精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.1025 (第8回:2012/11/3)

E-No.1025

本名:ツィオル
通称:ツィー

【戦闘結果】【過去の冒険結果】【メッセージ一覧】

一言メッセージ
夜のツィオルは屋根の上が定位置だ。

旅の仲間達は部屋をとってくれるといったけど、外套ごしでも子供とわかる体格で一人部屋は難しい。
相部屋にしてもらうのは気が引けたし、そもそもツィオルは清浄な空気さえあればごはんはいらない。
常に空気が循環していれば、お腹もすかないし、汚れも浄化できるのだ。

初めて4人で宿をとったとき。

「外でだいじょうぶだよ?」

そういったツィオルに、リーゼはすごく困った顔をしていたけれど最終的には納得してくれたようだった。


***


 屋根の上で風のない夜は丸くなって眠り、時には夜風と戯れる。

昨日はリーゼが寒いだろうに、窓を開け放ち絵本を読んできかせてくれた。
アラステアに薄目で眺められながら、男の子とドラゴンの冒険の話を眠くなるまで。


一昨日はクルルスが、魔法薬について沢山話をきかせてくれた。
キラキラ光る薬には精霊石が、紫の薬には蛇の毒。
色とりどりの薬はとても綺麗だったけど、材料は精霊のツィオルでもあんまり好きになれないものが多くてリーゼには内緒にすることにした。




その前は、、ジョゾン、黒尽くめの男の人に見つかった。
夜風と戯れていたツィオルはその時は完全に透明だったのに。
アラステア様に見つかった時。彼は魔力の固まりを感知したようだったけど。
ジョゾンにはツィオルの気配が分かるようだった。



ツィオルはもうにいさまやねえさまとは会えないことをなんとなく知っている。
それは触れあえる存在がいないということ。
だからツィオルは手のばす。
けして、ツィオルに触れさせてくれない世界は遠くてとおくて、かなしくなるけれど、いつか触れてみたいと願って手をのばし続けるしかないのだから。

一人が嫌いなツィオルは、この不思議な旅の仲間とできるだけ一緒にいたいと思うのだ。
時々涙をみせるけど、アラステア様と一緒にいるととても幸せそうなリーゼおねえちゃん。
時々むずかしいことを話しているけど、とてもおもしろくて笑顔が素敵なシマウマさん。
どこか薄い幕越しに世界を見つめているのに、優しさを捨てきれない黒尽くめのジョーさんと。

どこか歪で穢れて、どこまでも純粋な仲間たちと。



 今日は朝から旅の仲間達はそれぞれに出かけてしまったようだった。

名目上は一行のリーダーであるリーゼは「でかけてきますねー。」と笑顔でつげてアラステアと共に。
クルススは書き置きをのこし、ジョゾンは気がついた時にはフラりと何処かへ出かけた後だった。


リーゼは市場に出かけては、人参やトウモロコシ、それに絵本を嬉しそうに買い込んでくる。
時には屋台の軽食を土産に「今日のお昼はピクニックにしましょう!」なんていっては、アラステアとジョゾンから嘆息を贈られているのであった。


クルススは怪しげな老婆が主の小さな店にて、リーゼがひきつるような材料を買いつけに出かけて帰ると、
決まって宿から苦情が来そうな薬を調合しはじめる。
不在から戻った時に、リーゼがドアノブへかけた人参が入った麻袋を見つけると、それはそれは大きな足音をたてて共有スペースへ駆け込み喜びをあらわにするのであった。
時々毒を求められる短い仕事を一人で受けてもいるようだった。


ジョゾンは一行が初めて出会った酒場のような場所で、協会を通さない仕事を請け負いフラりと出かけては帰ってくる。
それ以外にも気がつくといなくなることはあるものの、戻るときもそうでなくても彼はいつも沢山の何かが入り雑じった独特の空気を纏わりつかせ空気に聡いツィオルにもどこへ出かけたのかは悟らせない。


***


つまりツィオルはこの日。
とてもとても暇だった。
仲間達のように目的のある旅でもなければ、金銭や情報などの必要にかられる理由もない。

協会からもらったお金は、絵本のお金をはんぶんこしたり、旅の必需品に当てるくらいでツィオルにとってはあまり使い道のないものだった。
そのうち絵本のお礼にきれいなリボンでも買ったらおねえちゃんがよろこぶかなあと大事にしまっているけれど。
美味しそうな人参を買ってみてもいいかもしれない。
ジョーさんは風の属性のなにかなら坊やでも持てるかも知れないから、巡り会うまでお金はしまっておくようにと言っていた。
一度一緒に出かけた酒場でジョーさんが、“カードゲーム”という遊びであっという間にそのお金を増やしていたのは面白かったけど。
その時の幽霊騒ぎを思いだして、ツィオルは笑顔を溢して風で絵本を閉じるのだった。


ツィオルのためにと開け放された窓からひょこりと顔を出して、どうやって暇を潰すか考える。
ツィオルが一行と旅をするのはつまりは一人が嫌いだからで、これといって差し迫った用事はない。
ただ、みんなで協会のおしごとをするときは、いつももうちょっと自分のちからが強ければと思うのだ。

だからツィオルは、クルススの書き置きのかかれた雑記帳をぺらりとめくり、風に遊ばれていた軽い軽い羽ペンを慎重に風で操りつたない文字でこう書いた。


《けが、なおします。》


苦手な攻撃魔法より、治癒魔法や結界術を仲間達はよろこんでくれたから。
治癒魔法を少しでも上達させて、足手まといにならないように。置いてきぼりにならないように。

開け放された窓から風にのせ。
ひらりひらりと空にまった紙切れが、このまちの誰かにとどきますように。

お知らせ

登録状況
【クエスト】継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、プロフィール登録、サブプロフィール登録、セリフ登録、精霊術設定登録、装備設定登録、サブクエスト登録
マーケット落札
ミソギ [434] から ヒールスロット Lv1 を購入! [-250GP]
精霊術の習得
治癒:清浄 を習得!
スキルの鍛練
鍛練によって 治癒 のLvが上昇! [7→8]
アイテムの精製
霊玉原石 Lv1 を精製!
水冷耐性 Lv1 を獲得!
サブクエスト:精霊兵研究所(ヘルミーネ)
狼の牙 をポイントに交換! [+25P]
装備品の強化
同調によって 主力 のLvが上昇! [6→7]
攻撃 が上昇! [24→28]
精度 が上昇! [36→42]
同調によって 補助 のLvが上昇! [6→7]
防御 が上昇! [18→21]
精度 が上昇! [42→49]
同調によって 防具 のLvが上昇! [6→7]
防御 が上昇! [36→42]
精度 が上昇! [24→28]
霊玉の装備
【防具:スロット1】ヒールスロット Lv1 を装備!
メッセージ送信
リーゼ [1007]1件 のメッセージを送信!
クルスス [1027]1件 のメッセージを送信!

メッセージ

ジョー [1020]
 夜半、宿の窓辺でぼんやりと葉巻を蒸かしていたジョゾンは、ふと宵闇の中にかすかな気配を感じそちらを見遣った。
ふわりと頬を撫でる心地良い夜風。けれどその流れは時折、舞い遊ぶように弧を描いている。
 適当に見当をつけて暫く眺めていると、やがて何もない宙の中から、か細く自分の名を呼ぶ声が聴こえた。


「…よォ、随分夜更かしだな?」

 声をかければ少し驚いたような顔をした風の子が、朧げにその輪郭を形取る。
何故自分の存在に気付いたのかと、そう雄弁に語る大きな瞳を微笑ましく思い、ジョゾンは喉の奥をくつりと鳴らした。


「いや?別に用があって呼び止めた訳じゃァねえんだがな。眠れねェのかい。
――ああ、それとも風の精ッてぇのは眠らねえモンなのか?俺ァよく知らねェが」

「……眠らなくて退屈してンなら、遊び相手を紹介してやるよ」

 そう言ってジョゾンは窓辺にコトリと紅玉の指環を置く。月の光を浴びて輝くそれは、
まるで蛍が集うかのように燐光を次々と立ち昇らせて、やがて薄らと透ける少女の姿を象った。


”――……?”

 そうして現れた少女は、少しの間きょろきょろと辺りを見回した後で、驚いている風の子の姿に気付く。
ぱっと明るくなる表情と共に、蛍火が辺りに舞った。


”…こんばんは。あなた、ツィオル。ツィオルでしょう?
わたし、ずぅっとジョーといっしょに、あなたたちのこと見ていたの。
だからあなたのことだって、ちゃんと知ってるのよ。風の妖精さん。”

 辺りに木霊するような不思議な声はかすかな梢のさざめきにもかき消されてしまいそうだったが、
好奇心に満ちた瞳は、しっかりと風の子を捉える。
 うふふ、と笑い声が漏れて、またひとつはかない光が生まれた。
ラズ [1022]
木々の色は新緑の緑から紅へ。
木が暖色に染まるのは、秋が近づいてきた証拠だと、いつだったか教わったことを思い出す。

「冬が来る、寒くなるね……で、いいんだよね」

問題の解を答えるようにぼそりと呟くと、大きな木の根元で枯葉がクルリと舞った。
少し不思議な感じがする。
タダの風…とも違うような。

「……誰、かな?葉っぱとダンス、してるのかな?」

話しかける先には誰の姿も見当たらない。
しかし、目には見えないけれど居ると確信する。
魂が震える感覚…生き物の気配だ。

イベント(武術会【混沌杯】)

イベント名
パーティ名
メンバーカナタ
 [E-No.228]
Φ
 [E-No.260]
夜月
 [E-No.870]
ツィー
 [E-No.1025]

イベント(ペアマッチ)

イベント戦の設定
「イベント登録」で「対戦相手指定設定」「霊玉の装備」などの設定を行えます。
イベント名
パーティ名
メンバージョー
 [E-No.1020]
ツィー
 [E-No.1025]

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバーリーゼ
 [E-No.1007]
ジョー
 [E-No.1020]
ツィー
 [E-No.1025]
クルスス
 [E-No.1027]

プロフィール

クラス
種族
性別不明年齢???歳身長123cm体重???kg
はぐれ風精。
半透明で宙にういている。
実体をとるのが苦手で、触れたくても触れることのできない自分にコンプレックスを感じている。

そよ風が通り過ぎる時、呼びかけると返事が返ってくるかもしれないよ。



通常は人の目に見えない。魔力の固まり。
実体化を試みた場合は、半透明の少年のような姿となる。
半透明の怪しさをごまかす時は傷んだ“隠れ外套”をまとう。

分化前のため無性別。
淡い紫色の長い髪は、光によって色を変え、
お尻の下でふんわりと一つにくくられて景色を透かす。

左手の甲には白い華の紋様。
成長に従い花びらが開く。

食事やお風呂は必要ない。
綺麗な空気と風があれば大丈夫。


隙間風すらない密閉空間では長時間生きることはできない。

アイコン一覧

1

ステータス

HP火MP水MP風MP土MPMP増加量スタミナ素質PGP
850000011250365
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
008.692.6500000

素質

素質素質素質素質
飛行 Lv1

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
7治癒回復--40----Cailleux
8治癒再生----40--Phytontied
38治癒活力40------
204治癒集中治療--40----×Fuieraş
55治癒慈愛--40----×Afecțiune
9治癒活性------40
1591治癒活気------40Foaie verde
10治癒清浄10101010
11結界障壁結界------40De leagăn

装備品

主力:遠隔(武器)LvCP攻撃防御精度
Rusalii
慈悲と邪悪を併せ持つ風の妖精の力をこめた石。
7328042
スロット1
スロット2
スロット3
補助:補具(防具)LvCP攻撃防御精度
Iele
3人のフルモアセの力をかりる石。
7302149
スロット1
スロット2
スロット3
防具:軽装(防具)LvCP攻撃防御精度
Nebelkappe
隠れ外套。
7304228
スロット1ヒールスロット Lv1
スロット2
スロット3
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力1301572534130146
補助0000

同調値一覧

霊玉名(防具)同調値
ヒールスロット2

霊玉名:【青字】同調値は上昇可能/【赤字】同調値は上限に達している

所持アイテム (3/25)

No種別装備アイテム名価値
1霊玉防1ヒールスロット Lv1(防具)100
2精製霊玉原石 Lv1 [+2](精製するとランダムに霊玉を入手)100
3霊玉水冷耐性 Lv1(防具)100
サブクエストポイント
精霊兵研究所(ヘルミーネ)25
商人(アルベルト)70
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