精霊伝説
トップページ冒険結果一覧 > E-No.63 (第9回:2012/11/10)

E-No.63

本名:システィナ=ソレリアート
通称:システィナ

【戦闘結果】【過去の冒険結果】【メッセージ一覧】

一言メッセージ
「――違う、これじゃない」

 読みかけの本を傍らにある本の山へと雑に置き、システィナは天井を仰ぐ。
既にここ、第6開架室の本はもう全て読み終わってしまいそうになっている。
もはや彼女の周囲に積まれた本は、半端な精霊術なら防げそうな程の量になっていた。
……それでも、彼女は不服そうな表情をして、考え込んでいる。

「やっぱりそんなに簡単に、強くなる方法は見つからないなあ」
「……うーん、早めになんとかできないと、困るんだけど」

 そう、彼女が探していたのは、自分の持てる力を伸ばす方法だった。
どれだけ本を読んでみても、『これだ』と確信できる方法は載っていない。
書いてあるのはどれもこれも、聞いたことのあるような物ばかり。

 例えば、基礎練習の積み重ねならもう既にやっている。
例えば、別の力との組み合わせであれば自分には『雨の祈り』がある。
例えば、他の術式組成法は試してみたが合いそうではなかった。

 ――彼女の中で、僅かな焦りが生まれ始めていた。
コロシアムでは、自分の思っていたように勝つ事はできなかった。
全く同時期に精霊術を使い始めた人に、ボロボロに負けた。
それに、これからのクエストでは、更に敵が強くなっていく。
このままの自分なら、確実に、ついていく事はできない。
力が無ければ、この先の戦いを生き残っていく事は、不可能なんだ。

 鬱屈した思いを吐きだすように、はぁぁ、と重いため息をつくと。
……ふと、開架室の向こう端にある一つの扉が、システィナの目に入ってきた。

「……あれは」

 これまであまり興味を示さなかったが、確かあの部屋は『入ルベカラズ』らしい。
係員の人が言っていた気がする。そう張り紙してある部屋には、禁書が置いてあると。
鍵術式が掛かっているから、普通の人だったらまず入る事はできないと。
その先には――触れてはいけない本が、術が、力が、隠されているのだと。

 どうしてだろうか。
そう言われていたのに、気づけば彼女はその扉へふらふらと近づいていた。

「……」

 見ると、その部屋を封じている扉からはどれよりも重たそうな印象を受ける。
恐らくは、ここに近付いてきた愚か者からその場所を護り抜けるように。
もしくは、その中にある秘密を一切外の世界へと漏らす事のないように。
――ドアに貼られた『入ルベカラズ』の張り紙から、強い拒絶の意志を感じる。
どれだけ念を押しても押し足りないという、願いにも似た護りだ。

 ドアノブに触れてみる。冷たい。埃を被っている。
恐らく、長い間誰ひとりこのドアを開けようとはしなかったのだろう。
何故か重く感じられたそれを、ぐっと力を込めて、回す。


ぎし……、きいっ。

驚くほど簡単に、その扉は開かれてしまった。





――ばたん。

お知らせ

登録状況
【クエスト】継続登録、メッセージ登録、戦闘設定登録、セリフ登録、精霊術設定登録
【イベント】大武術会
精霊術の習得
操作:睡眠 を習得!
素質の開花
水MPアップ Lv1 を開花! [-1P]
→ 水MPが上昇! [0→20]
スキルの鍛練
鍛練によって 操作 のLvが上昇! [1→2]
アイテムの購入
抽選に外れたため アイテム精製の極意 Lv1 を購入できなかった……
【今回の抽選結果を表示】【次回の販売アイテム一覧を表示】
アイテムの送付
キリィーク [57]霊玉原石 Lv1 [+2] を送付!
装備品の強化
同調によって 主力 のLvが上昇! [7→8]
防御 が上昇! [30→35]
精度 が上昇! [30→35]
同調によって 補助 のLvが上昇! [7→8]
防御 が上昇! [35→40]
精度 が上昇! [35→40]
同調によって 防具 のLvが上昇! [7→8]
防御 が上昇! [35→40]
精度 が上昇! [35→40]
メッセージ送信
ディン [53]1件 のメッセージを送信!
キリィーク [57]1件 のメッセージを送信!
アム [334]1件 のメッセージを送信!
椎夏 [374]1件 のメッセージを送信!
セレティル [390]1件 のメッセージを送信!
アルド [395]1件 のメッセージを送信!
ミイル [662]1件 のメッセージを送信!

メッセージ

ヒトセ [24]
「そうか? ふむ」
「落ちてもまた被りなおせば良いと思うが」

「っと、言ってなかったっけ」
「ヒトセだ」

「ペアマッチか、いいぞ」
「俺も丁度組む奴を探していたところだ」
エスト [117]
頭に生えてんのも羽だよ。角でも耳でもないぜ。
ドラゴンは半分だけだが・・・でもま、確かにここには竜種が少ないなぁ。
なんなら翼触ってみるか。
手入れはいつもしてるから、さわり心地は保証するぜ。

システィナ、だな。よろしく。
雨使いっつーのは初めて聞くな・・・雨を降らせたり止ませたりでもできんのか?
その辺詳しく聞きてーなぁ・・・

魔族が何を・・・ねぇ。
オレにも全然わかんねぇ。ていうか魔族ってなんだろうな。
オレの母さんが魔族なんだが、ふっつーに商人やってるしな。
つーわけで、まぁ人間より丈夫だったりする感じで、あとはテキトーでいいんじゃね?
多分母さん本人に聞いても、はっきりした答えは返ってこねーよ。
ヨザクヤ [230]
「・・・さっきのは儂の幻術じゃ・・・」
ふう、とため息一つ

「それに儂は耳と尻尾の人ではない。ヨザクヤと名乗っておる。」


「お主、余りにも無防備すぎじゃぞ?なんでもかんでも触ったりするものではない。」
やっと落ち着いたかというような表情。
触られた耳や尾を整えつつ、いつもの調子をやっと取り戻せたようだ
リエト [314]
「まぁ、取れるかどうかはやってみなけりゃわからん」

 そう言いながら机の上に道具を並べ終えると、一息つく。

「じゃ、やるぞ」

 先ずは取手の端の破損しても差し支えない部分にシュッとスプレーを吹きかけ、クロスで拭き取る。
 見ると、その部分の錆だけが跡形もなく消え去っていた。
 しかし、大男の表情はやや険しいままだ。

「少し溶けるか・・・なら」

 今度はスプレーではなく小さなマニキュアの様なものを取り出し、各所の螺子の付け根に塗付する。
 間髪入れずにクロスで拭き取り、螺子に合った複数のサイズのドライバーを使い分け、外してゆく。
 木箱の横に螺子を並べ、鞄の中から同じサイズの螺子を同じ本数用意する。
 次に木箱からフレームごと機構部を取り出し、先ほどの薬剤の除去の為、
 木箱内に別のスプレーを吹きかけ、新しいクロスで拭き取る。
 機構部を様々な角度から眺め、鞄から必要部品を取り出してゆく。
 時計用の小さな歯車、香箱、脱進機、ピンバイス、etc...
 フレームについた細かな螺子も全て外し、シリンダーと櫛歯を取り外す。
 そして、フレーム全体に最初に使ったスプレーを吹付け、クロスで拭いて錆を取り、
 ピンバイスで細かい穴を数カ所空け、細い棒と歯車を設置し、香箱、脱進機、レバー等を取り付けていく。
 最後に木箱に機構部を戻し、螺子で固定して作業終了。漸く表情が緩み、溜息を吐き出す。

「ふぅ・・・待たせたな」
「では、作業報告だ。
 シリンダー、櫛歯以外ほぼ全ての部品が使い物にならない程に錆びていた。
 動力部は全て新調、これは時計用だから一度巻けば
 恐らく元々の駆動時間の数十倍の時間保つだろう。
 フレームは錆だけ落として流用。レバーは巻きやすい物に交換。
 あと、このままだと一度巻くと丸一日鳴り続ける、だから蓋が開いている時だけ
 鳴る様に、開閉を探知するスイッチがついている。以上だ。何か質問はあるか?」
ヨゥルク [844]
「・・・・・・いや、面目ないな、これは。
 読み違えるとは、己もまだ未熟だね。」

 ふと面食らったような表情をして、謝罪の言葉を口にした。
 少し申し訳なさそうな足取りで、傘の下に入れてもらう。
 そして詠唱が始まると一転、耳を立てて周囲に目を凝らした。



「――!
 限定的な天候操作・・・と言う事か? 精霊術にも地形操作の術は有るが・・・
 先程の話では、所謂雨乞いなどの宗教儀礼と取れた。祈り、とも言っていたからね。
 しかし、こうも即座に効果が現れるとは――。」

 また違う術理が働いているのだろうか、と呟く。
 突然の降雨に驚く人々を後目に、周囲の様子をあれこれと目で追っている。
 傘からほんの少し顔を出し、口の先でぺろりと雨粒を舐めてみたりもする。


「成程。確かに面白いし興味深い。もう少し見て居たいものだ。
 ・・・洗濯物を干していたご家庭は、えらい目に遭っている事だろうがね。」

 ついでに、ひと言余計なことを呟くのも忘れない。


                  * * *

「しかし、雨・・・か。水の無い所では助かりそうだ。
 それに、旱魃の酷い地域では、君は正に救い主の代わりになれるかもな。
 是非とも術の原理を知りたいが、門外不出――と言う奴なのかな。」

 雨上がりの街角に戻った人通りを眺めつつ、話の続きを切り出した。
 少し冷たくなった風を気持ちよさそうに浴びている。


「時に先程の話だが、そう難しく考えなくても大丈夫だ。何でも聞くと良い。
 質問に対し、こちらからも補足説明をするし、判断をしてから答えよう。

 答えたく無い場合は、その通りに答えたく無いと言うさ。
 ・・・そう怯えなくても、食べはしない。舐めてみる程度に留めよう。
 ヒトの暖かさや弾力は好みだが、血肉までは好みじゃない。」

 今度は脅かさないようにとの気遣いだろうか、彼なりの冗談(なのだろう、多分)も交えつつ
 やり取りを再確認する。あんまりな場合は牙ではなく舌が襲ってくるらしい。

トレード

キリィーク [57]
ウェポンブレイク Lv1 [+2] を受け取りました!

イベント(ペアマッチ)

イベント名
パーティ名
メンバーヒトセ
 [E-No.24]
システィナ
 [E-No.63]

イベント(大武術会)

イベント戦の設定
「イベント登録」で「対戦相手指定設定」「霊玉の装備」などの設定を行えます。
パーティの編成
ランダムにイベントパーティを結成した!
イベントでの連絡用に、パーティメンバー限定の「掲示板」が自動作成されました!
※自動作成された掲示板はログインしないと表示されません。
イベント名
パーティ名
メンバールスキニア
 [E-No.36]
キリィーク
 [E-No.57]
システィナ
 [E-No.63]
アリア
 [E-No.246]
アルマ
 [E-No.249]
シルフィ
 [E-No.250]
フレデリカ
 [E-No.258]
悪霊のレギオ
 [E-No.299]
ユーノ
 [E-No.325]
ヤパ
 [E-No.598]
バルト
 [E-No.619]
ナジト
 [E-No.758]
ニーシャ
 [E-No.851]
マナ
 [E-No.895]
ユーキ
 [E-No.899]
疾風のマーヤ
 [E-No.912]

クエスト

クエスト名
パーティ名
メンバーキリィーク
 [E-No.57]
システィナ
 [E-No.63]
ユーノ
 [E-No.325]
ナジト
 [E-No.758]

プロフィール

クラス
種族
性別女性年齢18歳身長160cm体重???kg
「雨は天より生まれ、地へと降り注ぎ、命を潤し、再び天へと帰る。
 水は全ての母であり、神より齎されし潤沢なる恵みの証である。
 あらゆる生命は水から生まれ出で、水によって活きる事が出来る。
 空より降り注ぐ雨は、神の手より零れ落ちた恵みの一滴なのだ。
 ――そうであるが故に、私はこう考える。
 雨を統べる者は、神の恵みに最も近しき存在となるのではないか」
          ――かつて異界にて名を馳せた思想家の言葉より

「雨なんて降ったって、まるで良いこと無いじゃない」
          ――とある少女の日記の片隅

■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ 

プロフ絵&アイコンは、白遊様(E-No24のPLさん)より頂きました。
ハロウィン絵はゆうひ様(E-no198のPLさん)からの頂き物です。
この場を借りて感謝致します。
凸メッセetc.はいつでも大募集してます!

アイコン一覧

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サブプロフィール

ゆうひ様(E-No.198のPL様)に戴いたハロウィン用プロフ絵です。
この場を借りてお礼と感謝を申し上げます。

ステータス

HP火MP水MP風MP土MPMP増加量スタミナ素質PGP
11000200012800750
増幅放出治癒結界強化操作具現中和精製
012.360002000

素質

素質素質素質素質
スタミナアップ Lv1水MPアップ Lv1

精霊術

術No系統種別MPコスト対象
拡大
対抗
発動
術名
4放出魔力の槍----40--エ・ルーシャ・レーネ
4放出魔力の槍II----80--エ・ルーシャ・レーネ
6放出魔力の矢--40----×エ・ルーシャ・リーヤ
6放出魔力の矢II--80----×エ・ルーシャ・リーヤ
37放出魔力の槌------40××ラ・ファレシェア
133放出衝撃波----60--××エト・ルシェルリーフェ
134放出地撃波------60××フェーレ・ウト・レンデ
52放出水冷--40----リーヤ・エルト・イシェンツォ
53放出風雷----40--エ・ファルリヴィア
54放出土重------40フェルツェ・ウル・レンデ
181放出狙撃10101010×ラ・ヘイネ
20操作睡眠----40--

装備品

主力:遠隔(武器)LvCP攻撃防御精度
傘杖『キサ・ラクリモーザ』
人ならざる力の受け皿となり、利用するためのデバイスとなる、少し古びた傘。
84103535
スロット1
スロット2
スロット3
補助:補具(防具)LvCP攻撃防御精度
『キサ・ラクリモーザ』&『ブレスレット』
傘杖に守護の恵みを齎し身を守らせる、緑色を含んだファントム・クリスタル。
8404040
スロット1
スロット2
スロット3
防具:軽装(防具)LvCP攻撃防御精度
恵みを宿した民族衣装
自然の祝福を受けた、システィナの故郷『フリエ・ミレーシン』に伝わる衣装。
8404040
スロット1
スロット2
スロット3
攻撃力命中力受け
防御力
受け
成功力
防御力回避力
主力1251572934137153
補助0000

所持アイテム (4/25)

No種別装備アイテム名価値
1精製霊玉原石 Lv1(精製するとランダムに霊玉を入手)100
2精製霊玉原石 Lv1(精製するとランダムに霊玉を入手)100
3精製霊玉原石 Lv1(精製するとランダムに霊玉を入手)100
4霊玉ウェポンブレイク Lv1 [+2](武器)(両手のみ)100
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