付与するものだ。
 光に透かした中に、温かな煌きを認めて目を眇めた。

「旦那はいつもこれやってるんだ?」
「ああ、精製は私の本分なのだから、当然だろう」
「……本分?」
「精霊術のうち、精製は私の最も得意とするところだ。精霊力を抽出し、純粋に力として扱う」
「……こうやって原石を使えるようにするのも、それと同じ?」

 なんとなく実感が沸かない。
 自分に比べて精霊力を循環させたり集めたりするのが得意だという風に思っていたけれど、それとこうして霊玉を精製する技術がそれと同じなのだろうか。

「そうだ。原石の中にある最も強い力を引き出すために、それを阻害している弱い力を取り除く」

 ……正直、旦那の伝えたいことのどれくらいを今の自分が理解できているかについては自信はない。
 ただ、こうして自分の専門分野について話す旦那は普段よりも饒舌で、話したいことを話してくれている感じがして、好きだなと思った。
 自分ばかりが話し掛けて暖簾に腕押しに空回るより、こうして彼の話を聞いている方が楽しい。

「あるいは取り除こうとしている力をうまく親和させることができれば、より強い力を持った、品質のよい霊玉に仕上がる」
「あ、旦那がいつも使ってるやつ」

 治癒の術を使う助けになるのだと、珍しく彼が自分で使うと言ってきた霊玉だった。
 自分としては一方的に精製を任せている状況なので、わざわざそんな風に言わなくても彼が好きなように使えばいいと思っているのだが、何だかんだで自分向きだと言われて霊玉を貰ってしまっている状態である。ありがたいけれど申し訳ないような。
 しかし実際、素人の自分が精製するよりは、専門家の彼に任せていた方がいいのも間違いないわけであり。

「今のところうまく行ったのはこれだけだがな」
「へえ。旦那でそれってことは、やっぱ難しいんだ」
「霊玉を仕上げるだけならお前にもできる簡単な作業で、それ以上はコツがいるということだ」

 それは先程ひしひしと実感させられた。
 少なくとも、彼が持っているそれが質のいい霊玉であることにも気付けない自分では話にならないだろう。

「秩序杯で組んだクテラなどは、私以上に精製に注力しているようだから、もっとうまくやるのだろうな」

 そこでその名前が出てくるのが少し意外だった。
 確かにあの子は、旦那の使うのとよく似た精霊力の使い手だったように思ったけど。

「ああ、あの子。綺麗な歌だと思ったけど、それだけじゃないんだ」
「お前は彼を何だと…」
「いい子だと思ってるけど、なんか大変そうだよね――って」

 かれ、と言ったか。
 引っかかって首を傾げたところ、旦那にも首を傾げられる。

「あの子、女の子じゃ――?」
「……?」

 なんか食い違ってる感じがしたけど、ここを突き詰めてもどうにもならないとも思った。
 何だかんだで与太話を嫌う彼のことだしとさっさと話題を切り替える。

「たまたま同系統の使い手と秩序杯で一緒になるってのも珍しいのかな」

 自分としては、知り合いと一緒になったというだけで十二分に驚かされたものだったけれど。
 知り合いと言っても、たまたま話をしたことがあったというだけの仲だったが。
 そのまま二度と会うこともないと思っていた。彼共々。

「霊玉の需要が高いからな。多少の心得がある者は多い。専門とまでなると、流石に珍しいが」
「需要が高いのに専門のひとは少ないの?」
「戦闘において不利が大きい。まずソロはできなくなる」
「あ、だからあの子あんなん連れてんのか」
「あれを見た後では、お前が大人しくて助かったと思うよ」

 そう、彼。
 初っ端に半端野郎だのなんだの言われかけたから喧嘩を売られたものだと思い込んでいたけれど、そちらに矛先を向けてみれば直ぐに態度を和らげた――妙な男だった。
 なんだかんだで秩序杯では息を合わせることが出来たし、言動や振る舞いから同行者を気遣う様子を感じ取れたので、見た目通りの乱暴者という訳でもなさそうだったけれど。
 ……とはいえ流石に旦那とあの男を横に並べて上手いこといくビジョンは浮かばなかった。

「そろそろ休んでおけ」

 精製の作業に使ったものや霊玉をしまいながら彼に言われる。
 言われてみればもう遅い。精製そのものに集中力を使ったせいもあってか、妙に疲れが肩に沈んだ。
 背伸びをしてから彼を見下ろす。

「旦那、今日はありがと」
「そうか」

 やや不思議そうに瞬く彼に笑顔を返して、

「ん。色々話せて楽しかったよ」

 それだけ言って、自分の寝台へと身体を向けた。

お知らせ

登録状況
【クエスト】継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、サブプロフィール登録、セリフ登録、精霊術設定登録
精霊術の習得
放出:魔力の大槍 を習得!
放出:零距離射撃 を習得!
→ 素質ポイントが上昇! [0→1]
→ 最大HPが上昇! [1100→1150]
→ スタミナが上昇! [25→30]
→ MP増加量が上昇! [11→12]
→ 戦闘設定枠が増加! [11→12]
→ 精製枠が増加! [1→2]
→ 合成枠が増加! [1→2]
スキルの鍛練
鍛練によって 放出 のLvが上昇! [7→8]
アイテムの送付
ユハ [257]狼の牙 を送付!
ユハ [257]狼の牙 を送付!
夕緋 [976]火炎付加 Lv1 を送付!
装備品の強化
同調によって 主力 のLvが上昇! [6→7]
攻撃 が上昇! [30→35]
精度 が上昇! [30→35]
同調によって 補助 のLvが上昇! [6→7]
精度 が上昇! [60→70]
同調によって 防具 のLvが上昇! [6→7]
防御 が上昇! [11→16]
精度 が上昇! [49→54]
霊玉の装備
【主力:スロット2】[No.2] にアイテムは存在しません……
【補助:スロット1】治癒活性 Lv1 を装備!
メッセージ送信
シンシア [44]1件 のメッセージを送信!
マリー [82]1件 のメッセージを送信!
ハルト神父 [129]1件 のメッセージを送信!
ニーネ [163]1件 のメッセージを送信!
アルヴィオレ [165]1件 のメッセージを送信!
ルー [198]1件 のメッセージを送信!
ローレル [229]1件 のメッセージを送信!
さくら [237]1件 のメッセージを送信!
ユハ [257]1件 のメッセージを送信!
メル [324]1件 のメッセージを送信!
カヤ [355]1件 のメッセージを送信!
モンブラン [563]1件 のメッセージを送信!
スージー [615]2件 のメッセージを送信!
ユージュ [711]1件 のメッセージを送信!
トゥルプ [726]1件 のメッセージを送信!
義覚 [727]1件 のメッセージを送信!
アメリア [777]1件 のメッセージを送信!
紅(べに) [826]1件 のメッセージを送信!
ヨゥルク [844]1件 のメッセージを送信!
ユーグレ [860]1件 のメッセージを送信!
ケサ [1026]1件 のメッセージを送信!

メッセージ

いのち [15]
もしかしたら精霊さんなのかもしれないね!
あれ?精霊さんも生き物なのかな?

心配しなくていいよ!
口の中に入っちゃうと、もう元には戻らなくなるからね!
お腹の中で復活!なーんてことはないよ?

もちろんだよ!思い切りがいいのがいいね!
さあさあ、男の子なら思い切ってぱくっといっちゃいなよ!
でないと、女の子にも呆れられちゃうよ?
ヘルム [109]
「ハハハ!貴様の様子を見ている限り
とても支配者の心労や苦労を
理解できるようには思えんがね」

重圧や期待?何を馬鹿な事を。
それこそはまさに愚問。

ヘルムはロジェを見下ろした。

「そういう問題ではない。
立場としての義務があると言っておるのだ阿呆」

視線に明確な侮蔑が浮かぶ。

「貴族と騎士の違いには
随分なこだわりがあるようだが。
義務から逃げ出した者に心当たりがあるとでも?」

ロジェの態度からそう当たりをつけた。
リビ [164]
変わった人なんだけどね。
面白いんだよ。
目立つ……のかなぁ?
よく分からないけど
僕は、いつもこうだよ。
うん……約束。
その時少年の顔は、一瞬
とても嬉しそうにはにかんだ気がした。
次の瞬間には元の表情に戻ってはいたが。
怒りん坊のおにーさんに、可愛いお人形さん
あと、変わったおねーさん……かなぁ
すごく騒がしいんだ

僕はよく怒られるんだけどね。
少し眉を下げながら少年は「でも、楽しいのかな」
そう言った。
クテラ [238]
「お疲れ様でした、ロジェさん!」
(声を掛けてくれたロジェに、ぺこりと音がしそうな勢いで頭を下げる。未だ興奮冷めやらぬ、と言ったように落ち着かない様子で、それでも視線だけはしっかりロジェの目と合わせながら)
「すごい、本当にすごかったです、ロジェさんも、ユハさんも、ナインも……! 僕、ああいうお祭りって初めて出たんですけど……あんな風に勝てるなんて思わなくって……」
「ロジェさん、すっごく格好良かったです! 放出術って僕、初めて見たんですけど……すごい、沢山の魔力が歯車みたいに連動してて……光の模様が、すごく綺麗で」
「……それに、なんだかロジェさん、すごくそういう……魔力の流れって言うのかな……マナのコントロールがすごくお上手なので、ビックリしました。僕、まだああいうのって慣れなくって……」
「へ……!?」
(あんまりにさらっと褒められたので、逆にどう反応していいのか分からなかったのだろう。ちょっとばかり、あたふたと顔を赤くしたりうつむいたりと落ち着きなくそわそわした後、照れたように笑いながら少しだけうつむいた)
「あ、ありがとうございます……」
「……う、歌は、その……僕の故郷で代々、歌われている聖歌なんです。僕は巫子なので、聖歌は習い事の一つというか……授業でずっと習ってて……」
「……でも、いっつも先生に『声が元気すぎる、もっと曲ごとの雰囲気を大事にして』って怒られてしまって……本当は、人前で歌うのも恥ずかしいんです。……ただ、僕はまだあまりマナのコントロールが上手くないから……歌っていると、上手く集中できるので……」
プリノ [244]
「ふーん…そういうものかもね。私もお父様やお母様が昔何やっていたかとか聞いたことないし。気にもならないから。」
「わ、分かったならいいのよ。すっぱりと忘れないさい。」
(紳士でよかった……)
「ふふん、プリノでいいわよ。特別に許してあげるわ。…別に訳も何もないわよ。ほら、あれよ。えーっと社会勉強…?みたいな。」
「こいつは、生まれた時から近くにいるから特別でも何でもないけど……」

エリアルに向き直ってひそひそと。

「あなたって、そんな強かったの?」
「今さらだな!?」
キヤ [263]
「そうね、これ以上押し付けあっても堂々巡りになりそうだし」
「理屈は分かったけど、また随分適当に生きてるのねぇ。
 せめてお金は払いなさいよ。負ける方も、良くてやってるとは言え、
 あれも積もると結構な損失になるんだから」
「古い知り合いに商人がいてね、そういう苦労話は常住坐臥。
 たまには大きい買い物するか、儲け話でも持ってってあげなさい。
 それだけでも喜ばれるし、それに…」
「そうやってちょっと心象良くしておくと、トータルで得よ」
「相手も人間なんだから、ボってくる相手よりは、助けてくれる相手に
 オマケつけたくなるもんなのよ」
示されたピアスを眺め、流れ出る生命力を視覚で確認する。
身体で魔力を感じ取れるほどの素養はないが、これなら誰でも分かる。便利なものだ。
「はぁ。精霊武具だったのね、それ。
 また嫌みったらしいくらい小洒落てるわね」
「それは石自体が精霊石なの?…埋めるのは無理でしょ、そのサイズじゃ」
ゼーレ [269]
ん…?
あラなぁに?
ゼーレちゃんの事知ってルの?

あぁ秩序杯…。
そういえばそんなのも参加してたわね。

ふふ、ゼーレちゃんこそご馳走様!
お耳の尖った人の唇はゼーレちゃん覚えてルわ。
だってとっても気持ちが良かったもの!

またゼーレちゃんと遊んでくレル?
今度は戦闘抜きで。

ドセクハラしてすんませんでしたー!!戦闘設定すっかり忘れてて…!!
ウェラフ [285]
「故あって私が森で彷徨っていたところを、この御方‥‥ウェラフ様が保護してくださったのです
 それでご恩に報いるためにとこうしてお仕えを‥‥」
「ふん‥‥」
「そうでしたか‥‥
 ご心配下さりありがとうございます
 ご覧の通り、ウェラフ様と一緒ですので問題はありません」 
「その剣‥‥あの、お兄様も冒険者なのですか?
 私はクーデルカと申します。よろしければ、お名前をお聞かせ願えますか‥‥?」
セレン [353]
「美味しいものをお腹いっぱいかー…
それも体験したことないから、分からない感覚だなー」
「お腹いっぱいっていうのは、そんなに苦しいもんなの?
あたしは甘いものは好きだけど、それでお腹が膨れることって無いよ」
いつの間にか、口の端からヨダレがこぼれ落ちていた。
そ知らぬフリをして拭いさりながら、すぐに話題を次へと移す。
「でもロジェには水なんかよりも、やっぱり燃え上がってる姿の方が似合うよ!
ま、その気になったら言ってよねっ いつでも燃やしてあげるからさ」
上機嫌で話を続けるも、やはり旦那の認識についての話題となると固まってしまう。
そこに何を感じているや、自分でも分からずに居る様子であった。
「んん? 年上だからって、旦那とか呼んだりするの?
ふーん… もしかして、よいしょして言ってるの? これも人間の感覚かぁ…」
「あー 転換のお呪いって言うのはね、陰と陽を引っくり返すお呪いだよ
要するに、ロジェを女にするのさ」
「ロジェなら器量も悪く無さそうだし、けっこう美人になるんじゃないかなー
あはははっ! もし興味あるなら、やり方を教えてあげてもいいよ?」
セレティル [390]
ええ、私たちの国の女王です。
とてもやさしく、慈愛に満ちた方なのですよ。

あっ、ごめんなさい。
その、実はエルフとは言いましたが、おそらくロジェさんとは別の種になると思います。
……ですから、ロジェさんが知らないのも当然ですよ。
私たちは年に数体、私たちが母と呼ぶ大樹から産み落とされるのです。
ですから、名をつけて頂ける親がいないのですよ。
なのでその代わりに女王様が代表となって、名を授ける慣わしとなっているのです。

ロジェさんはずっと人の中で生きてきたのですね。
……エルフも人もあまり変わりませんよ。
ただ、時間の流れが違う、それだけです。
大切な人……。
ロジェさんはその方に特別な思いを抱いているのですね。
失礼しました。これ以上はお聞きしません。
……何れ道は重なります。
varda dilete. 貴方に幸あらん事を。
……そうですね。
ええ、その通りです。
どれだけ長い寿命を持っていても、どれだけ死にそうにないような方でも……。
……とてもあっさりと、逝ってしまいました。
去る人は去ってしまう。
本当は、時間のあるなしなんて、関係ないのかもしれませんね……。
アルド [395]
「マジか」
反応は、非常に簡潔かつ端的に。一番の驚きかもしれない。
「……まあ、そうかもしれないな。
 特に此処は色々ごちゃ混ぜになっているから、そう目立つものでもないか」
その意が伝わったのかは知らないが、軽い肯定を示しつつ。
「まあ、手を加え手を加え使ってきたからな……買い直すのも面倒だし。
 ま、下は動きやすいものを使っているよ」
「……術か?メインは補助だな。能力強化、耐性強化、付与……まあ何でも良いが、そういうのだ」
「攻撃はもっぱら仲間に投げっぱなしだよ」
ニェー [503]

oh, アノトキ ノ …


すれ違いざまに声を掛け、自らを覗きこむ少年に人形は僅かな沈黙の後に声をあげた。


ダイジョウブ ダッタ。 アリガトウ。
エット―――…

人形は、ほんの少しだけ眉を下げて、言葉を探しているようだ。

ゴメンナサイ。 ナマエ オボエル ノ ヘタ。
ワタシ ハ ニェヴィン。
オシエテ クレル?

頭を下げた後に、人形は困ったように首を傾げた。
ナイン [570]
すれ違って数歩
手を振って行くつもりが、不意に足が止まる。
このまま立ち去るのが惜しいと言わんばかりに。
それだけの縁が出来てしまったんだろう。

「そういやよ、始まる前に言ってたよな。クテラを落胆させたくなければがんばれ、だったか?」
「ありゃ、ちょっと違うんじゃねぇか?」
「あいつも、多分あんたの相棒も、一回戦で負けたって落胆なんかしねぇさ」
「もし、落胆する奴が居たとすんなら、自分の相棒隣において役立たずを演じちまった、ロジェ、お前だ」
「そして、多分、俺もだな」
「だからよ、その分くれぇは感謝してやんよ」

「ありがとよ、あいつの前で恥かかずに済んだ」
エルレ [661]
「昔からそこまで期待されることもなかったがね…。
ろくに騎士として動かず人とばかり話してれば…それは…ね。」
「だが人を守る、という点だけは守っていこうと思っている。
守りたい人を守れないなんてみっともないだろう?」
「おかしなものというのは…例えば食べ物とかかい?
知り合いがコロシアムで戦っていた気がするな。」

「術の使い手…は先生というべき存在だな。
陣を描くという概念がいまいち本で読んだ文章だけでは伝わりにくくてね……。」
「言うならば手段と目的が入れ替わったのだろう。
その結果、使えるようになったのだからボクは幸運だね。」
「あせった結果、大きなミスをするというのもよくある話だからね。
ボクは自分のペースで行かせてもらうよ。」
リーナ [712]

「ちょっと待ってね?」
(そう言って軽く杖を振った。ぽんっと出てきたのは――二つのキャンディ。)

「……あら。」
「二つ出ちゃったわ、どっちがいい?
 ……もしかしたらどっちか辛かったりするかもしれないけど。」
(そう言って、掌に載せたキャンディを差し出す。片方は青色、もう片方は赤色の包みに包まれている。)
「ううん? 全然ダメじゃないと思うわ。
 寧ろ素敵じゃないかしら、自分の夢を叶えたんでしょう?」
「わたくしは、そうね、ほら、冒険者になれば、依頼も出来て、戦う場所もあって、一石二鳥でしょ。
 自分を鍛えることができるわ。稼ぎながら、ね。」
(そうして不思議そうに尋ねられた言葉に対しては、苦笑を。)
「そうね、そう……間違っていないと思うわ。
 ただ、ここ数十年、城での他人との交流は最低限しかしなかったから。
 呼んでもらう機会もあまりなかったし、どちらかというと名前に様付けのが多かったわ。」
「あら、そうかしら? 今のわたくしにとって、立ち止まってる時間は無駄なものだわ。
 大変かもしれないけれど、ハプニングがあった方が人生面白いものよ。」
「いや、ほら、こいつフード被ってるでしょう?
 なんかしらないけど、フードつけないまま日光に当たったみたいで、倒れてたのよ。」
「でも、別に、仲がいいとかそういうのじゃないわ。
 こいつに行き場はないし、役に立つから傍に置いているだけよ。」
レト [741]
「もしも、もしもっすよ?俺が実はゾンビとかで
 “あ、もげちゃったぁ!”とかだったら兄貴はどう責任取るんすか!」

結構良い感じに筋を捻ったらしく、ぐーぱーさせつつ腕をグルグル回して解している。

「長い物にゃ巻かれろって言うでしょ?自分が損する事は嫌いなんすよねー」

とんとん、と同じ様に自分の耳を叩いてみせる。
良く聞こえてるねぇと言う揶揄のつもりの様だ。
(む、長いお耳に高そうなピアスが一つ、二つ……金持ってるのは間違い無ぇっすね)

「へー……仕事で来たんすか?って、しないのかよ!」

思わず足を踏み鳴らして天を仰ぐ。
……のも束の間、うーん?と改めて足先から頭の天辺までを眺めて考え込んだ。

「その話の流れでやりにくい仕事?さっきだって素人なら絶対見切られねぇ自信あったのに……
 あ、分かった!アレだ、こうブスッと暗殺とかしちゃう系のお仕事っすか?」

「って、アイタ!兄貴意外とシビアっすね。んじゃ、ツケにしときゃすねー
 そうそう、俺この街の酒場で働いてるんすよ!なんなら特別に兄貴に…………」

そこまで言って自分の言ってる事のおかしさに気付いた様だ。

「衝撃の事実なんすけど、俺、今無職なんすね……腹減ってきたっす」

グー、っと演技でも何でもなく、腹の虫が正直に鳴いた。
ベルベロッテ [764]
「……渡り鳥なのかもしれない。遠くに飛ぶ事は無くても。」
時間を渡っていたのね。と小さく呟いて、

「……冒険者の身として、体が丈夫なのだろうけれども……
 止まり木があっても、いいと思ったから、」
そうして顔を上げる。首を少し傾けて、
「ベルベロッテ。ベルベロッテ・エマ・ヴァンゲンハイム。
 ……私からも、あなたの名前、教えてもらってもいいかしら。」
ミリー [1075]
「基本的にはそうですねー、女の子向けのものが多いですけれど
 写真立てですとか、男の方が持っていてもおかしくはないような小物も取り揃えておりますよー?」

特に何も反応が無かったところを見るに衝動的に言ってみただけか、と安心した様子
商売のチャンス、と尻尾をふりふり、あれやこれやと他にも商品を勧めてくる

「あぁ、ミリーで構わないですよー。ピグミールってちょっと可愛くないですし。基本的にお仲間の皆さんからもそう呼ばれてますのでー
 それがまた、本当にそういう場所があるんですね。ボクも最初聞いた時は驚いたんですけど
 今はまだそれ程有名でもないのですが。割りとお客さんには好評を頂いちゃってるんですにゃー」

話を聞くに、彼女自身もご当地に出向いた訳ではないので嘘か真かは分からないらしいが
効力はそこそこにあるそうで、感謝の言葉が書かれたお客さんからの手紙等も見せてくる
単に信じるものは報われる的なサムシングである可能性は否定出来ないが

「ボクが言うのもなんですけど、それをそうだと思い込めば何だって素晴らしいものになるのですよ
 どんなものだって最初は名もなく格もない所から始まる訳ですからー」

トレード

夕緋 [976]
治癒活性 Lv1 を受け取りました!

「何やら取引相手だそうでね!よろしくねー!」

イベント(武術会【混沌杯】)

イベント名
パーティ名
メンバーロジェ
 [E-No.48]
セリン
 [E-No.210]
?????
 [E-No.601]
アトデ
 [E-No.871]

イベント(ペアマッチ)

イベント戦の設定
「イベント登録」で「対戦相手指定設定」「霊玉の装備」などの設定を行えます。
イベント名
パーティ名
メンバーロジェ
 [E-No.48]
ユハ
 [E-No.257]

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバーロジェ
 [E-No.48]
ユハ
 [E-No.257]

プロフィール

クラス
種族
性別男性年齢22歳身長178cm体重66kg
Roger Cartlidge
身軽さ任せに跳び回り、刃に呪言を載せて術式を放つ戯剣士(ギケンシ)。

赤みの強い金髪を後ろでひとつ縛りにした青年。
落ち着きのない紅玉の瞳を転がさんばかりの好奇心旺盛な気性の持ち主。
基本的に懐く先、優しくしてくれる褒めてくれる相手を求めてうろついている。

服装は赤いジャケットに同色の腰マント、左腕に紺色のバンダナ。
チェーンを通して銀のリングを胸に。
左耳には青の二連ピアスと3つのリングピアス。

地味に料理上手だったりする。

※※凸メッセ・既知設定等々大歓迎です※※

アイコン一覧

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ステータス

HP火MP水MP風MP土MPMP増加量スタミナ素質PGP
11500000123010
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
49.100000000

素質

素質素質素質素質
HPアップ Lv1

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
1増幅強打40------××
4放出魔力の槍----40--
6放出魔力の矢--40----×
51放出火炎40------
52放出水冷--40----
54放出土重------40
157放出魔闇--30--30
181放出狙撃10101010×
211放出魔力の大槍----40--×
163放出零距離射撃40------××

装備品

主力:両手(武器)LvCP攻撃防御精度
chien do chasse
斬るためのだけの剣ではない。持ち手の吟詠を受け止め、媒介となって術式を放つそれ。
7335035
スロット1不意打ち Lv1
スロット2
スロット3
補助:補具(防具)LvCP攻撃防御精度
larme
ティアドロップは耳に揺れる。ただ静かに密やかに、周囲の精霊へと働き掛ける。
730070
スロット1治癒活性 Lv1
スロット2
スロット3
防具:軽装(防具)LvCP攻撃防御精度
mensonge
彼が身にまとうもの。重苦しい防具など必要ない、ただ、戯言ひとつあれば十分だ。
7301654
スロット1HPアップ Lv1
スロット2
スロット3
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力1551335067116157
補助0000

同調値一覧

霊玉名(武器)同調値
混乱付加4
火炎付加2
霊玉名(防具)同調値
HPアップ5
治癒活性2
霊玉名(武器・防具)同調値
不意打ち4

霊玉名:【青字】同調値は上昇可能/【赤字】同調値は上限に達している

所持アイテム (6/25)

No種別装備アイテム名価値
1霊玉主1不意打ち Lv1100
2霊玉補1治癒活性 Lv1(防具)100
3霊玉防1HPアップ Lv1(防具)100
4精製霊玉原石 Lv1(精製するとランダムに霊玉を入手)100
5精製霊玉原石 Lv1(精製するとランダムに霊玉を入手)100
6精製霊玉原石 Lv1 [+2](精製するとランダムに霊玉を入手)100
トップページ冒険結果一覧 > E-No.48 (第8回:2012/11/3)