精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.286 (第8回:2012/11/3)

E-No.286

本名:ラティク・トリスタン
通称:ラティク

【戦闘結果】【過去の冒険結果】【メッセージ一覧】

一言メッセージ

ラティク「・・・さて、長身で、頭に角のある男か。」



・・・和装の少女から人探しという名目で声を掛けられたのだ。


精霊協会の一員がこぞって集まるこの会館というのは、
その協会の人員数を考慮したとしても随分大きい造りになっている。
そうした広大な空間に多数の人・・・とくれば、まぁ迷子の一人や二人はできることだろう。

しかし、冒険者としてというべきか、仲間の位置を常に把握できていないところを見ると、

まだ結成して間もない一行なのか、或いは駆け出しの冒険者なのか・・・

随分と落ち着きの無い奴なんだろう。




ラティク「シャルロットでさえ俺とはぐれたりしねぇけどなぁ・・」


とはいえ、やはり困った人間を放って行くには、いささか気分が晴れない。
彼の胸に秘めたささやかで尊大な正義感とエゴが彼の足を動かした。



―――――――――――――――――――――――――――――
★今回の日記はNo.384 ネグローク・シモンズと微妙にリンクしています。



ラティク「・・・何やってんだノア」

ノア「寒いのよ」



ひとまず俺とシャルロットとノアの三人が普段いる、

協会の上層階に位置する会員用の宿に向かい、彼女らに心当たり・・・情報がないかを確かめる。

実際に着いてみればそこにシャルロットの姿は無かったが、ノアは・・・布団に包まっていた。




ラティク「なぁ、このへんに頭角の生えた・・・長身の男って何か心当たりないか?」

ノア「・・・協会に紛れ込んだ魔人の退治でもしたいのかしら?」

ラティク「そんなわけないだろう・・・ただの人探しだよ。」

ノア「ふうん・・・さっきあなたの連れがそれらしい男性を連れまわしてたみたいだけど。」

ラティク「シャルロットが?」
ノア「ええ。もしかしたら連れまわされてたのかもしれないわね。」
ノア「そう考えてみれば、今頃幻術で誑かされて手篭めにされててもおかしくないかもね。」

ノア「魔人に捕らわれた女の子を救う・・・童話の主人公らしくて愉快じゃない。」

ラティク「おいおい・・・和装の女の子がそいつを探してるんだ。多分協会の一員だろう・・・」

ノア「・・・協会にいる人間がみな善人とは限らない。わかってると思うけどね。」
ノア「もしかしたらその娘、まさに鬼退治の途中かもしれないのよ。」

ラティク「おいおい・・・お前はどれだけ人を邪険に扱えば気が済むんだ・・・」

ノア「私からしたら純血の人間は大体敵よ。そこに角なんて生えてたら完全に殺傷対象だわ。」

ラティク「恨みがましいヤツだぜ・・・まあいい。とにかく俺はシャルロットとその男を探してくる。」

ノア「万が一の時は手を貸してあげてもいいわ。」

ラティク「だから人探しだっての!」



――――――――――――


ラティク「ったく無駄に時間食っちまったぜ・・・」



布団の中の魔物によって胸に蟠りを残されたまま、男性と共にいるという彼女を探しに向かった。

もちろんあの魔物の話は信じちゃ居ないが、疑念だけは溶けずに胃に残ったままだ。

拠点にはいなく、また少女に声をかけられた場所にもいないであろうことを推測しても、

やはり可能性として浮かび上がる候補はあまりにも多すぎる。

俺は引き続き情報を探すべく、協会の仲間の下へ向かった。


――――――――――――

宿を出て少し歩くとすぐに一人の仲間の姿が見えた。

・・・レムエルだ。


ラティク「なぁ、角の生えた・・・長身の男、知らないか?」

レムエル「生憎だけど・・・俺は知らないなあ・・・」
レムエル「さては人探しか何かかい?」

ラティク「ああ。和装の少女が声を掛けて来てな。はぐれちまったらしい。」

レムエル「そいつは大変だな・・・早く探してあげないと。俺も協力するよ!」

ラティク「おう、助かるぜレムエル!」

レムエル「困ったときはお互い様ってね。俺、上層階見てくるよ。」

ラティク「ああ。なら俺は下層階を見てくる。頼んだぜ!」


・・・(No513)レムエルは俺と協会の依頼を遂行するパーティの中でもかなりの努力家で気のいい奴だ。
こういったときは
最年長のアイツよりも、一番頼りになるだろう。

彼に上層階を任せ、俺は下層階に狙いを定めつつ、周辺にいるであろう仲間の下へ情報を集めに行く。

――――――――――――


依頼を受けていない・・・また依頼に向かうまで暇な時間。
つまり俺達に召集がかかっていないとき。

必ず所定の位置にいるヤツがいる。

・・・シギだ。


ラティク「シギー?・・・シギーっ!いるかーっ!?」

シギ「馬鹿みてぇに声出すんじゃねえ。ここだ。」



そういって降りてきた彼が居たのは、協会の中にある闘技場に隣接した、
天井が高いながらも薄暗い小部屋の・・・かなり高い位置に設置されたハンモックからだ。


ラティク「お前・・・毎回こんなとこにいたらなんか病気かなんかになっちまうぜ?」

シギ「フン、俺にはここが一番落ち着くんだ。放っておけ。」

ラティク「隣の闘技場から剣戟だのなんだの・・・うるさくねえのか?」
シギ「逆だ。普段何もない・・・平和が肌を撫ぜるだけの場所に居ても、俺には不気味なだけさ。」
シギ「俺にしてみれば、こうした戦いを直に感じられる場所・・・それが居場所であり、故郷だ。」
シギ「ま、ここの命も張らねぇ"競技としての闘い"なんてお遊びみたいなモンだがな。」

ラティク「相も変わらず・・・安定して陰気なヤツだな・・・」

シギ「チッ・・・黙ってろ。」
シギ「・・・何もこんな話するためにわざわざここへ来たわけじゃないだろうな?」

ラティク「ああ、頭に角を生やした・・・長身の男を捜してるんだ。」
ラティク「って・・・よく考えたらお前あんま外にいないからわからねぇよなあ・・・」

シギ「知っている」

ラティク「まじで!?」

シギ「魔族かと思ってぶち殺してやろうと思ったのさ。」

ラティク「・・・!魔族なのか!?」

シギ「人間だった。」

ラティク「やっぱ人間じゃねえか!!!」

シギ「だから声でけぇんだよ!テメェからぶち殺すぞ!

ラティク「話題的にタイムリーだったんだよ・・・どこにいるか知らないか?」

シギ「知らねぇな。たまに外に出たとき見かけるくらいだからな。」

ラティク「そうか・・・まぁ魔族じゃねえってことがわかっただけでも助かったぜ。」

シギ「フン、鬼退治にならなくて残念だったな。」

ラティク「・・・なんかお前ノアみたいなこと言うんだもんな・・・」

シギ「・・・クソ犬と同じにするんじゃねえ。」


情報はそれなりに集まってきたが、肝心の所在がまだ手に入らないままだ。
俺は意を決してヤツの元へ向かう。

――――――――――――


りこ「ひよこ」

ラティク「・・・ああ。」

りこ「ひよこだよ」

ラティク「・・・」


彼女の両手のひらにはひよこが二匹。巣から転げてしまったらしい。

ここは協会の中庭であり、ある程度草木が茂っており整備された教会の中とはまるで別景色だ。

鶏に始まり、栗鼠や鼠、ときたま蛇、あるときには熊まで出没する全く得体の知れない空間だが、

今日はどうやら鶏がお出ましらしい。

彼女はひよこを抱え、頑なに、一口にそれを主張してくる。


りこ「ねえ、ひよこ」

ラティク「・・・わかったよ!巣に戻してやりゃあいいんだろ!」

りこ「へへ、さすが男の子だねぇラティクくん!頼りになるう!」

ラティク「クッソ戻してほしいなら戻してくれって言えばいいじゃあねえか・・・!」

りこ「率先して人を思いやる気持ちが大事なんだよ青年!」

ラティク「ひよこじゃねえか・・・!」



ひよこを巣へ戻してやる。卵はいくらか孵らないままだが、それでも鳴き声は十分にうるさい。


ラティク「よし・・・これでいいか?」

りこ「そうだね。・・・さて、私はそろそろお昼寝しにいこうかな。」

ラティク「ああ、ちょっとまってくれ。角の生えた長身の男・・・見なかったか?」

りこ「人に何か聞くときはまず自分から話す!」

ラティク「名前じゃねえんだぞ!っていうかなんもしらねぇから訊いてるんだッ!」

りこ「さすがにじょーだんよ冗談!うん、さっきシャルロットちゃんと一緒に来たよ。」

ラティク「なんかりこなら真顔でやりかねないんだよ・・・何しに?」

りこ「うん、なんかその男の人が和装の少女を探してるらしくてね。一緒に探してあげてるんだって。」

ラティク「(シャルロットはりこのことだと勘違いしてここに連れて来た・・・ってとこか)」
ラティク「入れ違いってワケか・・・どこにいったかわかるか?」

りこ「うーんと・・・闘技場のほうに行ったのかな?シギさんがいっつも通るところに向かってったかな。」
ラティク「(和装の少女もそっちへ向かっていったところを見ると・・・)」
ラティク「(普段はその近辺か、或いは西出口に召集になってるのかもしれねぇな。)」
ラティク「(それでシギはよく会うってワケか・・・)」

ラティク「助かったぜりこ。俺もそっちに向かってみる。」

りこ「晩御飯までには戻るんだよー!」

ラティク「いつも晩飯は各自じゃねえか!」



こうしてパーティ最年長である彼女の居た中庭を後にして、闘技場へと向かうことにした。



――――――――――――


→次回更新の日記へ続きます

お知らせ

登録状況
【クエスト】継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、霊玉設定登録、サブクエスト登録
精霊術の習得
放出:土重 を習得!
スキルの鍛練
鍛練によって 放出 のLvが上昇! [4→5]
アイテムの精製
霊玉原石 Lv1 を精製!
HPアップ Lv1 を獲得!
装備品の強化
同調によって 主力 のLvが上昇! [6→7]
精度 が上昇! [60→70]
同調によって 補助 のLvが上昇! [6→7]
精度 が上昇! [60→70]
同調によって 防具 のLvが上昇! [6→7]
精度 が上昇! [60→70]
霊玉の装備
【主力:スロット3】[No.51302] にアイテムは存在しません……
【補助:スロット1】HPアップ Lv1 は「武器」には装備できなかった……
【防具:スロット3】HPアップ Lv1 を装備!
メッセージ送信
ハユル [19]1件 のメッセージを送信!
リリー [22]1件 のメッセージを送信!
シンシア [44]1件 のメッセージを送信!
もりちん [111]1件 のメッセージを送信!
ふーか [140]1件 のメッセージを送信!
ルスティ [268]1件 のメッセージを送信!
レン [284]1件 のメッセージを送信!
セレン [353]1件 のメッセージを送信!
ロバート [406]1件 のメッセージを送信!
フィアナ [482]1件 のメッセージを送信!
辰宮 [707]1件 のメッセージを送信!

メッセージ

シンシア [44]
「…。」
「…うん…。」
「…。。」

シャルロットの問いかけに、こくりと頷いたシンシアは
 自分の服の裾をきゅっと握ると、何かを堪えるように目を伏せた。
『…我等も常に姿を消しているというわけにはいかぬ…。
 ある程度好奇の目は止む無し、だが…。』
「……ごめん、なさい…。」

イベント(武術会【混沌杯】)

イベント名
パーティ名
メンバーコウ
 [E-No.201]
ラティク
 [E-No.286]
マール
 [E-No.427]
アルテ
 [E-No.942]

イベント(ペアマッチ)

イベント戦の設定
「イベント登録」で「対戦相手指定設定」「霊玉の装備」などの設定を行えます。
イベント名
パーティ名
メンバーラティク
 [E-No.286]
ネグローク
 [E-No.384]

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバーラティク
 [E-No.286]
りこ
 [E-No.368]
シギ
 [E-No.370]
レムエル
 [E-No.513]

プロフィール

クラス
種族
性別男性年齢17歳身長171cm体重49kg
ラティク・トリスタン
悠遠を往く旅人


あるギルドを拠点に活動していた、二振りの刃がトレードマークな冒険家の一人。

若いながらも冒険家としてはかなりのキャリアを持つ。
その実力をかわれ、時魔術により様々な世界へと足を伸ばし見聞を広めた結果、
それらの世界の地理、生物、技術・・・など、
その世界特有の僻地、事象、またそれに関する知識を幅広く得ている。

腕力こそないものの、身軽さ、機敏さ、また刃物の扱いに長けており、
武器の性能を最大限まで引き出すその技能センスから、戦闘能力は高い。

底に秘められた魔力は強大なものであると彼の出生時に占い士は判断したが、
現在に至るまでその才能が露呈することがなかったために協会に所属し、
それによって行動範囲を広げつつも自身の才能を開花させる旅としたのだった。


★ラティク
陽気、捻くれ者、神経質
鋭い洞察力、身軽、非力

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突撃メッセ、交流等歓迎
ラティクシャルロットノアのいずれかが反応するかは各人のRP次第です。
三者、またはいずれか二者が同時に反応する場合もあります。

アイコン一覧

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サブプロフィール

セラフィム・シャルロット
・夢視る魔学生
女性/16歳/152cm


魔法都市に住んでいた一般的な魔学生の一人。
魔学術に関する才能は全くないが、”夢を視る”という類希な才を持つ。
本人は水魔法を使いこなしているつもり。

彼女の視る夢には、対象者の未来、過去、運命が断片的、抽象的な形で現れる。
それを意味のある夢として読解できるかは、
彼女の思考力、洞察力を考慮すると半ば運次第である。

ラティクが冒険家として活動するうちに通った魔法都市の近辺で出会い、
紆余曲折の果てラティクと同道することになる。

左頬のフェイスペイントはラティクに影響されたもの。
基本的には戦闘に参加せずラティクの後ろについて回るだけである。

★シャルロット
活気、誠実、純粋、
敏感、無力、非力
----
リリィ・ドグタス
・報復の獣人
女性/19歳/161cm


弾圧を受ける種族、獣人族の一人であるリリィは、
獣人族の誇りを掛けた王国との決戦にて首謀者の暗殺を謀る。

結果として暗殺に成功し、長らく続いた弾圧は終息を迎えた。
しかし、戦後には彼女は英雄どころか、国を追われ各地を放浪する事になる。

世界でも類希な賢犬族と、最も人に近い姿をした人狼のハーフ。

基本的に穏やかで寛容、また冷静だが非常に毒舌。
感情はそれなりに表に出すほうだが、笑顔だけは決して見せることはない。
左頬に彫られた蒼の傷は”穢れの一族”を表す縛めの紋様。
弾圧時代に彫られたその蒼傷は、決して癒えることはないという。

本名はリリィ・ドグタスだが、普段は”ノア”を名乗る。
「リリィなんてかわいらしい名前、私には似合わないから・・・」

★ノア
冷静、憎悪、寛容
無欲、献身、毒舌

ステータス

HP火MP水MP風MP土MPMP増加量スタミナ素質PGP
1050000011251485
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
7.1060000000

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
122増幅突撃40------××絶夢の太刀
2増幅連撃----40--××双閃の太刀
128増幅神速----40--×瞬牙の太刀
131増幅回避--40----×先見の構え
3増幅防御------40×被抵の構え
36増幅治癒--40----×活する豊沃
4放出魔力の槍----40--幻影の太刀
52放出水冷--40----
54放出土重------40

装備品

主力:二刀流(武器)LvCP攻撃防御精度
悠翼の刃
玩具の如き様相をした朱色の細剣。箒よりも軽く、非常に切れ味が良いがとても脆い。
730070
スロット1火炎付加 Lv1
スロット2
スロット3
補助:二刀流(武器)LvCP攻撃防御精度
対翼の刃
悠翼の刃と対を成す藍色の細剣。一般的な運用である受け用の剣ではなく、攻撃用。
730070
スロット1
スロット2
スロット3
防具:軽装(防具)LvCP攻撃防御精度
トリブルリング
左腕の奇妙な装飾の腕輪。非常に軽く強固で、相手の剣撃を受けとめる運用をする。
730070
スロット1覚醒 Lv1
スロット2かばう Lv1 [+1]
スロット3HPアップ Lv1
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力931214060105155
補助931214060

同調値一覧

霊玉名(武器)同調値
火炎付加5
霊玉名(防具)同調値
HPアップ2
覚醒5
かばう4

霊玉名:【青字】同調値は上昇可能/【赤字】同調値は上限に達している

所持アイテム (6/25)

No種別装備アイテム名価値
1霊玉主1火炎付加 Lv1(武器)100
2霊玉防1覚醒 Lv1(防具)100
3霊玉防2かばう Lv1 [+1](防具)100
4霊玉防3HPアップ Lv1(防具)100
5素材狼の牙25
6素材ゴブリン銅貨25
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