精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.1007 (第9回:2012/11/10)

E-No.1007

本名:リーゼ・コーラルベリー
通称:リーゼ

【戦闘結果】【過去の冒険結果】【メッセージ一覧】

一言メッセージ
 夕ご飯の後、部屋に戻りお風呂に入って日課のブラッシングも終え、ベッドの上に座るジルさんに寄りかかり、毛布を被っての読書中をしていた。
 今日の本は世界中を旅しながらその土地のパンを食べ歩いた人のエッセイ。
 説明やイラストがとても、なんというか…。読むと毎回お腹がすいてくる。



「ジルさんジルさん、次の街ってここですよね…」
「…また太るぞ」
「ちょ、そんな、うう…でも、凄く美味しそう」
 開いたページに描かれたパンは、小さくて丸くて木の実が沢山入っていた。
 ライ麦も入っているらしい。見てるだけで良い匂いがしてくるようだ。
「私本当にパンが大好、う、く…しっ」
「…?」
「う、うう…すみません、くしゃみ…」
「ああ…風邪か?」
「え、や、…くしっ!は、鼻水…」
 ティッシュに飛びついて鼻をかむ。なんだか寒気もしてきた。
「腹を出して寝ているからだろう。ほら、毛布をもう一枚使え」
「腹って、…そんなに寝相悪いですか?」
 伺うように顔をのぞき込みながらもう一枚の毛布にくるまる。
 目を細くして笑って、あまり良くはないなんて言われてしまった。
「…あの、蹴ったり、とかは…」
「ああ。精々抱きつかれる位だが?」
「だっ…き…」
 一気に顔が赤くなる。
 抱きつくなんて、起きてるときはしたことないのに。
「気にするな。家族みたいな物なのだろう」
「え、」

----おねえちゃんは、アラステア様がすごく好きなんだね。----
 
 ジルさんの言葉で、この間の場面が鮮明に蘇ってきた。
「あ、あの、あれは…っ」

 言葉に詰まる。
 …いっそ、全部伝えてしまいたい。
 家族だなんて、出会ってから今まで思ったこともなかった。
 本当は誰よりも大切で、誰よりも一緒にいたい。
 ずっと、ずっと。この先、いつか旅が終わってしまっても…。
 もう何ヶ月も前から、頭の中で回っているこの4文字を伝えられたらいいのに。

「リーゼ」
「は、…はい」
 ジルさんの声に、俯いた顔を上げる。
 横を向いて溜息を一つ。じっ、とこちらを見て。
「あまり早く動かすと体に悪い。程々にしておけ」
「動…あの」
「…心臓の話をしている」
「は、え?」
「止まっても知らんぞ」
「っ…え、え、」

 意味を理解した途端、頭に血が駆け上ってきた。真っ赤になっているのが自分でも解る。
 消えたいと思っている私に気付いているのかいないのか、ジルさんがまた溜息を吐いた。

「早くしろと言ったのではなく、落ち着けと」
「わ、私だってしたくて、してるわけじゃ」
「…なら何とかしろ。風邪も悪化するぞ」
「だ、だって!ジルさんが…っ」

 その先を続けられずに黙っていると、自分にまで心臓の音が聞こえてきた。
 ああもう…消えてしまいたい。
 次の瞬間、強く引っ張られた私は毛布ごとベッドに転がっていた。
 訳も分からず目をしばたたく私に、一言。

「寝ろ」
 そう言うとジルさんは明かりを消し、私に布団を掛けて空いたスペースに横になる。
「や、あの、まだ」
 起き上がるとまた引き倒された。頭の横でジルさんがフンと鼻を鳴らす。
「とっとと治せ。またすぐ仕事があるのだろう」
「そ、れはそうなんですけど…」
「…あまり心配を掛けるんじゃない。全く」
 尻尾が小さく揺れ、足に当たってぽふりと音を立てた。



 小鳥のさえずりに目を開ける。カーテンから差し込む光がまぶしい。
 おい、と呼ばれてそちらを向くと目の前にはそれはそれは不服そうなジルさんの顔があった。
「あ…おはよう、ございます」
「…ああ」
「あの、どうしたんですか?」
「手を離せ」
「え?…わ、わ、す、みませ…っ」
 知らないうちに両手でがっしりホールドしていた。…ジルさんの、左手。
 慌てて離すと立ち上がり、ふわりと私を飛び越えてベッドを降りる。
「あ、あの」
「…少し出てくる」
 閉じたドアに頭を抱えた。
 あんながっしりつかまなくても。右手なんて軽く恋人繋ぎみたいになってしまっていた。
 起きるの待ってなくても振り解いてくれたらいいのにという気持ちと、そうされなかった嬉しさで頭がふわふわする。
 顔を洗って着替えた頃、ドアが開いた。
「お、おかえりなさい!」
 ジルさんを見た途端挫けそうになった。…眉間に軽く皺が寄っている。
 いっそ今日から床で寝ますと言ってしまいたい衝動に駆られる。

「朝食が出来たと言っていたぞ」
「え、え、…あ、りがとうございます」
 もう一度謝るタイミングを完全に取り損ねてしまった。
 何も言えずにいる私を一瞥し、口にくわえた花をテーブルに置くと、一歩。二歩。

「あ、の…?」
 気が付けば20cmもない距離に、また心臓が騒ぎ始める。ああやっぱり、眉間に皺…。
 何を言えばいいのか悩んでいると、ぐ、と伸びてきたジルさんの鼻先が私の髪を掠めた。
 本当に一瞬。当たったのか当たってないのか、わからない程。
 呆気にとられていると、いつの間にかドアの前にいるジルさんが振り向いた。
「廊下にいる。早く来い」
「…は、はい」
 ぱたん、とドアが閉まるのと同時に膝から崩れ落ちた。
 結局出たのは10分後。オムレツが、少し冷たかった…。

お知らせ

登録状況
【クエスト】継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、プロフィール登録、セリフ登録
【イベント】コロシアム
精霊術の習得
放出:魔力の槍II を習得!
放出:魔力の刃II を習得!
素質の開花
火MPアップ Lv2 を開花! [-1P]
→ 火MPが上昇! [20→40]
スキルの鍛練
鍛練によって 放出 のLvが上昇! [12→13]
アイテムの送付
クルスス [1027]麻痺付加 Lv1 を送付!
装備品の強化
同調によって 主力 のLvが上昇! [7→8]
攻撃 が上昇! [35→45]
同調によって 補助 のLvが上昇! [7→8]
攻撃 が上昇! [0→10]
同調によって 防具 のLvが上昇! [7→8]
防御 が上昇! [35→45]
メッセージ送信
ふーか [140]2件 のメッセージを送信!

メッセージ

ラズ [1022]
「? うん、伝わってますよっ!ラズさん、って呼んでもいいですか?」

キチンと伝わっていたらしいことに安堵の息を小さく吐く。
言葉を発する時は焦らず、落ち着けばいいのかな。

「ん、大丈夫。リーゼに、ジル」

忘れないように名前を復唱し、さらに指差し確認もする。
これで大丈夫、もう1人と1匹の名を忘れることはない。
ふと目を向けると、少女はなにか落ち着かないのか、そわそわとしている。

「あの、あのですね、よければその…お友達になって、くれませんか…?」

「友、達?…友達………ともだち」

意味を理解するために数回 ともだち の単語を反芻する。
自分と友達に?

「…うん、リーゼとジルと…自分、友達、ふへへ」

自然と顔が綻び、表情が和らぐのを感じる。
これが嬉しいという感情なのだと、目を細めながら考えた。
ツィー [1025]
「おねえちゃんは、アラステア様がすごく好きなんだね。」
そういった風の子に固まるリーゼ。
「え、好…ちょ…あの…っ」
「おねえちゃん達は家族なんだなぁ、って思う。素敵だね。」
「か、家族?かぞ、そ、そうですよ、っていうかパーティのみなさんもきっとこれから、家族みたいな感じになりますよ!…私兄弟とかいないので、ツィオルくんみたいな弟がいたら凄く楽しいと思うし、嬉しいです」
“弟”そんなことばにツィオルは首をかしげた。
にいさまや、ねえさまたちは確かに家族だったけど、それは凄く刹那の存在で長い時を一緒に過ごすことはほとんどなかったから。
「家族に、なるの?」

そう問いかけたツィオルはくるりと落ち葉を舞い上げたのだった。

トレード

ツィー [1025]
水冷耐性 Lv1 を受け取りました!
絵本のお礼だよ。お守りになるみたい。
クルスス [1027]
精度アップ Lv1 を受け取りました!
はいこれリーゼ、交換っこな!

イベント(ペアマッチ)

イベント名
パーティ名
メンバーリーゼ
 [E-No.1007]
ラズ
 [E-No.1022]

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバーリーゼ
 [E-No.1007]
ジョー
 [E-No.1020]
ツィー
 [E-No.1025]
クルスス
 [E-No.1027]

プロフィール

クラス
種族
性別女性年齢18歳身長156cm体重???kg
アラステアと旅をしている少女。

小さい頃から村中に飾ってあるアラステアの像、絵画を見て育つ。
神としての彼に憧れを抱きながら17歳で村の巫になり、何度も会いに行く内親密に。
その年の12月24日。村が魔物に襲われ両親が死亡。

駆けつけたアラステアと旅に出て今に至る。

あまり魔法は上手くないが、アラステアからの影響で少し強化されている。

アイコン一覧

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サブプロフィール

アラステア・ジル・エールフォルス

言葉を話せる獣。
体長2m程。額に赤い石が埋まっている。

200年程前のからリーゼの生まれた村に結界を張り続けていたが、何者かによって破られ村は壊滅状態に。
その後リーゼを守る為に出立。

ステータス

HP火MP水MP風MP土MPMP増加量スタミナ素質PGP
11004000012300715
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
013.780000000

素質

素質素質素質素質
火MPアップ Lv2

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
4放出魔力の槍----40--エムロードランス
4放出魔力の槍II----80--エムロードランス
5放出魔力の刃40------××クリスタルラム
5放出魔力の刃II80------××クリスタルラム
6放出魔力の矢--40----×サフィールフレシュ
37放出魔力の槌------40××
132放出榴弾----40--××
133放出衝撃波----60--××
51放出火炎40------
52放出水冷--40----
53放出風雷----40--
181放出狙撃10101010×

装備品

主力:遠隔(武器)LvCP攻撃防御精度
ドゥー・オラージュ
祖母から貰った杖。コーラルベリー家に代々伝わる物。
8445035
スロット1
スロット2
スロット3
補助:補具(防具)LvCP攻撃防御精度
小さな石
アラステアに貰った小さな石。魔力を強めてくれる。
84103535
スロット1
スロット2
スロット3
防具:中装(防具)LvCP攻撃防御精度
金のネックレス
母手作りのネックレス。金で出来ており、魔よけの意味合いがあるらしい。
8404535
スロット1
スロット2
スロット3
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力1391572534145141
補助0000

所持アイテム (3/25)

No種別装備アイテム名価値
1霊玉水冷耐性 Lv1(防具)100
2霊玉精度アップ Lv1100
3素材狼の牙25
サブクエストポイント
商人(アルベルト)60
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