精霊伝説
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C-No.615

【トランプゲームコミュ】公園の東屋 ※お花見イベント最終回
作成者:スザンナ・ノリス [615]
コミュニティ
とある公園の一角にある、小さな池の畔。
其処に植えられた桜の樹々が、ちょうど見頃を迎えたようです。
何方様でも出入りは自由。
うららかな春の一日を、あなたも楽しんでいきませんか?
その更に一角では、花見と共に飲食が楽しめるよう、ささやかなパーティが準備されている様子。
淡いクリーム色のクロスが掛けられた長テーブルには、料理や飲み物、カトラリー類が並べられ、
座ることも出来るようにと、やや離れた場所にブルーシートが敷かれています。
パーティは持ち寄り制。
あなたも何かお持ちなら、受付をしている黄色いリボンの女冒険者に声を掛けてみてください。
もし何も持っていなかったら?
ひとまず相談してみれば、何とかなるかもしれません。だってこんなにたくさんあるのだから―――

■飲食物リスト■
1.薄焼きパンケーキと二種のジャム
薄く焼いたパンケーキは掌に収まる小さめサイズ。手作りのジャムは甘味の強いストロベリーと酸味の強いラズベリーの二種類。【量】30枚と2瓶+同じセットがもう一つバッグに入っている(予備)
2.桜餅
こしあん入りのもちもちした甘いお菓子。塩漬け桜葉に包まれている。【量】参加者全員に行き渡って少し余りが出そうなくらい。はりきって作りすぎたようです。
3.山菜の天麩羅と清酒
蕗の薹、筍、シメジ、たらの芽、ゼンマイ、蕨etc の天麩羅。取り分けの紙皿と箸・フォークは多数準備。味付けは塩・酢醤油・麺つゆでお好みに。清酒は上物というほどでもなく中級程度。朱塗りの小杯は酒飲みさんそんなに多くなさそうなので6つ程の用意。【量】天麩羅:50cm程の大皿に山盛り/清酒:四斗樽
4.サンドイッチ
薄切りにしたライ麦パンにプロセスチーズ、キュウリ、桜の塩漬け、ハム、レタスを挟み込んだ。若干塩気のあるサンドイッチ。ライ麦パンを使用しているので少し硬めだが、キュウリとレタスを多めに使用しているためシャキシャキ感が味わえる。また、口にすると中から桜の香りが漂ってくる。【量】2〜3口程度で食べられる大きさのサンドイッチが30個
5.紙袋に入ったバゲット+チョコを生地に練りこんだミニクロワッサン
バゲットはノーマルなほんのり塩とバター風味のもの・チーズがころころ入ってるもの・バジル等のハーブが入っているものと3種類。お好みでどうぞvミニチョコクロワッサンは一口サイズ。甘いのが欲しい人用(おやつチック)【量】バゲットは各味2本ずつの合計6本。長さ30cm程度、カット用ナイフ持参。人数次第で切るサイズを変えれば全員食べれるかと。ミニクロワッサンは他所にもお裾分けするので10個強。オマケ程度です。
6.フルーツ盛り合わせ
植物の精霊プランティが作ったおいしいフルーツの盛り合わせ。精霊パワーのおかげで季節外れのフルーツでも食べ頃の味が楽しめる。【量】フルーツが山盛りになった大きなバスケットが二つ。カットや皮むき用のナイフ付き。
7.桜の緑茶・甘酒
桜の緑茶:急須にお湯と茶葉を入れて蒸すだけの簡単なもの。ル●シアに売ってそうな感じの。甘酒:普通の甘酒です。【量】桜の緑茶:缶一筒分/甘酒:二瓶。大体15杯分
8.巻き寿司
卵や海老、きゅうり、かんぴょう、桜でんぷが入った巻物の寿司です。【量】一口大に切り分けたものが30個程。
9.卵焼きとミルク
卵焼き:ミルルお手製の卵焼き。一口サイズに切ってある。塩コショウで味付けしてある。/ミルク:ヤギのミルク、搾りたてで美味しい。【量】卵焼きは重箱にぎっしり。ミルクは1リットル入りの瓶が2本。
10.ビールと苺
ビール:大人用と、ノンアルコールの炭酸飲料「こどもびいる」苺:収穫したてでツヤツヤと瑞々しい。【量】ビールは大樽1つ分、こどもびいるは瓶入りで1ダース。苺は贈答用の白い大きな箱に山盛り。
11.スコーンとクロテッドクリーム
中央に裂け目の入った掌サイズのスコーンと、それに塗るためのややバターっぽいクリーム。お好みでジャムやフルーツを添えると更においしいかもしれません。【量】スコーンは20個前後。クリームは大量に塗っても余りが出るであろう量。
12.紅茶セットとマーマレードタルト
紅茶葉の缶にティーポットとカップのセットとマーマレードのタルト【量】茶葉は50杯分程度、カップは8つ。マーマレードのタルトは1ホール(切り分ければ8切れくらい)
13.桜のマカロン
表面に桜模様がアイシングされている【量】一通り行き渡る程度
14.ちらし寿司
桜の型で抜かれたハム等があしらわれている【量】一抱え程度の手桶にいっぱい
15.フィッシュ・アンド・チップス
豆を潰した緑のソースと、通常のタルタルソースの二種類が用意されているようだ。【量】大皿一つに収まるくらい
16.チェリーパイ
さくさくのタルト生地に所狭しとチェリーコンポートが並べられ、それを隠すようにさらにパイが被せられた、包み型。ホールではなく、長方形型の手のひらサイズ。手に持って食べれる。【量】バスケットひとつ分(30個ほど)
17.林檎
歯ごたえがよく、果肉は引き締まっており酸味と甘味が程よく詰まってる美味しい林檎。皮は綺麗な赤色で、つやが出ている。比較的大玉。【量】背負籠一つ分(30〜40個)


■パーティ参加者(提供者)■
珠前 灯火
[430]
遊魔 砂塵
[392]
サラサ・シーグル
[247]
サフィアン・C・ゼルトシャッツ
[605]
カラブ・ケルベル
[192]
火ノ宮伊織
[128]
ミルルーファ・ミルレ
[620]
カシ・サルミネン
[763]
サーシャ・フォルクス
[11]
ベルティルナ=ディプスムーン
[120]
先生
[10]
ヴィルヘルミナ・リーン・メダルドゥス
[813]
ヴァネッサ・ラングリッジ
[1093]
雨宮愛音
[379]
スザンナ・ノリス
[615]

上記メンバー以外でも飲食OKになりました。食べ尽くし飲み尽くす勢いでご自由にどうぞ!

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現在、第26回(3/16)〜第28回(3/30)の期間限定イベントでお花見会を開催中です。
http://loe.xpg.jp/bbs/bbs.fcgi?BbsNo=1879
が、本来はトランプタグを利用してトランプゲームをやろう、というコミュニティです。
金銭や物品を賭けることはしませんので、どなたでもお気軽にご参加ください。
一般的なゲーム名を掲げていますが、大人数かつタグ利用で楽しめるようにルールを変えていることが多いです。

【3〜4月のゲーム】バカラ
山札から引いたカードの合計点数の下一桁が9に最も近いプレイヤーが勝つゲームです。
カードは、まず2枚引き、点数が5以下だった場合のみ、もう1枚引くことが出来ます。
本来はバンカーとプレイヤーの勝負の勝敗を予想するゲームですが、ここでは全員をプレイヤーとし、全員で対戦します。
カードの点数計算はコミュ主がしますので、プレイヤーの皆様はカードを2枚ないし3枚、引いていただくだけでOKです。


※参加例
1)
「まずは2枚引いて…」→{C}{C}
「5点以下だったときのために、もう1枚!」→{C}
2)
「もし5点だったとして、次のカードが5〜9だったら、結果は悪くなるわけでしょ? だったら…」
「3枚目は引かずに、この2枚で勝負!」→{C}{C}

※カードの点数
 1点
 2〜9点(数字通り)
 すべて0点

※同点の場合の勝敗判定(上から順番に判定)
・最も点数の高いカードを持っている人が勝ち(弱::強)
・最も点数の高いカードのマークが強い方が勝ち(弱::強)

※最近の結果

コミュニティメッセージ

スージー [615]
うっわあ。稀に見るハイレベルな戦い。
集計、慎重にやらないとだね。

先生[10] 3・9 → 2 / +7 → 9
サーシャ[11] 2・10 → 2 / +7 → 9
コーナ[75]  4・9 → 3 / +8 → 1
ベル[120] J・3 → 3 / +6 → 9
ガル[125] 7・10 → 7
ビス[220] A・7 → 8
サラサ[247] 3・J → 3
愛音[379] 8・2 → 0
砂塵[392] 8・Q → 8
灯火[430] A・4 → 5 / +2 → 7
ミルル[620] 9・5 → 4 / +5 → 9
リーン[813] 5・Q → 5 / +2 → 7
スージー[615] 10・4 → 4 / +J → 4

ガルさんと灯火くんとリーンさんが7、
ビスさんとちゃぶちゃんが8、
先生たちとサーシャさんとベルさんとミルルちゃんが9。
で、それぞれの勝敗判定カードが、こう。
先生たち:
サーシャさん:
ベルさん:
ミルルちゃん:

というわけで勝者は先生たち! おめでとー!
スペードの9を引いたリヴェさん、強い!

ミルルちゃんは惜しかったねえ。
次も頑張って!
私だって負けないんだからー!
 + 
わ。すごい、マスカットがある。これが今食べられるって、何かすごいぜいたくー。
もちろん今が旬の苺や林檎もおいしそうだけど。こっちはスコーンに乗せようかな。
(精霊パワーと農家の方々に感謝しつつ色々いただきました)
緑茶とお寿司って合うよねぇ。このお茶、ほんのり桜の香りがするなあ。
あ、桜餅も紅茶より緑茶の方が合うよね。
(少しずつとはいえ全種類いただく勢いです。よいこはまねしちゃいけません)
マーマレードタルトとチェリーパイには、やっぱり紅茶かな。
天気がいいって言っても暑いわけじゃないから、温かい飲み物って嬉しいなあ。
(芳香と湯気を愉しみながら、風に揺れる桜と枝向こうの太陽を眺めています)
うーんうーん。
もし余ったら、マカロンはおみやげにもらって帰ってもいいかなあ。
(見事に描かれた桜模様とにらめっこしては、そんなことを呟いていました)
※PL:前回が新規の方以外でメッセージを送らせていただいた方の選定理由に他意はありませんので気にしないでね!

>コーナさん
桜の花びらをお茶やお酒に浮かべるっていいアイディア! 素敵ね。
はい。運良く掴めたからお裾分け。良かったらどれでも好きなの飲んでね。
(桜の薄い花びらを何枚か手渡しました)

>ガルさん
いらっしゃい。来てくれてありがと。
パーティなんだけど、余っちゃいそうなくらいたくさんあるから、良かったら食べて?
(テーブルの上の料理や飲み物を示しながら、皿とグラスを手渡しました)
ミリアちゃんも後から来る?
良かった。賑やかになりそうだね。

>伊織さん
伊織さんとフィーちゃん(※サフィさんのことです)って知り合いだったんだ。
(駆けていく伊織さんを見送った後、霧月さんからの声に振り返り)
あ、はいはいもちろん。たくさんあるからいつでも好きなだけどうぞ。
カードゲームも良かったら参加してね。霧月さん強そうだし。

>ビスさん
こんにちはビスさん。来てくれてありがと。
お花見もゲームも楽しんでいってね。
そうそう、パーティね。元々は持ち寄り制だったんだけど、
余っちゃいそうなくらいたくさん集まったから、良かったら参加してくれる?
(テーブルの上の料理や飲み物を示しながら、皿とグラスを手渡しました)

>サラサさん
わ。わ。
なになに? サラサどしたの?
ああ、なんだ、桜餅が美味しかったのか。うん、美味しいよねそれ。
持ってきてくれたのは灯火くんっていう狐耳の男の子だよ。ほら、あの子あの子。

>ヴェレドさん
いらっしゃい、ヴェレド。来てくれてありがと。
うん。あれが桜。綺麗だよね。
パーティね、すごいたくさん集まったから、持ち寄り制じゃなくなったんだ。
もしヴェレドが飲んだり食べたり出来るようなら、参加してくれると嬉しいんだけど。
(テーブルの上の料理や飲み物を示した後、皿とグラスを手に持って首を傾げました)
>愛音さん
こんにちは。二人とも食べてるー?
おかげさまですっごいたくさん集まったから、遠慮なく食べて飲んでね!

>サフィさん
(PL:お花見イラストすっごい素敵です! レンタルありがとう!)

>カシさん
お仕事抜けてきてくれたんだ?
この時期ってみんな忙しいもんね。来てくれてありがと。
この後もお仕事なのにお酒飲んじゃって大丈夫?
でも折角だから楽しんでいってね。私もカシさんの差し入れたっぷりいただくから。

>フィーさん
フィオレンツァ! いらっしゃい。来てくれてありがとう。
うん、おかげさまで大盛況。フィオレンツァも来てくれただけで嬉しいよ。
でね、食べ物も飲み物もすごいたくさん集まったから、持ち寄り制じゃなくなったんだ。
散歩の後、良かったらパーティ参加してくれる?
(テーブルの上の料理や飲み物を示した後、皿とグラスを手に持って首を傾げました)

>フィルさん
こんにちは。お邪魔だったらごめんなさい。
あなたも精霊協会所属の冒険者よね? 協会で見掛けたことがある気がするの。
もしそうなら、あそこでパーティやってるみんなも同じ冒険者だから、
良かったら参加しない? 元々は持ち寄り制だったんだけど、予想以上の量になっちゃって。
(テーブルの上の料理や飲み物を示した後、皿とグラスを手に持って首を傾げました)
(PL:どんまい! お花見参加していただけただけで嬉しいですありがとうございます)

>ヴァネッサさん
はぁいヴァネッサ。いらっしゃい。
天気はいいし、花は綺麗だし、食べ物も飲み物もたっくさんあるから、ゆっくりしてって?
ゲームへの参加ももちろん大歓迎よ。
(ふらりと足を運んだ池の畔。水面に映り込んでいる桜ももちろん満開で、同じように美しい)

桜の花って、ひとつひとつは小さいのに、
それが集まって寄り添って、一つの枝に大きな花を咲かせてるみたいだよね。
みんなで見られて良かったなあ。
こんなにたくさんの人が集まってくれるとは思わなかったもん。
足を運んでくれたみんなと、桜の精霊さんに感謝しなきゃね。
……来年もまた、みんなで桜が見られるといいな。

(それは誰に話し掛けるでもない独り言。叶わないであろうことを薄々は感じていたけれど)
先生 [10]
おぉーすげえなビギナーズラック
やったー
うふふ
それじゃ今回は先生が2枚ー
3以下ならシャーディがもう1枚ね
そいや
はい
おう、追加のモノもなかなか(もぐもぐ
相変わらずである。

>スージーさん
ありがとうございます
皆さんのもどれも美味しそうで目移りしてしまいますね

>砂塵さん
おーう、美味いモノのある所ならどこにでもはせ参じる所存よ
やっほー
うふふ、喜んで貰えると嬉しいですね
うーん、煙に害はないけど煙自体が駄目って人はいるからねえ
こういう時はシャーディに吸い込んで貰ってるよ
サーシャ [11]
「……なんか今回、妙に9点の人が多くない?
人数も増えてるなら、そりゃ必然かもしれないけどさ」
「引くカードの枚数の関係もあるのかもね。
最近の方が調子いいから、今回も保険ありの3枚にしてみよっと」
先程取ってきた食べ物を少しずつもぐもぐと食べたり飲んだりしている。

>スージー
「…そうね。
色々と食べながら花を見るぐらいがちょうどいい感じがしてきた。
それじゃ、スコーンは半分ずつにして食べましょうか」

半分に割ったスコーンをクロテッドクリームの容器と共にスージーに手渡す。

「ジャムは…んー。
さっきストロベリーの方をパンケーキに使ってみたから、ラズベリーの方にしてみるわ」

ラズベリージャムの容器を手に取ると、スコーンにペタペタと大量に塗り付けていく。
スコーンの表面が見えなくなるぐらいになったところで、ようやく一口パクリと齧り付いた。

「それじゃ、乾杯…っと」
「…ん。香ばしい味。
ストロベリーとは結構違った感じなのね。
こっちは甘味より酸味の方が強い感じがする」

ジャムたっぷりのスコーンを堪能しつつ、ミルクで喉を潤していく。
(もうちょっと食べたいけど…お腹もだいぶ膨れてきたわね。
あとは小さいものにしよっと)

卵焼きミニクロワッサンフィッシュ・アンド・チップスなど。
一口サイズのものを少しずつ皿に盛り付けて食べている。

(…………)

その後暫くして…やっと満足したのか、食べるのをやめて空を見上げ始めた。
身体から力を抜き、程よく吹き込む風を楽しんでいるようにも見える。
キール [52] [NEW]
お花見会に持ち寄られたご馳走に手を伸ばす人の数も落ち着いてきた頃、
主催の女性・スージーの姿を見かけ、人見知りをしない赤毛の少年が遠慮なしに声を掛ける。


「よー、なんかにぎやかだなぁ。……花見会? 食ってっていいって、マジで?」
「いやー、元が持ち寄り制って聞くと、なんか悪ぃ気もすんなー。
 ……代わりっつったらあれだけど、これ食う? 新じゃがらしいぜ」

そう言って紙袋をまくって見せた中に、切れ目の入った皮付きのじゃがいもが二つ。
春の陽気に守られてまだほんのりと温かく、淡い黄色の上にはバターを乗せたと思わしき照りが見られる。
いったい初めにいくつ買ったのだろう。――ちなみに一緒に買った飲み物はとうに飲み干してきてしまったらしい。
「これあんたが作ったのか? すっげ、うっまそー!」
「いやー、せっかく遠くから来たってのに、考えてみりゃ、
 とにかく腹が膨れりゃいいと思ってメシなんか毎日テキトーに食ってたんだよなー。
 こんな風に名物食べ歩きでもすりゃよかったなー。ところでコレどこの地域の食いモン?」

いちいちちょっとした感想やひとりごとを述べながら、一通りの料理をつまんでいく。
その合間にこっそりミルクばかりを何度もお代わりしているのはどうか見逃してほしい。
.oO(――こいつは……!?)

お菓子にも遠慮なしに手を伸ばしていたキールだったが、
中身を聞かずに一口かじったチェリーパイにだけは、一瞬、苦々しい表情を浮かべた。
その食材と同じ名を持ち、幼少の頃は「女の子のような名前だ」と散々からかわれてきた少年にとって、
それはひょっとしたら涙の味を思い起こさせるものだったのかもしれない。


.oO(……ま、美味いからいいか)

美味しいものは、けっこうあっさりと思い出を塗り替えてくれるらしい。
十二分に腹を満たし、一息ついた頃のこと。
この賑わいの目的のひとつは花見であった、と思い出し改めて景色を見渡すと、
しばらく前にクエストを共にしたことのある剣士・フィルが静かに桜を眺める姿がふと目に入った。
彼がもしこちらに気が付くのであれば、と軽く手を振ってはみたが、
一方で「絵になる」と感じたため、あえて声はかけなかった。
【夜半過ぎ】

>闇さん
「ふぁ〜あ……。……よっ、おつかれさん。あんたも飲む?」

両手に持った甘酒入りのグラスの片方を、木陰に佇む男へ差し出す。
いつの間にか昼寝まで堪能したらしく、乾いた喉を潤そうと貰ってきたと言う。
……もし断られたら自分で飲み干せるものを、と考え、甘酒にしたようだ。
コーナ [75]
(テーブルから風下で跳ねている)
やっぱり一枚二枚なら受け止められますね。
お茶やお酒に浮かべたら楽しいですよ、きっと。

>スージーさん
(皿を受け取りつつ)
え?いいんですか?
ああでも、それでも余っちゃうかもしれませんね。
日持ちのするものなら持ち帰っても大丈夫ですし、何か包めるものがあるといいかもしれません。
日が沈む前に一度抜けて、何か持ってきますね。
紙袋があればいくつかは包めるかな。


あ、うっかりとカードを引き損ねるところでした。
今日はあまり考えずに、

二枚引きましょう。
もう一枚引いておきましょうか。

この方がいいカードになるかもしれません。
ベル [120]
「ようやく勝てそうな手札が来たと思ったら皆さん強いですっ」
「では今回はあえて2枚のみ・・・です!」
「改めて見てみると結構な量ですね・・・。」
「折角なので桜餅をいただきますねっ。」
「あっ、こちらのマカロンも美味しそうですっ。フルーツも盛りだくさんでどれを食べようか迷ってしまいますね・・・。」
「口の中が甘々です・・・フィッシュ・アンド・チップスも少々いただきますね。・・・ん、この緑のソースおいしいですねっ。」

「ふぅ・・・もうお腹いっぱいです。桜も綺麗ですしとても満足です・・・」
>スージーさん
「あ、はいっ。良ければ紅茶どうぞっ。」
「パンケーキいただきましたっ。ラズベリーのジャムが美味しかったですっ」
ガル [125]
む、なかなかミリア来ないな…そろそろ飯食うっていうのに。
仕方ない……スージーその皿有り難く貰っておくよ、あと一人分もお願いしていいかな?
できれば保存できるやつのを 
PL:うおおおお、ちょっと間に合わなさそうなので桜見ながら適当に飯貰います、スイマセンスイマセン

おっと、そこのカードは2枚で頼む。



ん、この山菜の天麩羅なかなかうまいな。
伊織 [128]
霧月「久々にやるから、ちょい緊張するなぁ〜。
取り敢えず二枚引いて……と」

霧月は見ているだけでは足りなくなったのか、ポーカーに参加した。

霧月「ん〜〜、酒も美味しいし、可愛い子も居るし、桜も綺麗で最高だねッ!
スージーちゃん、天ぷらとフィッシュ・アンド・チップスとビール貰ってくね♪」

最初に持っていったサンドイッチと清酒は既に腹の中のようだ。
実際の所、この男は花見そっちのけで、主である伊織を放って、カードと酒を楽しんでいた。
>スージー殿
「斯様な場所で花見をしながら遊戯とは、くりすますに続き、洒落た趣向で御座いますな。
 某はポーカーは分からぬので、花見の方を楽しませて頂きまする」

・・・・・・・・・・・

「わぁ……甘味や果物が、こんなに沢山……!」
「これ、頂いてもよろしゅう御座いますか?!」
真っ赤になりながら目を輝かせると、まるで甘味を目の前にした女子そのものである。
パンケーキから林檎まで、甘いモノは全て一通り(※一個ずつではあるが)貰っていった……。


霧月「ちょい……伊織様?!
幾ら持ち寄った側でも、手加減しないと、全部伊織様の胃袋の中に収まっちゃうデショ!
程々にするんだよ?」
「失礼な奴だな……某はそこまで大食いではないぞ?」
赤くなって頬を膨らませながら、慌てて咎める従者を睨む。
自分が食べる方だという自覚は、まるでないらしい。


「頂きまする!
「これは……まっこと美味しゅう御座いますな」

初めは人前という事で、行儀を気にしながら食べていたが、あまりの美味しさに、途中から我を忘れそうになっていた。
甘味のお供の飲み物は、どういう訳か清酒である――武器だけでなく、食べ物の好みも二刀流であった。

見た目に反し(?)、自分で取り分けた食べ物は、全て平らげても尚、余裕がありそうであったが、流石に従者の目が光っていたので遠慮したようだ。
>砂塵殿
「此方でもお会い出来るとは。
 スージー殿が主催とあらば、砂塵殿もいらっしゃるとは思うておりましたが」
「どういたしまして。此方こそ、清酒頂いておりまする。
 この酒も美味しゅう御座いますが、あの時頂いた茶も美味しゅう御座いました」

「…………おおっ?!」
「もし?……そこな蛙殿、さ……触っても良ろしゅう御座いますか?
 その……、もちもちぽんぽんなぞ……」
蛙が気になったのか、先程からチラチラと見ている。

>フィル殿
「フィル殿、矢張り来ましたな?
 先だっての文にも、桜の事が書いておりましたゆえ、そんな気はしておりましたが」
「あちらに酒や甘味など色々ありましたゆえ、良ければ飲みましょうぞ」
と言いながら、既に清酒を飲んでいたようだが、意外と強いのか、酔っていない様子だ。
・・・・・・・・・・・・

「……ふう、少し酔いでも覚ますか」
「……さくらもち〜……zzz」
一通り知り合いと話し終えると、軽く酔い始めてたようで、少し離れたベンチで一人座ってうたた寝し、謎の寝言を言っていた。
名残惜しく感じながらも、春のひとときを満喫しだようだ。
[143]
>スージー

「……ん」
 幾らか飲食物を失敬してから。
 また少し離れた場所で、佇んでいるようだ。


カラブ [192]
>スージーさん

「元気すぎるくらい元気だぜー!」
「お久しぶりです。
今回はまたこんな素敵な会を開いてくれてありがとう」


「ふーん、前にもなんかやってたんだ」
「おうおう。
プランティと俺、そんでこのガキは精霊だぜー」
隣にいるムトラの頭をポンポンと叩きながら。
「ボクは音楽の妖精オンプソンだよ〜♪」
「オレッチはロック!熱いハートを持つ男さアァァァァッ!!!1」
>砂塵さんとぷにちゃぶ

「お!ぷにちゃぶと砂塵さんじゃん!こんちわー!」
「ちゃぶちゃん達も来てたのね。
私の果物も気に入ってくれたみたいでよかった」
他の精霊達もそれぞれ挨拶しました。

「お、天ぷら?じゃあ一ついただきまーす」

「うまっそーだなー。俺も一つもらおうかな」

「そうねー、花も満開に咲かせてるし、近くにいるだけでもかなりのエネルギーを感じるわね。
うん、この木も周りが賑やかで喜んでるみたい」
サラサ [247]
はぁ〜、みんなヤルねぇ
終了間際に本気を出してきたようだね
それじゃあ今月最後の勝負行ってみるか!
+
>砂塵(穏やかな遊びに花と酒が合わさるってのも贅沢なもんだわな)
(清酒を受け取り)そうだね、それに昼間から堂々と酒が呑めるってぇのもポイント高いよな
まあ、さすがに大トラになるまで呑みはしないけど、こういう楽しい場は酒がすすむよね
ヴェレド [329]
「…ありがとう、ございます」

桜から目を戻し、少し戸惑いながらも渡された皿を受け取った。
暫く悩んでいた様だったが、やがてほんの少しずつ食べ物を皿へ取り分ける。
サンドイッチ、スコーン、チェリーパイ。
飲み物はグラスを片手にやや逡巡したものの、
そっと脇へ置き代わりに置いてあったカップを手に取り紅茶を注いだ。
さながら小規模なアフタヌーンティの様相。

「誰かと季節を感じるというのは…良いものなのですね」

周囲の楽しげな会話にそっと呟いて、
さらさらと風に流れる髪をおさえながら舞う花に目を細めた。
愛音 [379]
愛音「9通り越して0になっちゃっても泣かない。」
愛音「今回は予備の1枚とかやってみるか。」
【春の試食会inお花見】

1.薄焼きパンケーキと二種のジャム
愛音「なんだろう、甘みと酸味がまざりあってすごい口の中が忙しい!うまい!」
モグモグモグモグ

2.桜餅
チルディア「もっちりしてるわ〜くせになるっ!
量も結構あるらしいからちょっと多くもらっちゃいましょ。」
もきゅもきゅ

3.山菜の天麩羅と清酒
愛音「あたしは醤油でいただくぜ。食感がいいな〜。」
バリボリ
チルディア「酒、飲まない?おいしいわよぉ〜?」
愛音「飲まないぞっ!!

4.サンドイッチ
チルディア「あら、大きさもそれなりでたべやすいわね。」
もしゃもしゃ

5.紙袋に入ったバゲット+チョコを生地に練りこんだミニクロワッサン
チルディア「おらバゲット咥えなさいよ
愛音「むごぉ!?むぐぐぐぐ(あ、でもこれおいしい。)」
もごもご

6.フルーツ盛り合わせ
愛音「やっぱ新鮮なフルーツはいいなぁ。リンゴ以外も食べてみるものだねぇ。」
シャキシャキ

7.桜の緑茶・甘酒
チルディア「あはぁ〜♪甘酒おいしいわね〜♪」
愛音「あたしは緑茶いただくか」
ズズズ

8.巻き寿司
チルディア「んっ
キュウリのシャキシャキ感とエビのプリプリ感が見事にマッチしてるわね。」

9.卵焼きとミルク
愛音「卵焼きねぇ。そういやあたしあまり卵料理食べたことないな。」
ムシャムシャ
チルディア「ミルクを……。」
愛音「卑猥な発想はアウトだ。」

10.ビールと苺
チルディア「なんかアルコール多いわねえ?いいぞ〜もっともってこ〜い!」
愛音「クリスマスのときみたいになりたくないから
あたしはこどもびいる飲むが……炭酸はちときっちいな。でもいちごはおいしい。」
11.スコーンとクロテッドクリーム
愛音「わぁぁ……スコーンなんていつ以来だろうか。なつかしい!」
モグモグモグモグ

12.紅茶セットとマーマレードタルト
チルディア「・・・、、。ちょっと酒に酔いすぎたかしら。
紅茶でお口直ししましょ。この紅茶は最適ね。」
愛音「タルトのほうは甘くて美味しいぜー。」

13.桜のマカロン
チルディア「あらかわいらしいマカロン。あたいもこういうのやってみたいわねえ。」
愛音「あんたにお菓子作りのイメージは合わないと思う。」
チルディア「あなたに一番言われたくないわ。」

14.ちらし寿司
チルディア「寿司多いわね〜。さすが春!」
モグモグ

15.フィッシュ・アンド・チップス
愛音「緑のソース……色はあれだけどチップスと一緒だと美味しく見えるからすげぇ。」
パリパリポリポリ

16.チェリーパイ
チルディア「欧米か!と言うとでも思ったかしら?」
愛音「思った。そして言ったじゃねーか。」
愛音「それはともかく、手のひらサイズだから食べやすいなーこれ。」

17.林檎
愛音「大本命!あたしが用意してきた採れたて新鮮な林檎だぜ!」
チルディア「見つけたのはあたいだけどね?
実が引き締まってて食べごたえはあるわよ〜。」


………………………………

……………………

…………


愛音「ごちそうさまでした〜〜けふ」
チルディア「はらのなかがぱんぱんよぉ〜もぉ〜」
うさぎ [403] [NEW]
――春。花が一斉に咲き、視界を鮮やかに彩る季節。
その中でも桜という花を愛したのは東洋の者だっただろうか
何故その花を愛したのか、文字などではなかなか伝わらない
それを実感すべく外に出て、ようやく理解できるのだろう。


「ここまでのモノローグいいこと言ってるけど本音は?」
「現実逃避しにきました。」

というわけで、桜を見に(現実逃避をしに)公園に来たが…
さて、花見に参加するにも自分たちは何も持ってきていない。
花見とは酒とか、あと酒とか、酒をもってするものだった、ような…
「遅ればせながら参加希望を…と、スージーさん?クリスマス以来ね。お元気かしら?」
「すいません、酒もってきてないけど混ざっていい?あと飲食できないけど。」
飲み食いもしないから、賑やかしにしかならないけど、と付け加えて問う
それにしても、今年の桜は実に見事である
気温のせいか、神の気まぐれか、品種の違う桜も同時に咲いている奇跡
花見冥利に尽きる、というものである。
灯火 [430]
【お花見会】

「うーむ、甘味も充実しとるのう……むぐむぐ。
 たくさんあって本当に……もぐもぐ、
 悩ましい限りじゃなあ……もしゃもしゃ」
(そう言いながら甘いものを手当たり次第に食べている)

「ごくごく……ぷはあ。
 ううむ、この緑茶うまいのう。
 桜の風味がたまらんな」
(食べるだけ食べた後、桜の緑茶を飲んで一息ついた)
「……うむ、やはり花見は良いのう」

>サラサさん
「おお、それ作ったのはわしじゃよ。
 うまいじゃろう、ふふん」
「作り方か? うむ、教えてやっても良いぞ!
 そんなに難しいものでもないしの。
 花見が終わった後にでも作り方を書き付けておいてやるわい」
「お、今度は合計7じゃな!
 前より良い結果になったのう」
「ん、今回で『ばから』は最後か?
 最後くらいは勝ってみたいのう」
「というわけで……
 最後は  これと、
 追加の  これで勝負じゃ!!」
エド [484]
「あ、はい。クリスマス以来ですね。覚えていて下さって、光栄です。
 協会のチラシを見てきたのですが…桜というのは初めてです。
 きれいですけど、ずいぶん儚い感じの花なのですね」
「え?何も持ってきていないんですが…良いんですか?ありがとうございます。」
皿とグラスを受けとった。
勧められるままテーブルで
紅茶をもらって、クロテッドクリームを乗せたスコーンを食べながら桜を眺めていた。
サフィ [605]
(スージーさんの言葉に)
スーちゃん、ヒトが一杯で凄いですのねーお知り合い沢山でソンケーですわー。
食べるもの一杯すぎて、こー…目移りしますわねー。
これってお花見っていうよりすでにエンカイってやつっぽいですのよー!


(伊織君に声をかけて貰って、嬉しそうに色違いの大きな瞳をきらきらさせつつ)
サフィも久しぶりにイオリの顔が見れてうれしーですわー♪
それに……サクラコのお名前の花が、ここで見れるなんて思ってませんでしたし、ちょっとカンドーですわ。
あ、お返事届いたのなら良かったですわよー!
なんかセーレーキョーカイの御仕事出来なくなるっぽいですけど、お守りはサフィだと思って大事にしてくれやがれーですの。


(ちゃぶさんに声をかけて貰って)
サフィもとーっても助かりましたのよー持ってきてくれて有難うでしたわー!
ひらひらのおねーさんってこれのせいかしらー?
(両腕の布を見せつつ)サフィはサフィですのよーそう呼んでくれやがれーですわー。
えーと…アナタはチャブっていうのかしらー?
(思案顔)
ずばりここはチャー君、かしらー?
(相変わらず変な愛称を勝手につけないように←こちらもすみません…)


(あちこちの食べ物や飲みものを少しずつ味見してまわりながら、ヴァネッサさんの姿には、スーちゃんとペアマッチ出てたヒトですわー同じニトーリューって聴きましたのよーと興味津々。
さすがにお酒は未成年なので飲まなかったようですが、中でも特に気に入ったらしいのは桜餅・桜の緑茶・桜のマカロンと、桜味のものばかりだった様子。

春の大変良い思いでになりそうです)
ミルル [620]
「もしかして勝てちゃった? わーい♪」
「次も勝っちゃうもんね〜
 今度は2枚でおしまいにしておこうっと

>スージーさん
「うんっ、おとーさんもいっしょだし、迷わなかったよ〜
 それにすごくにぎやかで、遠くからでもすぐわかったよ」

>砂塵さん
「あっ、ちゃぶちゃんだ!
 うんっ、いっしょにトランプやろ〜」
「ちゃぶちゃん強いんだぁ、でもわたしも負けないもんね!」

「うん、わたしが作ったんだよ〜 えへへ、すごい?」
「いっぱいあるから、好きなだけ食べていいよ〜」
「ちゃぶちゃんが持ってきたのは…『てんぷら』?
 わたし食べた事ないや…いろいろあるけど、どれが1番おいしい?」
フィー [787]
……綺麗ねえ。
さくら、っていうんだったかしら。
本でしか知らなかった花を実際に見られるって、とっても素敵。
今度はやっぱり、海にも行ってみようかしら……
さて、せっかくパーティーにも誘ってくださったことだし、あちらにも顔を出してこようかしら。
紅茶と、甘いものでもいただきましょう。
……うん、良いお茶ね。
落ち着くわ……
リーン [813]
>スージー
「ハハン、任せなって。
んじゃちょっと手伝って貰うわよ。カード一枚引いてくれりゃいーからさ」
「さぁさ皆様お立会い!
世紀の大魔術師リーン様の、伝説的マジックが火を噴くわよ!」
「取り出したるは、何の変哲も無いトランプ。
種も仕掛けも御座います。――見破る事は敵いませんがね?」

 芝居がかった動作で大見得を切りながら、一枚のカードを引く。そこにはスペードのQが描かれていた。
「クイーンとは気紛れな人種。いつだって神出鬼没だ。
だから――消えます」
 リーンがカードをくるりと回転させると――そこに描かれていた絵柄が、ジョーカーへと変貌していた。
「ではクイーンはどこへ消えてしまったのでしょう?
これでは、ババヌキもままならない」
 肩を竦めて息を吐くリーン。ゆっくりとした動作でジョーカーをテーブルに置き、カードの束に手をかけると、裏向きにしたままシャッフルする。
「えー。楽しい企画を立案して下さったスザンナ女史に、代表してカードを引いて頂きます。
勿論打ち合わせ等はしておりません」
 ブルーシートに腰掛けていたスージーを呼び寄せ、裏向きのまま扇のようにカードを広げ、一枚の選んで引かせる。

 静寂。観衆の視線が集まる中、ゆっくりと、裏向きのカードが表にされる――。

「――はい! 気紛れなクイーンも、本企画には感謝を示すそうです!」
 手の中では、スペードのQが微笑んでいた。
「……いやー。〈精霊術〉でのイカサマが出来ないと緊張するわね。
ここじゃ、皆精霊協会の人間みたいだし」
                          ・・・・・・
 クイーンの上に重ねたジョーカーをさっと仕舞い込み、全てクイーンのカード束を、いそいそと鞄へ隠した。

「さて、私も何か食べよ。
マカロンっしょー。紅茶にタルトにー、チェリーパイにー……お。チョコクロだ美味そうね」
 甘い物をもぐもぐと頬張りながら、桜を仰いだ。

「この喧騒なら――死体くらいは埋まってても気にならないわ」
フィル [1087]
フィルが桜に見入っていると、主催者からお皿とグラスが手渡された。
フィルは丁寧にお礼を述べると、飲食物が並ぶテーブルの前に立つ。
「折角なので何か頂くとしよう。
 ・・・予め知っていれば、僕も何か持ってきたのだが。」
などと考え込んでいると、見慣れた料理に目が留まる。
「・・・む、これは寿司か?
 まさか寿司まで目にすることができるとは・・・。」
フィルは並べられた巻き寿司の一つを手に取ると、そのまま口に運ぶ。
「・・・うむ、これはなかなか・・・。」
きっとこれを作った者は、東方の縁者なのだろう。
懐かしい味が口の中に広がった。

フィルは近くに置いてあった緑茶をグラスに注ぐと、再び桜に視線を戻す。
そして、お茶を飲みながらぼそりと呟く。
「たまには、
 このようにのんびりするのも悪くないな・・・。」
ひらひらと桜の花びらが舞うお花見会場で、フィルは束の間の休息を味わったのであった。

参加者一覧(27)

E-Noキャラクター名Twi
tter
Link
615
スザンナ・ノリス
10
先生
11
サーシャ・フォルクス
52
キルシェ=イェーリング
75
コルネリア・ナシル・シーリオ
120
ベルティルナ=ディプスムーン
125
ガルニス・ヴォルバスター
128
火ノ宮伊織
143
192
カラブ・ケルベル
220
ビス・デアス・ノナウムス
247
サラサ・シーグル
304
御手洗 糺
329
ヴェレド・エアハート
379
雨宮愛音
392
遊魔 砂塵
403
ヴォーパルバニー
430
珠前 灯火
484
エドガー・ブラウン
605
サフィアン・C・ゼルトシャッツ
620
ミルルーファ・ミルレ
763
カシ・サルミネン
787
フィオレンツァ・バッチ
813
ヴィルヘルミナ・リーン・メダルドゥス
1009
バジル・ウィンスレイド
1087
フィル・ラグロイド
1093
ヴァネッサ・ラングリッジ
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