精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.345 (第9回:2012/11/10)

E-No.345

本名:ライム・エーレンベルグ
通称:ライム

【戦闘結果】【過去の冒険結果】【メッセージ一覧】

一言メッセージ
〜 幕間 〜 あるいは序章II

 気配を感じた。

「何か?」

 余計な修辞はない。視線は机上の書類に落としたまま、ただ要件のみを問う。

「――エーレンベルグ公が目覚められました」

 古びた洋間の片隅、影に埋もれるように膝をついた使者が、厳かに告げる。
 雁羽根のペン先が動きを止めた。流麗な文字が躍る書面に、インクの染みが黒く広がる。

「3年ぶりか。此度の眠りは、随分楽しまれたとみえる」

 無駄にした紙をぐしゃりと丸め、暖炉に投げ入れた。放り込まれた贄を喰らい、炎がバチバチと踊る。
 だが、数時間釘付けになっていた椅子から立ち上がろうとしたところに、使者は通達を重ねてきた。

「数刻の間は誰も通すこと罷りならぬと、主命が出ております」
「公爵家の当主に、我ら血族の謁見より優先すべきことがあるものか」

 構わず往こうとする足に逆らうが如く、使者が座す位置を変えた。
 姿は平伏に変わり、懇願を持って行き先を遮る。

「勅でありますれば! どうか、どうかお聞き届けあらせられませ!」

 血脈の上位に逆らい道を塞ぐななど、下位の眷属には自殺行為に等しい。
 ましてや、いまや公家の実質No.2に等しい自分に逆う姿勢を見せるなど、もっての他だ。
 なればこそ、使者に下された先触れ以外の命令には意味があると考える。

「閣下は、どちらに?」
「碧玉の陵墓にございます」

 ギリ、と奥歯が軋る音がした。
 ……血族より先に、情婦の元へ通うか!
 今は屋敷に姿無き、友の面影を連想する。彼もまた、宛がわれた傍女にほだされた男だ。
 深淵より連綿と続く、至高なりしエーレンベルグの血脈。濃く濁り果てた行く末は、愚かなる破滅への道か。

「どけ。どかぬなら、首を捩じ切れ」

 告げる。
 次の瞬間、苦悶の表情を浮かべた使者は自らの喉を圧搾し、喰い込ませた爪に力を込めて引き裂いた。
 骸の撒き散らした体液を踏み越えて、執務室の扉を開ける。
 鳴らす指に呼応し、群れた蝙蝠が湧いて使者の亡骸を隙間なく覆った。
 バリボリと、骨を細かく砕く音が後に響く。

「エーレンベルグ公よ、貴方は我らを何処へ連れていこうとしているのだ――!」

 ラザファム・ツー・ブルックハルトは、忌々しげに吐き捨てる。
 エーレンベルグ公爵家の実務を司る家令にして、当主不在時の代行を務める筆頭家臣。
 彼は、真祖に次ぐ古い血脈を伝える第二世代のヴァンパイアである。


 透明度の高い窓はドレープの厚いカーテンが覆い、床に敷き詰められた絨毯は古びた蘇芳色に色褪せている。
 夜目の効く吸血鬼は燈火を必要としない為、廊下には明るさの欠片も無い。
 等間隔に掲げられた見事な筆致の絵画を眺めもせず、ラザファムはやや足早に目的地へと向かってゆく。
 重厚なオーク材の扉を観音開きにして。謁見の間より奥へ、地下へ続く階段を下り。

 吸血鬼の寝所は地下に設けられていることが多い。地脈に近い場所に収められた霊柩。これが彼らの寝具だ。
 だが、この度の目的地は公主の寝所ではない。その隣、ほんの50年前という近年に改装された公妃の間。
 現在の通称にて、"碧玉の陵墓"という。

(―――おお、マーコットよ!)

 いつもならば閉ざされている樫扉が、わずかな隙間を覗かせていた。
 ラザファムは、気配を消しながら近づいていく。
 ここより先は禁域だ。公家筆頭家臣とはいえ、真祖と名乗れぬ傍流が足を踏み入れることは許されていない。
 見つかれば自分とて、先ほどの使者の如く抵抗も許されず鏖殺されるだろう。
 然様に、真祖という存在は吸血鬼の血の最上位に君臨する者なのだ。


「そなたは美しい。肌は絹糸の如く艶やかでありながら、瑞々しく麗しい」
「はい、当主さま」
「前に逢うたは3年前であるらしいぞ。息災であったか。不自由はなかったか」
「はい、当主さま」

 しわがれた老人の声に応えるのは、若く張りのある女性の声。
 ラザファムは知っている。彼女こそが、亡き先代公妃の陵墓を"碧玉"と呼び改めさせた娘だ。

「枯れた身体には、そなたの血がとても効く。流石は――……の血ぞ」

 眉根を顰めた。耳に入れ損ねた単語に、違和を感じたためだ。
 見つかる危険を犯して、もう一歩近づく。
 視線を滑らせて、中を盗み見る。

 赤い薔薇模様の壁紙、赤い波斯の絨毯、赤い調度品、赤い羽毛のダブルベット。
 真紅に彩られた室内に、対抗色の碧を髪色とした女。
 その裸の女を背後から抱きしめて、首筋に舌を這わせる銀髪の老いぼれ。
 彼こそが、エーレンベルグの血族全てを束ねるユストゥス・フォン・エーレンベルグ公爵閣下である。

「だが、足りぬ。これでは足りぬ。オズワルドはまだか、夢幻を叶える奇跡はまだか?」
「はい、当主さま」

 じゅるじゅると、血を啜る音が聴こえてくる。優雅さをどこかに忘れてきたような、下品な響きだ。
 女は笑っていた。瞳に光彩は無く、意志は剥落している。
 彼女は人形だ。壊れた心を発条として動く、ユストゥスの玩弄人形。

「間に合わぬ。我が肉体が朽ちてゆく。夢幻鳥が間に合わぬならば、早く赤子を成せ。赤子を寄越せ」

 老いさらばえた真祖が呟く。
 心の吐露は、食事をしながらも続く。吸いと吐きが同時になれば、汚らしく涎も垂れて。

「お前の妹は、なんといったか。名前はなんだ。答えよ」
「はい、当主様。――ライムです。私の妹は、ライムという名前です」
「そうだ、ライム。ライムといったか。オズワルドはまだ、あの娘を迎えておらぬのか」

(迎える……とは、なんだ……!?)

 ラザファムは動揺が表に出ることを、かろうじて食い止めた。
 ライム・エーレンベルグ。彼女のことを、ラザファムは詳しくは知らない。

 当主が公家に迎えさせた、"人畜あがり"の血族。
 真血でもないのにエーレンベルグの姓を得て、子息であるオズワルドの傍仕えとなった娘だ。
 ターゲットとなった理由は不明。後に調べようとしたこともあるが、成果は得られなかった。
 彼女が迎え入れられた日には、親族全て近隣の村落ごと滅ぼされ、家屋も歴史ごと消失してしまったからだ。
 他ならぬ、オズワルドとラザファム自身の手によって。

「力づくで蹂躙してしまえば良いものを。オズワルドめ、存外にだらしない」
「はい、当主様」

 かすれた声で、当主は言い捨てる。
 ラザファムは考える。
 マーコット・エーレンベルグ。ユストゥス閣下に貪り喰われている傍女の名前。
 姉妹共にエーレンベルグ姓を与えられているが、姉の方は意志の欠片もなく朽ちた当主の慰み物でしかない。
 妹の方は、上位吸血鬼どころか真祖の支配をも跳ね除ける特異体質を持っていた。
 それが故に、酔狂にもオズワルドは彼女を『自分の従者にしたい』と申し出た過去がある。

(オズ! あれは狂い咲きだぞ。いつ寝首を掻かれてもおかしくない。お前は、自殺願望でもあるのか?)

 気紛れが過ぎる。記憶を封じたとはいえ、娘等にとって、自分たちは親の仇でもあるのだ。
 だが彼は50年を過ぎても、飽きもせず傍仕えを許し続けている。
 それどころか、当主命令の"旅"にも連れていったところを見ると、実は相当のお気に入りなのではあるまいか。
 偉大なる真祖でありながら、譜代の血族よりも"人畜あがり"を重用する姿は、とてもおぞましく見えて。

(ラジー、君には解らないかもな。あの子は、"面白い"んだよ)

 解りたくもない。
 我らがいくら手を伸ばしても届かない"お前達"が、どうにかなってしまったなどと。

「マーコット。お前の血を使い、夢魔を作るぞ」

 遠い追憶から、現実に引き戻される。
 覗き見るのをやめて、耳だけに頼ることにした。
 恐らく部屋内では、当主が女の腕なりと引き千切って複雑な術式を組んだ使い魔を作っていることだろう。
 ラザファムは弑逆性のあるヴァンパイアの血が騒ぎ、気づかれることを恐れて視覚による情報入手を諦めたのだった。

「妹の心に忍び込ませ、あちらから夜這いさせるよう仕向けよ」
「……は、い……、……当主、……さま」

 強靭なる吸血鬼の肉体であっても、傷つけられれば痛いし、反射的に泣き喚きもする。
 しかし、女の声は震えてはいたが恨み言をいうでもなかった。
 どこから聴いても、直接血を吸い血を与えた、特別でも何でもない下僕眷属そのものの反応である。

「クカカッ! 良き魔を成せ。奥手の息子に、はやく花嫁を迎えさせてやろうぞ?」


 ドンと鈍い音が響き、頑丈な黒檀の机が耐えきれずに砕けて壊れた。

「ふざけるな!」

 ラザファムは、執務室に戻っていた。
 これ以上、あそこで平静を保っていられる自信などない。
 最下位であるべき元人間のヴァンパイアに真祖の姓を名乗らせただけでも不快極まりないというのに、
 こともあろうに、真祖の花嫁として宛がおう、子を成そうなどと忌まわしいにも程がある。

 近親交配を繰り返し、純血を保ち続けてきた混濁血脈の結晶であるからこそ、狂うのも早いということか。
 しかも苛立つことに、"あいつ"が拒絶する姿が思い浮かばないのも、怒りを促進させている。

「誰か在るか」
「―――、此処に」

 闇からゾワリと湧き出てきた蝙蝠が、集まって人姿になる。使者の後始末を任せた部下だった。
 青い髪に赤の瞳を光らせる半裸の女。ブルックハルト家に仕える子飼いの一人。

「殿下の足取りはわかるか?」
「Ja. 精霊協会より公家家紋の認証要請がありました」
「そうだったな。クソ、最近は雑務が多すぎてつい後回しにしてしまう」

 美しい金髪を無造作にガリガリ掻き毟り、ラザファムは書類の山から目的の文書を探し出す。
 インク壺から引き抜いた羽根ペンを走らせながら、

「お前、ちょっと行って殿下に仕える従者を殺してこい」

 女は、主人の命令に取り乱しながら、言葉を返した。

「それは、殿下の逆鱗に触れる行為かと思われます」
「俺が知らないとでも思っているのか? お前たちは、よくあの娘にちょっかいを出していただろうが」
「殺せば、証拠を残すことになります」

 ラザファムは、更に畳み掛けようとした口を噤む。
 ヴァンパイア氏族の中には、あの姉妹のエーレンベルグ姓を苛立たしく思う者は少なくない。
 むしろ、殺していいなら殺してやりたいと思っている者が大多数を占めるだろう。
 しかし姉は当主に寵愛を受け、妹は子息に遇されている。真祖の持ち物を奪えば、殺されるのは自分だ。
 それならば、証拠さえ残さねばいい。見え難い箇所に痣を刻み、精神に傷を負わせてやれば良い。

 ――愚かな話だ。"あいつ"が、本当に気づいていないと思っているのか。

「いい考えがある」

 エーレンベルグ家を実質的に取り仕切る家令は、署名を終えた精霊協会の書類を女に渡しながら言った。

「現地に潜んで、時期を待て。
 いずれ公主の……寵姫の使い魔が飛んでくるはずだ。夢魔の妖気を漂わせてな」

 女が息を呑む。
 ラザファムは、何でもないこともように真顔で告げた。

「そいつを犯人に仕立てればいい」

お知らせ

登録状況
【クエスト】継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、精霊術設定登録
【イベント】ペアマッチ
精霊術の習得
結界:擬態結界 を習得!
素質の開花
HPアップ Lv1 を開花! [-1P]
→ 最大HPが上昇! [1100→1150]
スキルの鍛練
鍛練によって 結界 のLvが上昇! [10→11]
アイテムの精製
霊玉原石 Lv1 を精製!
不意打ち Lv1 を獲得!
霊玉原石 Lv1 を精製!
攻撃力アップ Lv1 を獲得!
装備品の強化
同調によって 主力 のLvが上昇! [7→8]
精度 が上昇! [70→80]
同調によって 補助 のLvが上昇! [7→8]
精度 が上昇! [70→80]
同調によって 防具 のLvが上昇! [7→8]
防御 が上昇! [70→80]
霊玉の装備
【主力:スロット1】水MPアップ Lv1 [+1] を取り外して 不意打ち Lv1 を装備!
【主力:スロット2】攻撃力アップ Lv1 を装備!
【補助:スロット1】フィナーレ Lv1 を装備!
【防具:スロット2】水MPアップ Lv1 [+1] を装備!
メッセージ送信
ビス [220]11件 のメッセージを送信!
レナ [337]16件 のメッセージを送信!
オズ [344]12件 のメッセージを送信!

メッセージ

ミナミ [127]
【Halloween】
ご主人様、と称される男性から受け取った薔薇にわたわたとしている女は、
人狼の姿の少女に気付くと慌てて頭を下げた。
「あ、あわわ、すみません……、あ、あの
 こちらこそ、おいで頂きありがとうございます…っ」
「はい、素敵な格好で来て頂けて光栄です…!
「て……え、あら? お、お仕置き…なの、ですか…?」
困惑した様子の女には二人の様子がとても自然に映っていたのだろう。
勿論、会場がこのような状態だったからなのだが…
その後駆けていった後ろ姿を見て、楽しそうなのになあと暫く首を捻っていた。

【PL】お返事が遅くなり申し訳ありません!
   パーティーへのご参加、誠に有難う御座いました!
さくら [237]
「ライムさん、だねっ。私のことは様づけじゃなくて、もっと気軽にさくらでいいよっ」
「詳しく、っていってもあんまり話せることもないかもしれないけど…。
 精霊術の一種、になるのかな?きっとそんな感じだとおもう」
ルー [339]
「喧嘩とは違うんだけど…… いや喧嘩か……そうじゃない
僕としても見たくない。それに、姉さんから聞くならいいけど、この話は僕から言っていい話しじゃない。
あの時僕は止めれなかったんだから……
あと、ナチュラルに僕が傷つけたとか言うなよなっ」
と話し過ぎたかと目を逸す。そしてその後にライムの額をデコピンをした。(ぺちっ

「それは僕もそうだなぁ……僕より年下の者はいなかったからなぁ……
同年代のモノと言えば姉さんとあいつ位だったしな。
しかし、館の中でずっと暮らしていた?って事は、ライムとオズは結構箱入り娘だったんだな。
…… 男に箱入り娘というのもあれだけどな(くくっと笑いつつ」

「それは誤解だっ 悪の為に力を振るわないっていうのは概ねあっているが
……あっているが、悪事を勘違いして正義と思って行う事はあるんだ。
概ね君がいう通り僕が止める事はあるんだけど……そういう時の姉さんの行動力は半端ないからな
故郷じゃ裏では結構ひどい言われようだったからなぁ…… 猛牛娘とか 短絡娘とか……」

・・・・そして僕が悪事だと思っても姉に半強制的に手伝わされかけた事とか


「ある程度の縛りか・・・それがあった方が僕としてはやりやすいかな。
無限に広がるやれる事を見せられて何かをやってくれと言われるよりある程度の制限があってからこそ
逆に無限の広がりを考えれるんだ……僕がこの呪符を使うかのように。
40枚という限りある呪符を用い無限の思考が生まれそれを生かして戦う。」

「あと・・・なんでそんなにつんつんしているんだ??」
オズ [344]
「―――ほう。ハロウィンの間、お前はそんなことを考えていたのだな、ライム」

開きっ放しの扉をコンコンと軽くノックした後に声を掛け。
どうやら最初からライムの独り言を聞いていたらしい。

「では来年ハロウィンには際どいデザインの淫魔コスチュームを用意しておこうか」

いつもより更に完璧な造り笑顔を浮かべてそう宣言した。

しかしペアの申し込み忘れについてのお咎めや言及は何故かされず。

「………」

相手が丁寧な挨拶をしたのに威嚇をやめ。
言葉が通じたのか籠の中の鳥は改めてライムのことを眺めたが、話を始める様子はなく。
結局その日の朝は何も食べることなく終わった。


―― そして昨夕から消えたままの鳥籠は、次の朝になってもまだ戻らない ――


トレード

レナ [337]
フィナーレ Lv1 を受け取りました!
「長期戦になると、力が沸いてくる霊玉なんだって!不思議だねぇ〜」

イベント(ペアマッチ)

イベント名
パーティ名
メンバーライム
 [E-No.345]
精霊兵『白虎』
 [NPC]

イベント(大武術会)

イベント戦の設定
「イベント登録」で「対戦相手指定設定」「霊玉の装備」などの設定を行えます。
パーティの編成
ランダムにイベントパーティを結成した!
イベントでの連絡用に、パーティメンバー限定の「掲示板」が自動作成されました!
※自動作成された掲示板はログインしないと表示されません。
イベント名
パーティ名
メンバーサーシャ
 [E-No.11]
リリス
 [E-No.80]
ユラム
 [E-No.97]
リュカ
 [E-No.151]
アウラ
 [E-No.205]
クリス
 [E-No.222]
カナタ
 [E-No.228]
いろり
 [E-No.251]
レナ
 [E-No.337]
ルー
 [E-No.339]
オズ
 [E-No.344]
ライム
 [E-No.345]
レンツ
 [E-No.429]
ココア
 [E-No.802]
ヤオ代将
 [E-No.845]
ロイ
 [E-No.927]

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバーレナ
 [E-No.337]
ルー
 [E-No.339]
オズ
 [E-No.344]
ライム
 [E-No.345]

プロフィール

クラス
種族
性別女性年齢???歳身長150cm体重???kg
元人間。
真祖のヴァンパイアに血を吸われ、従者(Diener)として吸血鬼化した。
鬼化後に"主"に刃向った為、興を見せた褒美に『エーレンベルグ』姓を与えられる。
現在は"吸血の主"でもある、オズワルド(344)様の世話役をしている。

外見年齢は16歳前後。
黄金色の瞳は、吸血種の力を使う時に赤く染まる。
炊事洗濯等、執事業務は長年の熟練度。

男装。一人称は「僕」
当初の理由は、主人に近寄る女性(人魔問わず)からの嫉妬心を躱すためだった。
今では、動きやすさや気楽さといった面からも、自ら好んで着用している。
性別は特に隠しているわけではない。脱いだらすごいのかもしれない。

性格は素直。
素直の度が過ぎて言葉が毒舌化することもあるけれど、悪意はない。
人外でありながら常識人を自負しているが、わりと抜けていることも多いとか。

放蕩なご主人様に、いつも手を焼いている。
しかし、主人を莫迦にする相手には容赦がなくなるようだ。
旅の目的は特に無い。オズ様の傍に自分がいるのは、当然のことだからである。


※交流歓迎です! メッセ等はお気軽にどうぞ。

○追記
エーレンベルグ本家、分家、類縁筋には、退廃した貴族の因習が蔓延している。
次期権力者である主人に取り入ろうとする者が後を絶たない反面、
従僕身分でありながら、本家末席に招かれたライムを鼻白む者は多い。
懐柔・籠絡出来ぬと見るや、戯れに玩弄され身心を損壊させられることもあった。

苛酷な状況ながら耐えているのは、主には彼等とは違う心を感じたからだろう。
故に、いまや彼女が主人に寄せる心は、依存どころではなく狂信に近いかもしれない。
そうであると、本人は気づいていないかもしれないが――。

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サブプロフィール

一般に知られている吸血鬼の弱点は、だいたい適用される。
にんにくダメ、絶対。
ただし、日光や流水といった自然物については結界術式でシャットアウト可能。

上位血族からの強制的な服従支配力に、若干ながら抵抗する能力を持っている。
理由は不明。エーレンベルグ当主によると、特異体質らしいが…?

人間だった頃の記憶は、主人の手により封印されている。
本人は、吸血時のショックで忘れてしまったと思い込んでいるようだ。
記憶が封じられているおかげで、人間からの吸血に抵抗がないのかもしれない。

彼女の術式は、薄めた魔血を精霊に溶け込ませて行使している。
回復されすぎると、うっかり吸血鬼化するかもしれません。
だいじょうぶ、こわくない。


○追記設定
・吸血鬼が血を吸っただけでは、人間は吸血鬼化しない。
・吸血対象に自分の血を送ると、相手は吸血鬼(眷属)化する。
・その形で吸血鬼化した場合、上位吸血鬼(捕食側)には絶対服従となる。
・真祖には、眷属すべての吸血鬼が逆らえなくなる。
・ただし、ライムは偶然噛みあった能力から抵抗力を有している。

・エーレンベルグ家では当主が最高権力者。次席がご主人様。ライムは最底辺。
・主の庇護下に置かれている為、壊されることはあっても殺されることはなかった。
・だが、主をも貶めてきた相手には報いを持って知らしめたりもする。
・血の渇望に対しては我慢が出来る。最終的には気絶してしまう。

ステータス

HP火MP水MP風MP土MPMP増加量スタミナ素質PGP
11500002012300345
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
003.2911.8000000

素質

素質素質素質素質
HPアップ Lv1土MPアップ Lv1

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
7治癒回復--40----Hellblau Waage
10治癒清浄10101010Rosa Bernstein
11結界障壁結界------40Lila Fehler
1566結界全体障壁結界------40×Lila Entkopplung
169結界封壁結界40------Wirbel Bastille
39結界保護結界----40--Weise Schloss
1521結界対射撃結界----40--Jade Windmuehle
160結界幻惑結界--40----Polarlicht Flamme
139結界精神防壁--40----Eis Labyrinth
56結界防護結界--40----Welt klingen
95結界擬態結界--40----×
124結界庇護10101010×Silhouette Ritter

装備品

主力:片手(武器)LvCP攻撃防御精度
真紅の薔薇一輪
投げると飛んでいく。ぶっすり刺さる。けっこう痛い。トゲも痛い。鞭にはならない。
840080
スロット1不意打ち Lv1
スロット2攻撃力アップ Lv1
スロット3
補助:盾(防具)LvCP攻撃防御精度
結界の魔法陣
結界術の基礎。敵の攻撃を弾いたりできる。変身はできない。チョーイイネー!
840080
スロット1フィナーレ Lv1
スロット2
スロット3
防具:重装(防具)LvCP攻撃防御精度
ベルベットの礼装
執事服。オーダーメイド。エーレンベルグ家の紋章入りチェーン付き。お手入れ大変。
840800
スロット1水の支配者 Lv1
スロット2水MPアップ Lv1 [+1]
スロット3
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力1201505080162108
補助00120150

同調値一覧

霊玉名(武器)同調値
攻撃力アップ2
霊玉名(武器・防具)同調値
水MPアップ4
水の支配者5
不意打ち2
フィナーレ2

霊玉名:【青字】同調値は上昇可能/【赤字】同調値は上限に達している

所持アイテム (5/25)

No種別装備アイテム名価値
1霊玉主1不意打ち Lv1100
2霊玉主2攻撃力アップ Lv1(武器)100
3霊玉補1フィナーレ Lv1100
4霊玉防1水の支配者 Lv1100
5霊玉防2水MPアップ Lv1 [+1]100
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